稲盛和夫のレビュー一覧
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ネタバレ夏に自分の価値観を創造しようと名著を探し、読んだのがこの本でした。特に心に刺さったことは二つ。一つは、今の時代古き宗教は時代遅れだ胡散臭いと非難されがちだが、それを排除すると共に宗教で描かれている社会での常識や心のあり方などの大事な部分も排除してしまっている。というところである。確かに、今の日本人は常識や根性がある人が自分を含め、少ないと思う。ある意味いい時代になったと捉えられるかもしれないが、その影響により、一人一人自分の行動に責任を感じるところも薄くなってきてしまっていると確かに感じた。
最初この文を読んだ時、「これ、宗教勧誘の本?」と思い、その後も仏教の話が続いたため、少し呆れていたが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高度経済成長期の日本の労働観を描いた一冊であり、当時の働き方が垣間見える点は非常に興味深かった。稲盛氏の仕事に対する情熱や誠実な姿勢には学ぶべき点も多く、当時の「モノづくり」への誇りや達成感に裏打ちされた力強さを感じた。
一方で、そうした働き方を現代社会にそのまま適用するのは非常に危険だとも感じる。物が不足し、新しいものを生み出す余地に満ちた時代だからこそ可能だった“熱量”であり、現在の成熟社会においてはむしろ働く人を疲弊させかねない価値観だと思う。稲盛氏は、「お客様のために、何が何でもやり抜く」という職人気質や奉仕精神にあって素晴らしいと思いますが、資本主義の現場で発揮されると、たとえば「 -
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経営哲学の権化。
人生を左右するのは情熱で、自分を信じて努力し続けること。
そんなことはわかってるよ。その情熱の見つけ方を教えてくれよ、と思ってしまった。
ただ、見つけた人間側の、
信じてないもののために努力はできない、とか、ある程度努力してても、粘り強さと忍耐力を持ち合わせない人はある程度から先には進めない、という部分はめちゃくちゃ刺さった。自分が一番壁を感じている部分はここな気がする。
人生の結果や、成功の方程式は、とってもシンプルで、
考え方と熱意と能力
強さと勇気と意志力。
と、割とメンタルのことしか言ってないんよね。
これは生まれ持った才能とかじゃなくて、
心を鍛えて、信じて