伊藤真のレビュー一覧
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第1章 そもそも日本国憲法って何?
第2章 なぜ今、憲法改正が話題に?
第3章 国際紛争の解決に武力行使は避けられない?
第4章 自衛隊は憲法に違反する?しない?
第5章 他国の人たちと仲良くするにはどうすればいいの?
第6章 国の方針作りに意見を言うにはどうすればいいの?
上記を見るだけで分かりやすい言葉遣いで解説されているのが分かるだろう。
今まで憲法9条を変えたいという意見の意味が分からなかったのだが、PKO(平和維持活動)だけでなくPKF(国連平和維持軍)にも参加して国連での発言力を大きくしたい、アメリカの世界的な軍事戦略の一部を担いアメリカとの同盟関係を良好に維持したいからということだそう。
数ある理由のなかの2つであろうが、そういう考え方もあるのかと納得はしないまでも理解はできた。
第6章では、国民投票の問題点が挙げられている。
①投票までの期間が国会の発議から「60日以後180日以内」と短すぎること
②資金力の差で世論が左右される可能性
③最低投票率の定めがない
①について、期間が短いということは、短期間で判断しなければならず、十分に検討するのに最低でも1年以上期間を設けるべき。
②資金力があればテレビCMや新聞広告のように影響力を持つ手段を取ることができ、その分有利になるため、不公平が生じるかもしれない。
③最低投票率の定めがないため、ごく少数の賛成票でも改正が成立してしまう。そうなったときに、民意を反映しているといえるのだろうか。
私たちに直接関係のある話ということを大いに感じさせてくれ、問題提起を踏まえて考えることもできた。 -
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ネタバレ1. 総論
思考を強化するための方法が豊富に紹介されており、参考になった。弁護士業務で言えばリサーチと考えることは違う。仕事に付加価値を生み出すのは考える力である。
2. 抽象論
・対立する2つのもの(考え、立場)を比べる。比べるとは共通点と相違点を見つけ出すこと。
・違う考えに触れて、心をざわつかせることが、考えるきっかけになる
・好きなものに関連するものの、関係性に注目し、横展開する
・目の前に小さなことに興味をもち、縦展開する
・あえて極振りしてみることで、本質を見つける。そのためにはキャッチコピーをつける
・具体的な経験(失敗等)を抽象化(法則やルール)する、或いは抽象的なもの(ルール)を具体化する。ここでも色々な共通点を集めていって、「統合」する
・なぜ?を三回繰り返す。とりあえず「なぜなら」と言ってみる。「わかっていないことをわかる」という知的正直さと、「わからないことを知りたい」という知的貪欲さは、いずれも考える訓練の上で大きな推進力となる
3. 日常生活の中で鍛える
・日常の些細な選択に「なぜ」と理由をつける
・未知のこと、ささいなことにも好奇心を持つ。なんでも楽しむ姿勢を持つ
・説明時等、理由を三つ考える習慣をつける
・本を読み比べ、共通点・相違点・なぜ、を考える
・会話時の相手の反応の変化に着目する
4. 考え方
・論理的に考えるとは、目的を持って、一定の結論を根拠とともに導くこと
・相手と共有できる物差し(根拠づけ)を見つけ、それを用いて話す
・日常生活でも、結論、根拠は何かを常に考える
5. 伝え方
・IRACで伝える。Issue(課題)、Rule(規則)、Application(あてはめること)、Conclusion(結論)
・二元論で伝える。プロコン、やる意味とやらない意味等
・文章、図や絵で可視化する。特にso whatで書いてみる。
6. 考えの精度を高める、想像力を働かせる
・集中して考えるために、優先順位を付け、他の問題は切り捨てる(寝かせる)。あえてやらないことをリストアップする。同時に色々考えずに、途中まで考えたら一旦紙に記録するか結論を出す。時間制限を設ける
・普段から素材集めをする。疑問に思ったことはこまめに調べる
・「ひとり対話」で思考を深める
・考えてばかりでなく、外れてもいいから一先ず決断を出す
・立ち位置を変えて考える(相手・第三者・知り合い)、鳥の目や魚の目で考える、物理的に視点を変える
・時間軸や空間軸を動かして考える -
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自分には勉強などを継続して行えてきた経験があまりない。
著者は、自身が「続けること」で新しい道や未来を切り開くことができたという。
その内実は、つまるところ「自分にとって大切なこと」をみきわめる力である。
それが分かっていればどんなに退屈なことであったり、基本的なことであったとしても素直に聞き入れたり学ぼうとする姿勢が生まれる。続けていこう、と思えるのである。
言いかえれば「自分がなにを成し遂げたいのか」を理解できていれば、何をやるべきで何をやらざるべきかは自ずと見えてくるものなのかもしれない。
もちろん「続ける」ためのアドバイスなども本書には記してくれている。列挙すると
・それを生活の原則とする。
・ゴールから考える。高みへ昇った自分を想像する。
・努力は常に自己ベストを越えるための営み。他人と比較しても意味がない。
・スランプはあなたが目標に向かって頑張っている証拠。目標の自分になれていないからへこんでしまう。大事なのは、できるだけ早くスランプから抜け出すこと。
・複数のことを同時に進行する場合には皿回しの要領で。
そして、この言葉は私に勇気をくれた。
能力が違う。おかれている環境が違う。だれもが平等なスタートラインに立てるわけではない。しかし、「続ける力」があれば、人間はその壁を乗り越えることができる。
自分にとって大切なことに向かって努力し続けることが、「力」を生む。 -
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[記憶したい事柄]
「全体像」を把握することから始めなさい。
復習のゴールデンタイムは「一時間以内」と
「寝る前の五分」
「ヒンドゥー・メッソド」
前やったことをつねに繰り返し復習しながら、
新しいことを覚えていくやり方。
五感の中で「触覚」「味覚」「嗅覚」はいずれも
ダイレクトに脳に刺激が届く”直接的な感覚”だが、
「視覚」と「聴覚」は光と音を一度変換してから
印象として脳に伝えられる”間接的な感覚”
自分で自分に講義する「セルフレクチャー」の
絶大な効果
古代ギリシャに伝わる「記憶の宮殿」という記憶法。
過去に起きたことは変えられないが、過去の意味は
変えられる。
私たちが生きている間に起きることは、何が幸せで
何が不幸かなどと、その段階で分かるものではない。 -
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ネタバレ勉強をして結果を出したり、試験に合格することは勉強の目的であったりするけど、それは仮の目標でしかない。
人生としての目標をしっかりもって、試験の合格という目標を定めているのであれば、合格したあと何がしたいのか?までを視野に入れた人生の目標をもつことが大事。
一年で目的を達成できる人もいれば、十年かかる人もいる。十年かかった人が劣っているかということは全くない。
十年かかった人じゃないと見られない景色もある。
新幹線から見える景色と、鈍行列車から見える景色が違うようなこと。
目的地に早くたどり着きたいという人が多数を占めるが、鈍行でないと見えない景色(得られない知識)もある。 -
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ネタバレ読んでわかったこと。
私はずっと記憶力がないと思ってたけど、違うんだ。
人は忘れる生き物。記憶を定着させるコツをやってこなかっただけなんだ!
記憶力に大事なことが効率的にまとめられています。
本の引用もいくつかあるので (「記憶力を強くする」「ひらめき脳」「ソクラテスの弁明」)、そちらも読んでみたいと思いました。
前半は、記憶力の技術論。
〇アウトプットを意識した確実な記憶だけを定着
〇一時間で解く問題を、四十分で解いてみる。
~負荷をかけることによって、できるところとできないところの差が明らかになってくる。
〇記憶力がよい人~いつまでも若々しい感性を持ち、喜怒哀楽のはっきりしている人。
~知識記憶を経験記憶になるような、いろいろなきっかけをつくっていく
(触ってみる、セルフレクチャーをする、「喜怒哀楽」の感情と結びつけて覚える)
〇全体像を把握 ex.目次をコピー
〇復習のゴールデンタイムは「一時間以内」と「寝る前の五分」
~記憶する技術において、もっとも大事なことは「復習」
〇「強く印象を残す」
~何色でマーカーしたのか、どんな大きさのどんな紙に書いたのか
~絶対に覚えておきたいというときには、わざと丁寧な字でゆっくり書く
☆B6カードを使う「論点ブロック法」
〇視覚と聴覚をダブルで使う
~テキストと条文は音読
〇一日をふり返る訓練
☆整理が苦手な人は記憶力も弱い。
~面倒くさがらずに片付ける。本や書類の整理も効果的。
他、覚えたいことを自分の家に登場させて記憶する「記憶の宮殿」
人の名前を覚えるには、その人たちの順番と特徴を頭の中で映像に変換☆ミーティングが終わってから、出来事をすべて映像で思い出す。
自分で実践したいと思ったのは
☆本や資料の整理
☆授業やミーティングの後すぐ復習や思い出す
☆視覚的なB6カード
☆寝る前の振り返り勉強
☆寝る前の日記
後半の、記憶そのものに対する言及、記憶をプラスに変える、記憶をあえてデリートすることの大切さ、など、なるほどと思えることが色々ありました。後半に関しては引用の方に書き出し。 -
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大学在学中に司法試験に合格し、受験指導を始めたところ、たちまち人気講師となり、現在ではカリスマ塾長として知られる伊藤真さんの著書。
伝えるとは、伝えたあとのことを意識する。単にわかりやすいとか、楽しい伝え方より「相手に残る」ことが重要。
たしかに自分がうまく伝えた気になっているだけだったり、そのときは伝わっても相手に残っていなかったり、自分の日常でもよくある。
あえてわかりにくく伝えて考えさせたり、誇張して伝えることも一つの技術。
また、どんなに親しい仲でも、相手は自分と違う人間なんだと常に意識していないと、小さな誤解が、やがて大きな誤解になり、考え方の不一致になってしまう。
しっかり相手の感情に訴えられる伝え方を工夫して、いろいろ試していこうと思った。