【感想・ネタバレ】現代語訳 日本国憲法のレビュー

あらすじ

憲法とは何か。なぜ改正が議論になるのか。憲法を問うことは、「日本という国のあり方」を問うことにつながっている。天皇、戦争、人権、政治、司法、財政といった国の根幹を自分で考えるためには、憲法をしっかりと読むしかない。本書は、日本国憲法と大日本帝国憲法という「二つの憲法」の現代語訳・決定版である。明治から敗戦を経て現行憲法へ至る歩みから、この国の過去、現在、そして未来がみえてくる。

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Posted by ブクログ

憲法が危機に陥っている今だからこそ、憲法をしっかり理解することが大事だと思います。本書は日本国憲法と大日本帝国憲法をわかりやすく口語訳されたものです。比べてみると、以外と多くの部分で似ていますが、平和と人権の部分については大きな違いがあります。また憲法を考えるに際して重要な点は立憲主義を外してはいけないということです。著者曰く、立憲主義は、人間が間違いを犯す生き物であるという真理に対する謙虚さの現れ、いわば人類の英知の結晶だと言える、ということです。今、出ている解釈改憲は、違憲事実を積み重ねることであり、そのことにより、法や権力の存在自体が、自己矛盾に陥る可能性が高いことを認識すべきでしょう。

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2014年05月18日

Posted by ブクログ

日本国憲法と大日本帝国憲法の逐条解説本です。

極端に偏った解釈はされていないように思いましたし、大胆すぎるほどに意訳されてしまっているということもないので、そういう微妙なバランスがとれた一冊だと思います。

解説はシンプルで、判例などの引用もありませんし、学説の分かれるところを詳細に解釈する内容もありません。したがって学習用というよりは、憲法の理念を理解して憲法改正論争に対して意見を形成していくきっかけとなるように意図されたものではないかと感じました。

私は、ふざけた「口語訳」本よりはこちらがお勧めです。

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2014年02月10日

Posted by ブクログ

翻訳と解説がメインとなっていて、読みやすかった。日本国憲法に一度は目を通しておきたかったので、良い機会となりました。あとがきの立憲主義に関する話なども良かったです。

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2014年02月09日

Posted by ブクログ

右ページに条文の「現代語訳」、左ページにその条文の「解説」というスタイルなんだけど、「現代語訳」よりも条文そのものを載せてほしかった。

「現代語訳」によって、大して分りやすくなるわけでもなく、ただ冗長でリズム感とか力強さが失われているだけのように感じられた。

「国会は国権の最高機関であって」(第41条)を「国会は国の権力の中で最も民意に近い重要な組織であり」というのは「訳」じゃなくて「解説」じゃないかな?

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2015年04月29日

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