星野仁彦のレビュー一覧

  • 発達障害に気づかない大人たち〈職場編〉

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    「発達障害に気づかない大人たち」の職場編、ということで、発達障害を抱えながら働く人達の為の手引書的なまとめ本。
    当然ながら、前著「発達障害に気づかない大人たち」とダブる内容も多い。言うなれば前作が入門編、今作が実践編、といったところだろうか。
    発達障害者当人がどう振る舞えばいいかのコツが書いてあるのは勿論のこと、逆に発達障害者の“困ったチャン”“困ったサン”が上司・同僚・あるいは部下として自分と同じ職場にいた場合、彼等に対しどう接するべきかというところにも触れている。
    まあ理解するのもしてもらうのも、そんなに簡単なことではないけれど…、頭の片隅に入ってるだけでもずいぶん違うと思う。

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    2011年07月07日
  • 発達障害に気づかない大人たち〈職場編〉

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    大人の発達障害って根深いなあ、と思う。前著も読んだので、こちらも読んでみた。職場での対応に焦点を当てた構成で、参考になる気付きが結構あった。

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    2011年08月08日
  • 発達障害に気づかない大人たち

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    再読です。
    p.134
    「ADHDの人は、しばしば無遠慮にずけずけと物を言ったりすることがあるので、一見すると神経が図太いように見えますが、実際はとびきりの心配性で、心の中にさまざまな不安や葛藤を抱えているため、不安障害を合併することが少なくありません。」

    はい。知識としては知っていても、目の前にいると対応が面倒臭くなりますよね。肝に銘じます。

    今『銀河鉄道の父』を読んでいます。まだ読み始めたばかりですが、賢治の言動は気になりますね。本書を読むことで賢治作品の理解が深まるかは判りませんが、、、

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    2024年08月31日
  • 発達障害を見過ごされる子ども、認めない親

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    著者自身がADHDの方なので、他の著者よりも患者との距離が近いとの感想を見て読んでみました。
    距離云々はよくわかりませんでしたが、ADHD、アスペルガー、学習障害(LD)、知的障害(精神発達遅滞)、発達性協調運動障害などタイプ別に特徴や症例などが事細かに多数記載されてますので、発達障害かも?という判断が早くなります。

    「早期発見、早期治療開始が最も有効」というのが主な主張。確かにその通りだ。授業中歩き回る子をやみくもに叱りつけてもあまり意味はない。早期に治療を開始すれば改善の可能性が高くなる。
    ただし、すでに大人になってしまった人には少し辛い内容かも知れない。

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    2024年05月09日
  • 奥さまは発達障害

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    精神的な病気の実態が、分かりやすかったのですが、出てくる皆さんが過激な感じなのは、
    そういうものなんだろうか…

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    2023年10月20日
  • 発達障害を見過ごされる子ども、認めない親

    ネタバレ 購入済み

    オメガ6脂肪酸

    オメガ6脂肪酸を含む目玉焼き、ハムエッグ他が発達障害に悪いと書いてありましたが、スクランブルエッグは大丈夫かな等と心配になりました。詳しい事が記載されていないので少しだけその点分かりづらかったです。親が発達障害に気付いてあげるべきとの主張は大変納得できました。

    #深い

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    2023年02月22日
  • 発達障害に気づかない母親たち

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    ネタバレ

    自分の親は発達障害だったんだと思った。
    私を発達障害扱い自閉症扱いし親戚に吹聴していたが、自分やんと今更ツッコミいれたくなった。
    小さい頃からアニメや漫画で見る母親や親像とのあまりのちがいに戸惑いがあった。
    (お母さんが毎日ご飯作るらしい、優しく抱きしめたりしてくれるらしい、等本当にそんなことあるの??所詮アニメの世界の中の話でしょ?みたいな感じ。今みると、みさえとかすごい普通のお母さんなんだな、うちが変だったんだとわかる)

    自分はAC気味でグレーゾーンな特性も併せ持ってるなと思うけど発達障害ではないと思う。
    だからこそ、母親が発達障害で子供がそうじゃないと、ものすごい溝ができる。
    大人にな

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    2022年11月08日
  • 発達障害に気づかない大人たち

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     発達障害のとらえ方から、AS/ADHDを中心に具体的症状、合併症、原因とメカニズム、治療・対応方法、発達障害の肯定、の流れで書かれています。
     自閉症、学習障害については別読が必要。 


     新発見:発達障害の薬物療法以外の治し方(5章)、過去障害が見逃されてきた理由、症状の男女差、ADHDの合併症(うつ病・躁うつ病・依存症・異常性愛など>P132)、恋愛・結婚などでの注意点(6章最後)

     5・6章はとても参考になった。再読の必要あり。

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    2022年10月28日
  • まさか発達障害だったなんて 「困った人」と呼ばれつづけて

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    著名人の発達障害として生きる人生を読む事が出来た。自分を認めて家族と和解することで人生が切り開けるのだと痛感した。
    私は離職の多さで発達障害を疑っていたが著者の症状と照らし合わせてみてもさかもとさんのような特別な集中力や行動力、記憶力などの特徴は特にみられなかった。やはり神経症なのかなあ。

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    2022年03月09日
  • 会社の中の発達障害 いつも嫌なことを言う上司、いつも迷惑をかける部下

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    アスペルガー、ADHDなど症状や特徴がわかる。消極型アスペルガーは、自分に近い。著書の精神科医もアスペルガーのようだ。性格なのか、病気なのか境目がわからない。きっと昔は社会が矯正していたが、今は矯正せず個性として扱うため、世にアスペルガーやADHD等が目立つようになったように思う。

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    2022年01月23日
  • 発達障害に気づかない大人たち

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    この本を読んで”障害”とは、”病気”とは何かについて考えさせられた。列挙されている発達障害の特徴は多かれ少なかれ誰にも当てはまるものだが、子供の12%が発達障害だとすると1.5σ。これを身長で例えてみる。身長もあまりにも高すぎたり低すぎたりすれば生きづらいことに変わりはない。日本人の成人男性の平均身長が172cmで標準偏差が6cmなので、身長が172-6×1.5=163cm未満の人はもれなく“身長障害”と言われることになる。こんな事ってありうる? ASもADHDも一昔前なら「個性的な人」で済んでたのに。
    こうやって病名を付けることで救われる人もいるだろうが、なんでもかんでも病気にしてしまうのは

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    2022年01月19日
  • 発達障害に気づかない大人たち

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    発達障害者を理解し自分自身を診断する意味でも読み始めた。結論的には、私は、ただの「怠けもの」であった。それはさておき、多くの人が発達障害に苦しんでいる。発達障害者とともに生きていくにはどうしたらよいのか。現代の課題の一つであることを認識した。

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    2021年10月17日
  • 会社の中の発達障害 いつも嫌なことを言う上司、いつも迷惑をかける部下

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    3つの構成からなっており、序章は発達障害の説明、中盤は発達障害のある人たちの職場での行動や考え方を多く紹介し、後半は発達障害であった著者自身の半生について書かれている。中盤の事例紹介は対応法が書いてあるのだが教科書的(優等生的?)で実践的できないと私は思った。そういうことができていたら、この本は読んでいないですよね…
    後半の著者の反省は、医者であることと相性がよく面倒見のよい妻と出会えたことで成功できた、ということであった。うまく人生送れるかどうかは周りの環境と職業的次第なのかもしれない。

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    2021年07月14日
  • 発達障害に気づかない大人たち

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    非常に面白い。自分の過去の症状と一致するものが多く、納得がいく。ただし、著者は「がんは食事で治る」「末期がんを克服するゲルソン療法」とか意味不明なことをヌかすゲテモノなので信用しすぎない方がいいかも。

    ADHDの治し方でパートナーの補助が大切みたいにあったけど、なんでADHDで結婚している前提なんですかね……!
    救急救命医にはADHDが多いのは草。注意欠陥が出たらやばいけど、純粋に多動なだけなのかな?

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    2021年02月09日
  • 発達障害を見過ごされる子ども、認めない親

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    発達障がいについて細やかな知識が得られました。ただ、発達障がい者がそうでない人と比べてできないことや二次障害など、ネガティブな部分が多く書かれていると感じました。また、早期治療の重要性や遺伝の多さなど 取り返しのつかないこと、どうしようもないこともしっかりと書かれていたので、ちょうど気分が落ちてる時に読んで無気力自暴自棄モードになってしまった笑 それがひとつの現実だから向き合わなきゃいけないものの、、年齢を重ねた発達障がい者にとっては、「これからできること」にふれている本の方が読みやすいかもしれない。

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    2020年11月19日
  • 大人の“かくれ発達障害”が増えている

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    ネタバレ

    著者(精神科医)自身が発達障害等当事者で監修は星野先生。
    「発達障害は万病のもと」は言い過ぎでは、と思ったけど、現場で精神疾患と発達障害のリンクが多いんだろう。
    発達障害を「治す」という言葉にも何だか違和感が…。発達していく、でいいのではと思った。
    オメガ3脂肪酸は知らなかった。自分の情緒安定のためにも積極的に摂取しよう。

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    2020年05月16日
  • 奥さまは発達障害

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    ガッツリ発達障害とツライ幼少期の合わせ技だと、さすがに生きるのがしんどかったと思うし、それが伝わる内容でした。
    この本は苦しんでる当人にはもちろん読んでもらいたいですが、その周りの方たちに読んでもらって、周りの人がツラいように本人もツラくて、みんなが本当に苦労するということを共通認識として欲しいです。

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    2019年08月12日
  • 発達障害に気づかない大人たち

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    精神科医による発達障害(ADHD)の解説、症状、原因、治療などの紹介
    ニート、引きこもりなど社会適応不全の背景には、発達障害の患者が多いのではないか(著者自身によるニートの診断の結果では、8割近くが発達障害だったらしい)

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    2019年05月21日
  • なんだかうまくいかないのは「女性の発達障害」かもしれません

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    ネタバレ

    注意欠陥・多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群(AS)を含む自閉症スペクトラム、学習障害(LD)、知的障害、発達性協調運動障害という、幅広い症状を表す概念。
    多動・衝動性優勢型がジャイアン型で不注意優勢型がのび太型。発見されにくいのび太型を含めるとおとなの10人に一人はADHD。

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    2019年03月24日
  • 発達障害に気づかない大人たち

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    統計数値の扱いとか、本当に定量的な評価がされているのか、がちょっと微妙に思う箇所もあった。新書だしそんなもんなんだろうか。。。

    まずは「認知」と「受容」から始まる、という部分にはアグリー。

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    2019年01月20日