浅野いにおのレビュー一覧
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【あらすじ】
この限りなく不透明なイマをを生きる、僕らの青春狂想曲――
社会人2年目、種田と芽衣子の
楽しくもせつない、小さな恋の物語――
性別・世代を越えて確かな共感と感動を呼ぶ、超話題作!!
【感想】
リアルな世界を描いた話だなと思った。もう大人だけど、まだ心には青春時代に置き忘れてきた青臭い子どものようなでっかい夢があって、それを追いかけ続けている二人とその周りの人たちの生々しい生き様を描いている感じだった。ひとつひとつの言葉が心に響くというか、心に突き刺さるようだった。胸が苦しくなった。どこか、自分と重なるところがあるような気がしたのかもしれない。具体的にどうとかは言えないけ -
ネタバレ 購入済み
10年前の自分と10年後の今
最初からちゃんと読んで、最後の1話。
種田の顔は浮かばなかったけど、登場人物の中にある感情は見えた。
ちゃんと10年後の自分にも繋がった。 -
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ネタバレこれは誰かに向けてる記録じゃないから、とてもプライベートなことを書くけれど、ソラニンを読んで、聴いて、思い出す人がいます。
元々、映画リーフレットの雰囲気に惹かれたのが、ソラニンとの出会いでした。
当時大学1年生だった私は、切なさに胸をうたれ、成男に恋をしたものです。
あぁ大人の恋愛ってほんのりビターなのね…と何だかどこか遠い世界を夢見るような感じで、綺麗な私はうっとりしていました。
ソラニンは曲もすごく好きで、そこからアジカンを聴くようになりました。
いま音楽業界で働いているのは、ソラニンという作品がきっかけの一つだったかもしれません。
それからの9年間、バンドマンと付き合うことも、彼 -
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おやすみプンプンから読んで思うのは、浅野いにおは読者に対してどう読まれているのかとても敏感で常に気にしている作者なのだと思う。言うなれば自意識過剰なのだが、自棄が浅野いにお作品の根底にあるものだと思う。読み終わった後にレビュー欄を見たら不思議と酷評してる方も多く意外だった。私にとって浅野いにおはサブカルチャーの異端児のような方なので酷評する方も多いのは肌に感じていたが、それでも現実に『おもしろくない』という意見を見ると、現実というものを、流れを、浅野いにおは実感として感じているのだなと思う。それと同時におやすみプンプンでも感じたある程度売れている作家が、自叙伝のようなものを書くのは、やはり、ず
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ソラニンを最初に読んだのは もう10年も前なのかぁ。芽衣子たちと同じような世代だから、ソラニンと一緒に歳をとったようなもので。当時はほんと出てくる台詞がバカみたいに胸に刺さってたけど、今読み返すと恥ずかしいというかもう「ザ・若気の至り」でツライ。これを読むと、どうしても遠い昔に付き合っていた恋人を思い出してしまって何だかやるせない気持ちになるから、そんな意味でも私的にソラニン。種田がいなくなった後のみんなの描写に、思わず涙が出そうになって焦る焦る。
各タイトルの間に挟まってる、いにお先生が最近描いたんであろうイラストが、今のシャープな絵柄になってて、そんなところにも時間の流れを感じてノスタル -
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ネタバレだいすき。芽衣子が幸せそうでよかった。芽衣子には幸せになってほしいって、きっと読者のみんな思ってたと思うから、ほんとによかった。モラトリアムから、ちゃんと脱却してた。よかった、よかった。でもそれと同時に、種田のことが出てこないのが、なんか、これがいいんだけど、でもちょっと、寂しかった。
最後はきっと、ソラニン弾いてくれたんだね。うれしい。
なんか、うれしくて、かなしくて、でもほんとに大事なマンガだから、もう何回も読んだし観たけど、最初っからちゃんと読んで、29話は何回も読んで、ゆっくりゆっくり読んで、、、じんわり泣いた。ソラニンは、わたしの青春でした。 -
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漫画家が主人公っていうから、「世界の終わりと夜明け前」に出てくる「東京」みたいな感じなのかなぁ。あれ結構暗かったよなぁ。どうしよっかな、読んだら暗くなるかな。と思って買うの躊躇ってたけど結局買った。
そしたら短編ではなくたっぷり一冊ということもありとても楽しめた!濃厚。連載終わって、新しい連載始まるまでがどれほど大変な時期だかわかる。
「漫画家は漫画書いてないとただのニートだ」って言ってた漫画家は誰だったっけ。売れてるからお金はあるのに襲ってくる焦燥感。大変だ。
ちふゆちゃんが可愛くて可愛くて。
ちふゆちゃんは結局最後まで口の中が見えませんでした。セックスしてるときでさえ、見えたのは歯のみ -
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ずっと探していたのに、見つからなかった、このこ。まさかと思って、ちょっと奥の、いわゆるアダルティな漫画を置いているコーナーに行った、ら、案の定そこには積み上げられた数冊のうみべの女の子がいて。となりにBL漫画がこれみよがしに置かれていたので、一冊手にとってみたりして。おおおおおこれがBL漫画かああああああ、とひとりぼっちではしゃいでしまったりした。その後、JRの中でこのこを読んだ。隣には、女子高生とアラサーくらいの女の人。いにおスゲーと思いながら、何食わぬ顔で黙々とセックスシーンをパラパラめくっている自分もある意味スゲー!なんて思った。話の内容をペラペラ喋るのはあまり好きじゃないので割愛するけ
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よい。
以下ネタバレ含む予想。
宇宙人は二種類いる。大葉のように人間の皮を被るタイプと、へんな宇宙服を来てるタイプ。前者は殺されてるシーンが無い。巧妙に逃げているらしい。単独で行動する。後者は社会的で子供までいる。ばんばん殺されている。大葉は「人間が強すぎるのだ。我々は侵略ではなく、帰ってきただけだ。」と言う。第5巻はネタバレが多い。子供も多くいることから、本当にみんなで帰ってきたのだろう。どこかにちょっと出掛けてる間に地球では人類が繁栄していた。前者タイプはどんな立場なんだろう?
あの変な文字。てっきり前者タイプだけが使うのだと思ってた。小比巻らも使っている。声として発する以外にも機会