橋本淳司のレビュー一覧

  • 水がなくなる日

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    地球に存在する水が風呂桶一杯(200L)なら、
    使える真水はスプーン1杯(20mL)と言われて
    います。

    日本にいると気がつかないですが、真水は非常
    に貴重なのです。

    20世紀は石油を求めた戦争だったが、21世紀は
    水を求めた戦争が起こるとも言われています。

    そんな大事な水に関心を払うべく書かれた本
    です。

    特に人間は「日常的に周りにたくさんあるもの」
    には気づかない。
    モンゴルには花が咲き誇る時期があって、それは
    それは美しい風景が広がるのですが、常に草原に
    暮らすモンゴル人にとって花は日常的でもあるし
    馬の餌にもならないので、全くスルーされる
    存在であるとか。

    日本人にとっても水

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    2019年12月27日
  • 日本の地下水が危ない

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    外国資本による、日本の地下水の買い占めの話で始まったので、てっきりそういう内容の本だと思っていました。
    が、読み進めると、「そもそも地下水とは何ぞや」といったとても基本的なことから、今後の地下水の保全のための提案まで、地下水全般を扱ったとてもいい本でした。

    正直言って、これまで地下水についてちゃんと考えたことがなかったので、地下水について知る、とてもいいきっかけになりました。

    日本の国土の特徴や風土にも触れられていて、内容の濃い本だと思います。

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    2013年12月19日
  • 日本の地下水が危ない

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    ネタバレ

    チェック項目17箇所。驚くべきことに、日本には地下水に関する法律がない、数年前から法案が準備されてはいるが、各省庁からの異論、企業の反発などで遅れている。「水どころ」として知られる熊本市周辺地域の地下水位(2010年)は、20年前と比べて約5メートル下がった、使用料が75%に減ったにもかかわらず、である、熊本県の担当者は、「毎日使っている水がゆっくりと減りはじめ、何の手も打たなければ、将来的には枯渇してしまうことがわかった」と、深刻な表情を浮かべる。本書では、水源地をめぐるさまざまな動きをレポートしていく、海外では水源地の争奪戦が起きているが、その背景には水不足がある。森林を取得した場合、保安

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    2013年06月25日
  • 世界が水を奪い合う日・日本が水を奪われる日

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    水に対する意識が変わりました。自分がどれだけ水に対して鈍感だったのか。
    世界の紛争の根本部分に関わっているこたとなのに、そこの部分をあまり意識できてなかった、そういったことに気付かせてくれる良い本だと思いました。

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    2011年05月22日
  • 水の戦争

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    人口増加に伴い、水不足は以前から懸念されていたが、近年データセンターの冷却、半導体の製造、また電気を通すのに適した銅の精製でも、膨大な水が必要とされる。本書は水に関する歴史や世界各国が今後水をめぐってどんな衝突が想定されるのかなど、水をどのように利用していくのかは、それぞれの考えに左右されることがわかる。

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    2025年10月04日
  • 日本の地下水が危ない

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    日本の土地が他国に買われて、その地下水の権利までが奪われようとしている!やばいぞ!というだけの本ではない。

    先細る林業、価値のない土地をどう維持すれば良いかというなか、海外資本によって地域経済が蘇るなら是とする考え方もある。

    この国の水を守れ!という割に、日本の企業が掘削した水が海外に輸出されることについては是とする、なぜ?もある。

    そもそも地下水は無限じゃないと薄々気づきながらも、毎日飲料水をペットボトルで購入する私たちの行動についても警鐘が鳴らされる。
    「思うに、いま私たちは水の消費者でしかない。安全な水を効率よく利用することだけに意識が向いている。」と。


    「地域の水を自分たちの

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    2025年09月26日
  • 2040 水の未来予測

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    近未来の水をとりまく予測。
    AIが重要な位置を占める。

    AIがインフラ整備の在り方を判断する。
    国内でも、国際化戦でも。
    コンパクトシティ化に反し自然に暮らそうとする人たちには容赦ない。
    ・・・まあこれはやむを得ない面はあると思うが、、、

    この本を読んで一番の衝撃はAIが冷却に水を大量に使う意味。
    大量に使うことまで走っていた。電気と水と。
    確かに世界中の知恵を集め確率で次の言葉をつぐむには、
    大量の電気が必要だし、その熱くなった回路を冷やす必要はあろう。
    しかし、水は冷やしたらまだ再利用すればいいのでは?と思い込んでいた。
    水は、、、蒸発するのだ。消えるのだ。
    そして蒸発した水は大気に戻

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    2025年06月24日
  • イミダス 現代の視点2021

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    当時意識することのなかった問題や、時期を経て現在どう表面化しているかという議題について改めて触れるにはちょうどいい媒体。

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    2023年04月29日
  • 世界が水を奪い合う日・日本が水を奪われる日

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    ネタバレ

    水資源が豊富な日本に住んでいては想像もつかないような、水問題が世界各地で起こっている。
    中国を中心とした外国企業が日本の水源地を狙っており、日本も他人事とは言えない状況。

    日本に国際河川は存在しない。しかし日本は大量の食料を輸入しており、空港や港に国際河川が流れ込んでいるようなもの。

    『食料など狭い国内で作らなくとも、世界中から買ってくればいい』という日本の考え。経済力がそれを可能にしていた。また、グローバル化を促進するため、燃料が非課税となっている。それが国内で輸送するよりも、隣国から輸入する方が安くなる状況を生み出している。

    水が足りない国が水を集めて牛肉を作り、水資源が豊富な日本が

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    2022年02月16日
  • 水道民営化で水はどうなるのか

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    水道法改正以後の水道のあるべき姿について。イギリスやアルゼンチンで進んだ水道民営化が失敗に終わったという認識の下で、2018年12月の改正水道法で導入されたコンセッション方式をどのように運営すべきかということが中心になっている。また、人口減少時代では水道代の上昇は避けられないため、必要に応じて既存設備投資計画の中止も視野に入れるべきとの著者の提言もなされている。

    第一章では日本における、近代水道事業の歴史について触れられている。明治時代の1887年10月に横浜で水道が開業してから、1890年の水道条例によって、水道は衛生目的のために公営事業として行われることが2018年改正水道法までの日本の

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    2021年09月12日
  • 日本の地下水が危ない

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    水が無くなるということは考えたことがなかった。今のままでは、地下水も枯渇してしまう。取水を一定程度制限し、涵養しなければならない。それも、地域の実情に合ったかたちで、異なる利害を調整しながら。水を守ることがいかに大切で難しいか、分かりやすい文章で、とてもよく理解できた。好著。

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    2021年04月10日
  • イミダス 現代の視点2021

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    ネタバレ

    世の中のことにとても疎いので読んでよかった。


    印象に残ったワード「全体主義」「差別」「ファシズム」「水道法改正」「種苗法改定」「カジノ」「歴史修正主義」


    コロナ禍だからこそ伝えたい「自由」と「権利」と「多様性」
    p19「自由や多様性を守る」ということは、(コロナ禍で)マスクをしない人も、バーベキューをする人も、同じ社会で暮らす仲間として尊重するということ…せめて糾弾したり排除したりしないということ…自分たちの安全のためにどうしても行動を変えてもらう必要があるならば、その人の人権や生活が損なわれないよう、民主的な手続きを守りながら、理性的にお願いするということ
    p17〜18 社会を民主的

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    2021年03月06日
  • 水道民営化で水はどうなるのか

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    「水道、再び公営化!」に続いて読む。内容はおおむね共通するので事実確認にも良かった。

    貧しい債務国に対し、世界銀行、IMF、欧州中央銀行と欧州委員会やアメリカが、融資の条件として民営化を求める。それに水道が含まれている。という図式が世界のあちこちで見られている。

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    2020年12月07日
  • 水がなくなる日

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    橋本淳司さんの本を読むのは、これで3冊目ですが、それらの中では、これが一番よかったです。

    いずれも「水」に関する本を読んだのですが、文字数が多い本は、粗が目立つのに対し(とくに、科学的な記述に関しては、かなり間違いが多い)、この本は、文字数が少なく、かつ、イラストが多いので、間違いが少なく、読みやすかったです。
    ポイントもうまくまとまっていました。

    今後、橋本さんが本を出すのであれば、この本のような手法をとるのがよいと思います。

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    2018年11月01日
  • 瞬時に「話す」「書く」技術

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    チェック項目5箇所。本書ではメモで頭を整理して、「話す・書く」に結び付ける技術についてお話ししていきたいと思います、日々の仕事に役立つ具体策を豊富に紹介していきますので、お楽しみに。いきなり書かずに、全体像や構成を考えてから書く、この際にもメモは大いに役立ちます、その結果、文章の精度も上がり、書くスピードも加速してくのです。当たり前のことですが、相手が話す用件はひとつとは限りません、2つ、3つの場合もあるのです、これを確認しておかないと、打ち合わせの時間配分ができません、下手をすると「」時間切れで終わってしまうという最悪の事態を招きます。聞きもらさない秘けつのひとつは、打ち合わせや会議の内容を

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    2013年11月25日
  • 日本の地下水が危ない

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    中国などによる土地の取得も問題だが、それ以上に自分たちの生活の仕方に問題があることに気づかされた。危機感を持ち、それを共有するためにも多くの方に読んで欲しい

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    2013年06月21日
  • 日本の「水」がなくなる日

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    知ってると言えば知ってる内容が多かった感じはある。ただ外国人の日本の土地取得者の法律的な制限がほとんどない事実には驚くばかり。一体資源を何だと考えてるのか?もともと日本が水が豊かだなんてのは神話に過ぎず、バーチャルウォーターをタダに近い金額で輸入できてるから成り立ってるだけの話なのに。新書だから内容を水源取得の周辺や日本の林業周りに絞ってるのは仕方ないかも。新書というフォーマットのなかでは、よくまとまった内容だと思う。

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    2011年04月17日
  • 瞬時に「話す」「書く」技術

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    万能メモ=「情報メモ」と「パノラマメモ」


    「情報メモ」とは
    予め聞き出すことを項目ごとに枠をつくって
    おいて整理できるようにメモ帳(ノート)自体に工夫をしておくこと。


    「パノラマメモ」とはマインドマップ風にメモをとる形式で
    俯瞰的にその事柄を把握できるようにするメモの取り方です。


    メモの取り方などに悩んでいる方には参考になると思います。

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    2011年02月13日
  • 世界が水を奪い合う日・日本が水を奪われる日

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    「水商売」について、勉強になりました。
    アジア、ヨーロッパでは、河川の上流にA国、下流にB国、ということは、良くある状況で、Aが大量取水したり、水質汚染したりしたら、Bはたまったものではない。そして水戦争が起きる。。。日本は恵まれた環境であるので、水をジャブジャブ消費していますが、水の貿易収支を考えると、楽観視できませんね。

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    2010年07月19日
  • 世界が水を奪い合う日・日本が水を奪われる日

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    内容のインパクトは極めて大きい。

    著者も島国の日本では仕方がないと述べながらも、
    正直、単なる水について、ここまで問題が起こっているとは
    夢にも思っていなかった。
    地球は水だけは豊富な星であると思っていただけに・・・

    環境問題・食料問題とも、
    密接に関係する水の争奪戦が始まっていること。
    大きなビジネスチャンスとして、
    既に行動を起こしている企業が世界にはあること。

    水に対する認識が180度変わるであろう本書は、
    ワールドワイドで物事は考える必要があることを
    改めて気付かせてくれるものであり、
    限られた資源を有効活用できるか否かは、
    人間ひとりひとりの心がけひとつであることも分かる。

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    2010年02月26日