橋本淳司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
内容のインパクトは極めて大きい。
著者も島国の日本では仕方がないと述べながらも、
正直、単なる水について、ここまで問題が起こっているとは
夢にも思っていなかった。
地球は水だけは豊富な星であると思っていただけに・・・
環境問題・食料問題とも、
密接に関係する水の争奪戦が始まっていること。
大きなビジネスチャンスとして、
既に行動を起こしている企業が世界にはあること。
水に対する認識が180度変わるであろう本書は、
ワールドワイドで物事は考える必要があることを
改めて気付かせてくれるものであり、
限られた資源を有効活用できるか否かは、
人間ひとりひとりの心がけひとつであることも分かる。
自分にとっては、やや冗長な内容と感じたが、
浄水のシステム的な内容についても触れている内容で、
幅広い知見を得ることができる。 -
Posted by ブクログ
「あなたの街の上下水道が危ない!」というタイトルに偽りなく、そのことを解らせてくれる本です。やたら危機感を煽る文章ではなく、根拠を示しながら事実を述べているだけなので、建設的な思考をしながら読むことができます。
「公共」についても考えさせられる内容です。水道事業は、「民営か公営か」という単純な二択ではないということも学べます。私事ですが、小学校に隣接していた"水道に関する施設"が何だったのか、数十年経った今、この本を読んで知りました。それほどに、水道事業について無関心で生きてきたのだと思い知らされました。
たとえ一市民であっても「公共」を作る主体として、「水道料金値上げするな」と言いながら「衛生や安全は守ってほしい」と無責任に声を上げるだけではいけないと思いました。また自治体側も、住民に対し政策への理解を求める時に「説明会」を開きがちだけれど、説明だけではなく共に話しあえる場を設けてほしいです。
「水道に何を求めるか」という価値観を問い直さなければいけないし、そのきっかけを与えてくれる本でした。水道というインフラは自治体が担っているけれど、価値観の問い直しに係る重要なメッセージは、ぜひ国から発信していただきたいものです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ水は固体のほうが液体より密度が小さい=氷は水に浮く。
水は液体の中で比熱が一番大きい=暖まりにくく冷めにくい。
融解熱、蒸発熱が大きい=氷は溶けにくい、水は蒸発しにくい。
気圧が低いと氷が一気に水蒸気になる。
水は多くの物質を溶かす=海水には自然界に存在する92種類の元素が溶けている。
溶けている状態とは、水分子の中に均一に混じり合うこと。
生き物は水に溶けた物質で、やりとりをしている。これを代謝という。
降り始めの雨は塵や汚染物質を溶かし込んでいる。30分以上経過すると、水道水より不純物が少ない水になる。
重水=原子力に利用される。自然界では100万分の3%鹿存在しない。水素結合が強いため、原子炉の減速材として利用される。生物には有害。
超臨界水=液体と気体の性質を併せ持つ=高温高圧の状態。少し低い領域の水は亜臨界水と呼ぶ。
0度でも凍らない過冷却現象=物理的ショックで一気に凍る。
水道水の方がペットボトル水より基準が厳しい。
海が青く見えるのはレイリー散乱による。
地球上の水の97.5%は海。炭水は2.5%。その70%は凍っている。残りの淡水の半分は地中不覚にあって利用できない。浅い層にある地下水と川、湖にある水だけが利用できる。地球全体の0.01%。
地下水が減った原因は田んぼが減ったこと。
高度浄水処理のおかげで東京の水道はおいしくなった。
生物後からで水をきれいにする生物浄化法(緩速濾過)。
シンガポールは生活排水を見ずに変えて、マレーシアからの圧力をはねのけた。
台所排水が一番汚れている。
トイレが無いと水が汚れる。
食料生産には水が必要。肉はさらに必要。
灌漑では、40%以上の淡水が失われる。
中国は地下水のくみ上げで水不足になっている。