青野慶久のレビュー一覧
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社長の目線で、サイボウズ創業から今までの変遷を追体験できる。入社を機に読んでみた。
各種制度の成立過程とか製品の開発経緯とかが専門用語とかはあまり使わずに語られていて、ひと通り理解できる内容。
大まかな内容としては、
・創業者青野さんはゴリゴリの理系少年、物理マンだったようで、新卒で入社した松下電工での経験とウェブ技術の登場という時代フェーズから、「世界一のグループウェアを作る」会社を起こすことに。
・事業内容は一貫してグループウェアの開発と販売。現在では「チームワーク総研」と銘打って組織運営のメソッド展開事業も行なっているが、この本ではその領域に関しては語られていない。
・単に利益だけを追い求めるのではなく、「チームワークを世界に広げる」という理念の拡大を第一に事業を展開。
・聞こえのいい制度をただ作るだけではなくその運用に焦点を当てて、様々な挫折や失敗を重ねながらも会社は大きく成長している。
・サイボウズ要素を抜くとすれば「ITの民主化」や「会社や事業の民主化」なんていうテーマがしっくりくる。
といったもの。
読みやすくていい本。 -
Posted by ブクログ
サイボウズ作成のワークスタイルムービー「大丈夫」。育児と仕事の狭間で悩むワーキングマザーらの共感だけではなく、第三者としても考えさせられる(あるいは感涙)動画である。一方、動画サイトでは「独身女性にしわ寄せがくる」「つらいのはみんな同じ」という批判の声も寄せられている。こういう声を批判ではなく意見と捉えるのもダイバシティだと思う。
本書はグループウェアのリーディングカンパニーであったサイボウズ自体がチームワーク出来ていなかったことを省み、青野さんが「世界で一番使われるグループウエア・メーカーになる」を掲げてチームワークの何たるかを再考&再興する経営者の物語である。苦しみもがいた経営者のひとつの答えがここにあるわけだが、他方でダイバシティを「人材のモジュール化」と捉えられそうな発言もあり、チームワークの解はなかなか難しいなと感じる。 -
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先日ニュースにもなっていた夫婦別姓判決を痛烈に批判していたのを見て、社会問題に対して真摯に向き合うビジネスマンが日本にもいるんだなあとすごく印象的だった。色々調べたところ、結婚後妻の姓を選択したり、夫婦別姓訴訟を起こすなど、かなり問題意識が高いようで多様性には相当理解のある人なのだなあと。青野さんやサイボウズにどんなストーリーがあるのか気になり手に取ってみた。
本書ではサイボウズの組織マネジメントについて書かれており、いわゆるサイボウズ流の働き方改革が紹介されている。よくニュースでも見かけるし、現代的な会社であることは言うまでもないが、改めて以下の2点はすごく勉強になった。
第一に多様性の尊重。夫婦別姓の件もそうだが、ダイバーシティをものすごく大事にしており、それが多様な個性、働き方を生み出すもととなっているのだろう。青野さん自身も周りをよく見ており、非常に視野が広いことがうかがえる。個性を最大限に活かすのは決して容易ではなく、本人も試行錯誤を連続だったみたいだが、それだけ様々な意見に耳を傾け、どうすればその要望を実現できるのか常に考えているからこそできること。
第二に目的意識の高さ。紆余曲折や挫折があった中、それに屈することがなかったのは、目的の明確化を徹底しているからだと感じた。現状の課題、あるいは理想や成功状態の定義をしっかり行うことでアクションもしやすくなっている。言葉にすることは改めて大事だと思った。
改めていい企業だと思いつつ、これだけフレキシブルな企業カルチャーを知ってしまうと逆に前時代的な会社へのアレルギー反応が強まる一方なのが何とも言えない、、笑 -
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青野さんの誰にでも理解できるように言葉をしっかり選んでくださるところが好きです。正直、若い頃にこの本に出会いたかった、、!会社の社長が、持っているパワーを痛烈に自ら伝えた上で、『自分のビジョンと代表のビジョンが重なると仕事が楽しくなる』と説いていたことが1番心に響きました。改めて書くと当たり前なのだけど、あまり真剣に考えてこなかった自分がいたり、、。
また、自分の価値を高める(ニーズを生み出す)には、結局のところ心の声に素直に耳を傾けて様々なことにチャレンジして、それらを掛け合わせることを勧めておられて、共感!山口周さんも同様のことを仰ってたな〜 -
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ネタバレ
まとめ
会社の売上は代表取締役が全て握ってる。
仕事を楽しむには自分の求めてる事と企業理念が一致することが必要。自分の求めてる事にお金を使ってくれるから。
企業が潰れて新しい企業が生まれる。
企業の新陳代謝が高いことは、あまり必要のない会社が潰れてより価値のある会社が増えるので良いこと。
生物学的にも短命で命を繋いでいく繁栄方法の方が適応力が高く、理に適ってる。
市場価値を高めよ
カメラ×ゲーム×映画×店長×IT×コミュニケーション好き×シール集め×
唯一無二の存在になれ
今の時代はインターネットも普及して理解も広がり自由に生きられる。働ける時代になった。
これから楽しむ人生を歩むかどうかは君次第だ。 -
Posted by ブクログ
★本書のメッセージ
カイシャで働くことは楽しくあるべき。そのために変わろう
★読んだきっかけ
転職を考えていたので
★本の概要
一部上場企業の社長である青野社長がカイシャという構造のゆがみ、どのようにして不幸な社員を生み出しているのか指摘。自ら「代表取締役社長はとても美味しいポジション」と明言しているのは、かっこいいなぁと思った。
読者層としては、日本の古くからの体質を変えることのできない大企業社長、幹部、社員を意識して書かれているようだった。
本書の記述自体は、目新しいものばかりではないが、「一部上場企業の代表取締役社長」がこういった趣旨のことを書いてくれるのはとても貴重なので、★4つ。やはり、ここまで労働者目線、社会目線にたった働き方の本は、社長が書くことは少ないように思われる。
★本の面白かった点、学びになった点
*「会社のために」というのは思考停止ワード
・会社の実態は存在しない。法律上、定義されているだけであり、そのようなことはあり得ない
↓
*全ての会社員は結果的に代表のために働いている
・代表取締役の権限は非常に強い
*やっぱり会社で働くことは楽しくあるべき
*すべての会社は理念に沿って、人が集まっていたはず
・そうやって人が集まらなければ、つぶした方が社会のため..?
*利益を出しすぎない、という考え方
・利益がいっぱい上がっているということは、カイシャばかりが儲けている、ということ
→お客様に還元したり、従業員に還元することによって、カイシャが得ている利益を幸福に転換できる
*あなたのカイシャは「社会の幸福の総量」を増やしているか?
・カイシャの子飼い代理人ー代表取締役によって、すべてが決まる。代表取締役は、社会の幸福の総量を増やすために動いているのか
*カイシャで働くことが我慢レースになっているカイシャでは、これからの人生100年時代、生き残っていくのは難しい。だから、「違うな」と感じることがあれば、そのカイシャはやめた方がいい
*カイシャの自分のビジョンを重ねられないとき、転職するのは一つの選択肢。ただ、その時に大切なのは、
どの選択肢をとるにしても、自分で選択して、自分で責任を取る覚悟が必要。他人のせいにしているうちは、主体性から生まれる楽しさを享受することはできない
*ビジネスのゲームルールは「量」から「質」に転換する
*大企業の経営者は反省せよ。雇用を守っている、ということで満足するな。目を向けるべきは社員ひとりひとりがどのような人生を歩んでいるかだ
*理想はフラスコ型組織。集める人材の多様性は確保しつつも、アイデアやアウトプットの出口は絞ること。必ずビジョンに沿ったものにすること。これが重要
*一番大事なのはビジョンに沿って判断しているかどうか
・目先の規則や売り上げにとらわれた意思決定をしてはいけないよ
*デジタルやIT技術が既存の業務作業に取り替わっていく現在、今の社会では、「やりたいことをみつけ、やれる人(新しい価値のコンセプトを考えられるヒト)」が必要とされる
<会社で楽しく働くためには>
*代表のビジョンと自分のビジョンが重なるか
・そこだけをよく見ること。自分のビジョンと会社のビジョンがどう重なっているのかをよくウォッチすること
●学んだことをどうアクションに生かすか
*転職するにも、退職するにしても、どれだけ人と相談をした上での判断だとしても、その意思決定の責任は、自分でとる覚悟を持つこと
*カイシャのビジョンとの、共感ベースで働く職場を考えること。会社のHPを見たり、代表の発言を聞いて「そんなビジョンを実現するための手助けをしたいな」って素直に思えるかどうかが、重要
*カイシャで働くことは、楽しいことのはず。そんなことを本気になって実現しようとしているカイシャを探したい