青野慶久のレビュー一覧
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働くことを前にして、思い込みを外してくれる本。
会社のためとは?うちの会社は〜とは?会社とは実態がなく、そこに人がいるだけ。会社という仮想実体に殺されてはいけない。一人一人がいるだけで、会社のためとかない。会社という団体のメンバーのためにだよね。
そして従業員ファーストでいるには、公明正大など、信用ベースがあって、性善説が成り立つ世界である必要がある。
サイボウズみたいな思想の会社がどんどん増えていけば世の中もっと幸せがあふれていくのかな。働くことって苦しいって言っている人があまりにも多すぎる。自分を犠牲にする働き方から思考を変えていくには、まだまだ時間がかかるのかな。 -
Posted by ブクログ
前半は起業にまつわる青春譚的な感じ。
(このときに会社を辞めた人は若干不運?(-_-;))
中盤は起業であったり経営に携わる人向けの、組織の構築手法、運営手法についての話。
後半は若干思想っぽい傾向が強まった感じで、アメリカの思想統制された大企業を彷彿させる。
P&Gなどのビジョナリーカンパニーってやつですかね。
本来、多様性というのは、考え方の多様性も含むべきであり、そうなると、物事を断言することはとても難しいことになる。
しかし、文体によるせいかか、断言をしていないように見えて、実は断言している、というような印象を受けた。
著者はロジカルに物事を考える。ロジカルに物事を考えることには賛同する。
書いている内容もわかりやすい、ではある。著者が書いていることがスッと入っている。
スッと入ってくるがゆえに、内容について考察を持っていないと、著者が伝えていることがすべてのように感じてしまう読者がいるかもしれない。
上記より、多様性を受け入れることが一つのテーマになっているにもかかわらず、最終的には「多様性を受け入れる」という思想に固まってしまっている、というような懸念を感じた。
組織を作ろうと思う人、組織を作ってしまった人には一読する価値がある部分はありそうです。
内容の三分の一くらいか。
30~40代以上の方は、前半の青春譚的なところも身につまされる部分があるかもしれません。
払ってもいい金額:500円 -
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ネタバレp45
ジョブ型雇用:合意のない転勤は起きない
米国では定年制度は年齢差別に当たるため憲法違反
p92
カイシャの代表の思いと自分の思いが重なっていると仕事が楽しくなる(モチベーションが安定して高い)
p46
どんな人が代表なのか、よく見ておく
p118
自分の意見を変化させ、最初は思いもよらなかった落としどころがみつかるような瞬間こそ、交渉の面白さ
p116
相手はどんなコンセプトを望んでいるのか、自分はどんあコンセプトを望んでいるのか、その両方を満たすための手段を考える。これが交渉の基本
→仕事で感じる違和感をそのままにしていた、と反省。
交渉していかないと。☆
p102
モチベーションの高い状態とは「やりたい」「やるべき」「できる」の3つの条件が重なっている
・そのために交渉する
・どういう形でやれば喜んでもらえるか
p126
ミートアップ
自分に近い興味や問題意識を持つ人たちが集まり情報交換する場
p166、p170「すごくない雇用」をしているカイシャでは
一部の人しか楽しく働けない
・どこでも欲しがるような優秀な人を採用するのが「すごくない雇用」
・「すごい雇用」とは「他の会社では採用されない人」「制限が多い人」「採用するのに勇気がいる人」を採用すること
・「すごくない雇用」をしている会社は「実態雇用力」がない
・長い人生を考えるとリスクが高い職場
p186
外から人が集まる「ハブ・オフィス」づくり
→こんなオフィスがある会社で働きたい
p94
一人ひとりにとって、「得ることがうれしい」ものをすべて報酬であると定義するならば、他にもたくさんの種類の報酬がある
この報酬こそが自分が楽しく働く源泉になる -
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実は実体のない「カイシャ」という妖怪に操られるさまを描きつつ、理念・ビジョンの大切さを説く。だよなー、そこが一番大切、て意識が無いのが経営層の実態だよな…
フラスコ理論も興味深い(p176)。「多様なアイデアのアウトプットが、ビジョンによって明確に方向づけられる」「ビジョンという制限こそが、チームで実行可能なアイデアを引き出す」。特にこれがいい→「誰もがフラスコを振る人であり、誰もがフラスコの中で振られる人です」
フラスコに多様な人材を入れ、振って混ぜる。化学反応を起こすために欠かせない触媒が「公明正大」と「自立」。
最終章、ディスラプターのくだり。“「やりたいこと」を探求し、「やれる」ことを広げ、そして「やるべき」仕事に重ねていける人たち”が増えるといいと思うし、何よりそうありたい。 -
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【要約】
・サイボウズ社の社長(40代前半)による、すごい仕事術ではなくて、ちょっとした工夫でできる仕事術。ライフハック的な要素も。
【ノート】
・「新書がベスト」のオススメ本に出ていたんだが忘れてた。家内が読んでいたので読んでみた。本文でも述べられている通り、構成を工夫したとのことでサラサラッと読める。各項目も短く、読みやすい。
・「実は他人を喜ばすことで、いちばん収穫を得ているのは自分なのです。」(P81)
・「自分にとってイヤな人は、自分を鍛えるトレーニング相手に最適です。」(P123)
・松山真之介という人の本紹介を参考にしているとのこと(P150)
・背中をもたれかけなければ三半規管への振動が伝わりにくくなり、乗り物酔いしにくくなる。(P193) -
Posted by ブクログ
別姓訴訟で青野さんってなんかすごい人、と思い購入しました。
多様な働き方を理念だけではなく実践しているサイボウズという会社は本当に魅力的。
「払われた税金が本当に国民のためになっているのかわからない。国に任せるよりも私たちのほうがうまく社会を動かす自信がある。だから法人税を払うよりも自分たちの理念を実現するために責任をもって使う。」
この考え方が新鮮でした。働き方改革なんて確かにサイボウズのような多様な働き方を実践する会社が広まれば一番早い。別姓訴訟は会社のお金を使っているわけではないけれど、これも社会を動かすための方法。
「「掛け算」の効果。「クラウド」と「農業」どちらも100人に一人のスキルだったとしても二つを組み合わせると1万人に1人の貴重なスキルになる。」
これは私にとってもエンパワメントされる考え方。一つのところにずっといるわけではないけれどだからこそ、経験の掛け合わせで活かせる力があるのだ、と思える。 -
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サイボウズの社長がてけとーに語る仕事術。
〈この本に載っている技に、あっと驚くものはありません。しかしながら、意外とできていないことがあるかもしれません。「ほほう、そういうあり方もあるか」と、気軽に読んでいただけたら幸いです〉
とあるが、まぁ、まさにそんなかんじ。でも、実際この人と同じ事できれば、ものすごく優秀な人になれるんだろうなぁ。たとえば……
〈私は平日、ほぼ毎日ブログを書いています。ネタを考えて文章にするのは、なかなか大変です。そんなときは、歩きながら「今から三十秒間で明日のブログをしゃべってください」と自分に指示を出して、歩きながらしゃべります。三十秒という制限をつけると、頭が無理矢理回転させられ、意外としゃべれるものです。それを後で、自分で聞き取りながらテキスト化してアップします〉
〈キッチンタイマーを机の上に常備しておき、集中できないときは三十分にセットします。チッチッチッと針が進む音があると、気持ちが追われて集中力が高まることがあります〉
いやいや、これは「ちょい」ではなく、デキる人でしょう。
もひとつ、「話すことをあきらめられますか?」というあたりは、この人のやり方のうちでいちばんコアになっているところではないかと思う。
〈「このマンションはとてもいいマンションです。ぜひ検討してください」と言われても心は動かないでしょう。なぜなら、いいマンションだと思っているのは、その営業マンであって、相手ではないからです。相手にはいいかどうか、わかりようもありません。ところが、「あなたはどんなマンションをお探しですか。ぜひ見つけさせてください」と言われたら、少しは心が動くかもしれません。言葉が自分主体でなく、相手主体になっていて、誠実な感じがするからです〉
そうだねぇ。会議で上司の話をずーっと1時間半も聞いていたりした今日は、よけいに身にしみるなぁ。