社長が育休を3回取得、副業は原則OK、働きがいのある会社ランキング1位(2017年、女性部門)。離職率28%の「ブラック企業」から変化を遂げ、ユニークな働き方で注目を集めている企業・サイボウズ。その「実験」の過程で見えてきたのが、会社という「モンスター」の存在だ。「私たちが楽しく働けないのは、会社の仕組みのせいなのではないか。会社がモンスターのように私たちを支配してしまっているからではないか」(「はじめに」より) 年を取らないと上がらない給与・役職や、果てしない残業、転勤など「社員を我慢させて働かせる仕組み」で回ってきた日本の会社。 ●代表(社長)の夢やビジョンが見えない ●「お客様第一」と言いながら、現場では今月のノルマ達成の話ばかり ●若手社員の元気がなく、目が死んでいる そんな会社にあなたが今いるとしたら、どうすべきか? その答えは、ぜひ本書を読んで導き出してほしい。また、今いる場所で楽しく働くために、サイボウズの実験から見えてきた“法則”=「モチベーション創造メソッド」と「フラスコ理論」を紹介する。時代遅れのサラリーマン代表の下で「我慢レース」を走るより、自分の「やれること」「やりたいこと」「やるべきこと」を100%生かして働いた方が、人生はきっと何倍も楽しい。やりがいをもって働きたい人、転職を検討している人、仕事とプライベートの両立に悩んでいる人に加え、チームのマネジメントに悩むリーダー層にも今後の指針を与えてくれる1冊。
Posted by ブクログ 2020年05月29日
君たちはね、就活に失敗したんだわ。
ー久々に価値が変わる本に出会った。読んだ時の体調にも拠るのかも知れないが、少なくとも今の私には、影響力を持つ本。仕事が楽しくない。それは、そもそも実在しない会社という法人格のモンスターのために働く事が、実は代表取締役に搾取されるだけの仕組みだから。利益は代表が自...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月10日
大企業に就職することが幸せではない。
長時間労働をしたところで会社が伸びるとは限らない。
沢山の人が、実感している現実なはずなのに、
その環境を投げ捨てて、別の職場に挑もうとしない。
それが日本という国最大のガンである。
そんな当たり前のことを改めて指摘した青野さんの著書。
今、職場が決して楽しいと...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月10日
100人いれば100通りの働き方を公式に宣言し、実践している会社の社長さんの本。
一人一人の幸せを考えるというよりも、一人一人生き抜いていくためには交渉する力が必要で、その力をつけることが楽しく生きることだと。
また、働き方の交渉をする限りは自分で折り合いをつけて決断した選択だという「覚悟」が非...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月21日
青野さんの本というのと、表紙が絆創膏っぽい、
少し面白いデザインだったので読んでみました。
働くのが楽しくない、モチベーションが上がらない、
というそもそもの理由を突き詰めるにあたって、
まずは会社ってどんなところか?というところから
入って問題提起、今後について書いてあります。
参考になること...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月11日
若い会社員(特に大企業)に語りかけるような調子で現状のカイシャ(文中での表現)欺瞞と不条理を解き明かし、これからのカイシャ(要するにサイボウズ社のこと)を提唱する。
言わばサイボウズ社へのリクルーティングの書とも言えますが、多くの経営者(もちろん私も)にとってはとても耳(目?)が痛くなるような厳しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月17日
青野さんの誰にでも理解できるように言葉をしっかり選んでくださるところが好きです。正直、若い頃にこの本に出会いたかった、、!会社の社長が、持っているパワーを痛烈に自ら伝えた上で、『自分のビジョンと代表のビジョンが重なると仕事が楽しくなる』と説いていたことが1番心に響きました。改めて書くと当たり前なのだ...続きを読む