藤原和博のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
・時代はかわっている。あなたの仕事の仕方は変わっているか?(P3)
・希少性を得る。1/100万(P22)
・今の仕事を漠然と続けていても、付加価値はあがらない。1万時間(10年)をどう確保するか?どうその時間の投資対象をどう見極めるのか?(P25)
・信頼残高(P40)
・とにかく正解をあてたい、というマインドを捨てる。ミスしちゃいけないという呪縛から自由になる。正解主義<修正主義(P68)
・名前にひとこと添えて相手をつかむ。ストーリーを準備する。(P145)
西村知貴、茨城県、栃木県、宮城県、大阪府
・プラスモードだけではく、マイナスモードで自分の弱みを伝えることもリーダーの仕事。上司は -
Posted by ブクログ
藤原先生が伝えたいこと。
それは希少性ある存在になることで自分の価値を上げよう。
そうすれば精神的、物理的にも豊かになれる。
そんな感じ。
希少性を獲得する為には複数の分野で掛け算をすることが必要で、そうする為にはある業界で100分の1の存在になる。それを2つ掛ければ1万分の1で、3つ掛ければ100万分の1の存在になれる。
そうすればかなりレアだし、1つの分野だけでレアな存在になるより簡単。
例えばキックボクシング業界で考えると、ネットには競技人口が載ってなかったので自分なりに推定してみたら、競技人口は5万人くらい。
(プロ、アマ、子供全て含む。合ってるかは不明)
その頂点に行ければ5万 -
Posted by ブクログ
タイトルにしては内容がまとも。
保護者と教師とのトラブルがケースごとに対談形式でまとめられている。双方の納得をコミュニケーションでどう乗り越えるか。その解決こそ、これからを生きる力=情報編集力が必要だと述べている。また、その力を育む環境づくりに、家庭、学校、地域にて取り組む必要を説き、実例をあげて示している。
藤原和博氏の文章はパワフルで勇気付けられる反面少し荒いところを感じるので、作家のPTAにも参加している川端裕人氏が聞き手の対談形式であることがバランスをよくしていると思った。
読んでいて元気になる本。
教育は消費する対象ではなく「信用を創造する行為」
っていい言葉だなあと思った。 -
Posted by ブクログ
民間初の公立中学校校長として、登用当時話題になっていたのは記憶に新しい。
教育現場の考察やアイデアは流石に秀逸ですが、これが他の学校でも採用する事は可能なのか、疑問は残る。
しかし、いじめにはステージがあり、対応はそれぞれ違う事、「いじめはなくならない」という前提で対応策を練る事、メディアの影響よる思考停止、「人それぞれ」と「みんな一緒」の混同など、綺麗事だけでは済まない現場の話は大変勉強になった。
特にゆとり教育の功の部分はこれまで聞いた事がなかったので、目からウロコ。
総合学習をこなせる教師が増えるなら、これからの日本には必要な教育だと思う。
日本は「成長期」から「成熟社会」に。
-
Posted by ブクログ
公立中学校長を経験された藤原さんと、PTA活動の経験をお持ちの川端さんが、率直な意見交換をされている本をふと思い立って再読しました。
先生の立場から、保護者の立場から、両方の立場から学校を見ている私が今読んでも全く古くなくて、頷ける場面がたくさんあります。
教育の場に、民間の方が「入って」分析するとこうなるんだな、と。明快でわかりやすいです。
この本の一番のお気に入りは、中学校区に専任のソーシャルワーカーの配置をとの提言の部分です。
学校がすべきことと、ソーシャルワーカーに相談したいことの分類も改めて参考になりました。
教育を専門にされてきた方、心理や福祉を専門にされてきた方とは違う角 -
Posted by ブクログ
ネタバレ社会人になって、子供の頃に勉強すること、学校教育、家庭教育って大事だよなぁって思うけれど、何がどう大事かっていうのはうまく説明できなかった。藤原先生のお話は、とてもしっくりくる。こんなふうに教えてもらえたら、子どもは自分ができることを何か始めてみようと思うんじゃないかな。そして、できるようになったら自信になる。未来を切り開くチカラを手に入れられるんだから。
大人になってしまった私は、今からでも遅くないと思って、人の話を聴ける、筋を通す、先を読んで行動する、他人の身になって考える、気持ちや考えを表現できるようになろう。成熟社会を生きる全ての人に読んで欲しい内容です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなるほど!子供に伝える話し方っていうのはこういうことか。つなげるチカラとか、「ヤマ」とか、わかりやすい表現でした。自称「遊びの王者」っていうのもいいなぁ。遊びの王者は勉強の王者になる素質を備えている。
遊ぶことで手に入る最強ほうび。ひとつめは、集中力。集中力は車のエンジンみたいなもの。だから普段からエンジンをかけて運転しておかないと、いつの間にか錆び付いてしまって、いざという時に動かない。集中したことがある経験が多ければ多いほど、エンジンのかかり具合もいい。
もうひとつは、バランス感覚。自分と周りとの関係を上手に結ぶことができる力のこと。人と上手に付き合うための行動が取れたり、怪我をしないよ -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに惹かれて手にとった本。
巷ではモンスターペアレントなどと言われる人々で溢れているという
情報もある中で4月から幼稚園に通う子供を持つものとして
教育機関とどのように接すれば良いのかを知りたくて読みました。
実際に小学生の子供を持つ作家と民間人初の校長となった方の対談で
教師側だけによることなく親側だけによることもなく
現在教育の現場で起きている問題に関して実に建設的な意見交換
をしているのでとても参考になりました。
親と教師の壁の根本原因はひとえにコミュニケーション不足に
よるものだと結論付けていますがまさにその通りだと思いました。
幼稚園ではまだまだ問題はないのかもしれませんが