池田信夫のレビュー一覧
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安倍一強の原因は、官邸主導を実現した政治的イノベーションにある。
強さの原因として専門家が一致して指摘するのは、菅官房長官が内閣人事局を通じて霞ヶ関の幹部600人の人事を握り、実質的な政治任用にしたこと。内閣人事局はGHQでさえできなかった「霞ヶ関の革命」である。Posted by ブクログ -
戦後政治史について、細かい点までよく史実の掌握ができており、又その分析も確かであるとはいえる。
が、与党もダメ、野党はもっとダメで、長々と歴史を押さえた割には、今度どうなるはある程度予想できても、どうすべきという具体策はよく見えてきません。
日本の「無責任の体制」の病理はある程度理解できます。Posted by ブクログ -
なんの基礎知識もないと、正直このレベルでもあまりわかった感じはしない。「経験則としては労働所得より資本の所得の方が大きいので格差は拡大する」ということだけはわかった。タックスヘイブンの問題も迫る。見解と解説がはっきりと分かれていないのも混乱の原因かPosted by ブクログ
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Q&A、ピケティをどう読むか、3つのポイントを解説。戦後の平等化は幻想で1970以降格差は拡大。格差の原因は、教育とテクノロジー・スーパーマネジャー・遺産相続・タックスヘイブン。対策は、教育の機会、累進課税、金融情報の世界的共有。
薄くてわかりやすくてよいです。格差が悪とは言いつつ、富豪を主人公と...続きを読むPosted by ブクログ -
金持ちの方がマルチマルチで競馬を当てるということを説明すればピケティもわかりやすいが、ともかく、r>gは資本主義の根本的矛盾というより、資本主義はその矛盾を推進力とするシステムであることは思想的には古いテーマ。しかし、共産主義という一つの「理想」が消滅し、かくも露骨な形で資本が流動することになり(端...続きを読むPosted by ブクログ
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朝日新聞と民主党と左翼と自称リベラルがクソなのが再確認できましたw 普通の国になろうよというごく当たり前な主張です。それを理解できない奇人変人が多い日本の現状なんですけど。。。Posted by ブクログ
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戦後日本のオピニオンリーダーとされてきた「戦後リベラル派(左翼)」の総括。
朝日新聞から始まり、毎日新聞、日本社会党、民主党、60年安保のリーダー格の清水幾太郎と丸山真男、さらに70年前後の全共闘から大江健三郎、また最近話題の古賀茂明、孫崎亨等々を俎上に載せて、一刀両断というよりは、執拗に切り刻む感...続きを読むPosted by ブクログ -
資本収益率が労働生産性と労働人口増加率の乗数なら、今後の労働人口の減少により、資本収益率はピケティが説くr>gとならない時代が到来するのではないか?Posted by ブクログ
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これまで彼がブログ等で書いてきたことの総括。書いていることは正しいと思うが、結局社会を変えるだけの力を持ち得ない。特に東日本大震災以降は、かなりエキセントリックな存在になってしまった。Posted by ブクログ
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r>g r=資本収益率、g=国民所得の成長率
格差は世代ではなくほとんどは同世代で起こっている。
資本主義には不平等化の傾向がある。
日本は資本市場が機能していない。キャッシュフローを株主に還元せずに浪費すると株価は下がり回収のターゲットになるが、日本では持ち合いなどにより回収不可能になっている
原...続きを読むPosted by ブクログ -
すっごく簡単にまとめてあり、中立的に整理してあって、読みやすい。
池田信夫はエコノミストじゃなくて、単なるヘボ評論家に過ぎない。
オレは、twitterで、何度か彼とやり取りしたことあるし、ニコニコ動画のライヴ映像とかでも見たことある。
そういうときはフツーだった。
朝生に出てるの見ても、どこ...続きを読むPosted by ブクログ -
日本は好むと好まざるとにかかわらず、グローバル資本主義に巻き込まれています 資本収益率γが成長率gを上回る 先進国では単純労働者の賃金が新興国に近づくので、知識労働者との国内格差が拡大します。特に日本では、中国との賃金の差が2倍以上あるため実質賃金の低下が続いています 日本では持ち合いなどによって買...続きを読むPosted by ブクログ
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「日本人とは何か」について、2人の作家がとことん語る一冊。
言ってることは(特に池田信夫のブログを日ごろから呼んでれば)充分頷ける内容なのだけど、何せ対談形式なので話がダッチロールして中々進まない。
対談よりもむしろ2人の共著形式の方が良かったのでは?Posted by ブクログ -
なんとなくしか理解出来なかった。
数式とかよく分からない。
この本で自分が理解したことは、
資本収益率が経済成長率を常に上回る。
すなわち金持ちがもっと富み、貧困層との格差は広がるということ。
インターネットが普及しているこの社会で、取り替え可能な人材は価値が低くなり、取り替え可能じゃない人材は価...続きを読むPosted by ブクログ -
☆3(付箋14枚/P270→割合5.19%)
私の勤めるコールセンターでも遂に上司がピケティの名前を口にするように(笑)。本人読んでないし、知ってるだけ偉い(←上から)と思うのですが、個人的にはいつも周辺事情を解説した本ばかり読んで本作に当たることが少ない。
ピケティについても、概略はネットでまとめ...続きを読むPosted by ブクログ -
テレビで解説されていたので、それを見ていたから
何となく理解することができた。
財産の成長率は賃金の成長率を上回る。
技術革新によって、格差が広がっていく。
相続で格差が広がる。Posted by ブクログ -
2015.01.15 本当に60分で読み終わった。ピケティ氏の主張のさわりのさわりをとりあえず把握したと言うことか。Posted by ブクログ
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行動経済学を元にイノベーションについて書かれている。最初の行動経済学についての話が若干長いかと感じる。
イノベーション理論について様々な事例を用いながら説明しているのでわかりやすいが、本として一貫したものがないため、読み終えた感覚はすっきりはしない。Posted by ブクログ