池田信夫のレビュー一覧

  • ハイエク 知識社会の自由主義

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    孤高の経済学者ハイエク。彼が生前提唱した自律分散型の思考の集積である「自生的秩序」とはいかなる概念であるのか。また、その思考と経済学、更には情報社会との関わりまで見えてくる。

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    2010年09月16日
  • ハイエク 知識社会の自由主義

    Posted by ブクログ

    ハイエクという人の名前はぼんやり聞いたことはあったのですがどんな業績を残したのか全然知りませんでした。アダム・スミスやケインズのように、ミクロ・マクロの初級授業じゃぜんぜん出てこないですからね。

    しかし、読んでみるととても面白かった。

    普通、経済理論というと、いわゆる資本主義の市場経済重視と、社会主義・共産主義の計画経済という対立軸で語られることが多いと思います。ほとんどの社会主義国家が崩壊した現代では市場経済が正しくて、市場経済効率的な資源配分を実現するという新古典派が主流なわけですね。でも、市場経済重視の新古典派の理論も、社会主義・共産主義の典型的な計画経済も、人間の合理性を前提に置い

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    2010年09月12日
  • ハイエク 知識社会の自由主義

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    「不完全な知識にもとづいて生まれ、つねに進化を続ける秩序が、あらゆる合理的な計画をしのぐ」
    ほとんど一人で社会主義やケインズ主義と戦ったハイエクは、彼が「計画主義」と呼んだ、社会を「目的合理的」に計画しようとする思想である。を否定した。

    この考え方は、今注目されている行動経済学の根底にある考え方である

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    2010年06月02日
  • ハイエク 知識社会の自由主義

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    バランスの取れたコンパクトな入門書。21世紀のハイエクって視点は面白いと思う。でも,ハイエクって「これはダメ」って言ってくれるけど,「こうすればいい」って話には繋がりにくい気がする。まぁ,それこそが21世紀の我々が自分自身で考えなければならない問題なのかもしれませんが。

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    2010年01月04日
  • ハイエク 知識社会の自由主義

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    池田先生のブログ、読んでいるので買いました。この表現力、さすがです。
    内容そのものの精査は僕の専門外ですが、経済思想をはっきりさせる事は、経済学が学問だけでなく、政策に応用されるものだということ、そして、政策の決定に国民が関与している(投票という鼓動が政策への影響として程度の質量を持っているかはこの際置く)事を考えると、一つの重要なテーマのように思います。
    ただ、学派とは先天的なものではなく、自分の研究内容や実証結果に応じてそうした思想は出来上がっていくんでしょうけどね。ま、所詮そんな事は建前ですけど。

    ま、とにかく、読んでいて色々考えさせてくれる本というのは、先端の論文と同様に重要です。

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    2009年10月07日
  • ハイエク 知識社会の自由主義

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    久しぶりの読書

    ハイエクのことより、著者の考えのが多いような気がする。

    ト、2009.2.6

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    2009年10月07日