加藤忠史のレビュー一覧

  • 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

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    いわゆる精神病と言われる病。
    「うつ病」「統合失調症」「双極性障害」「ASD」「PTSD」等など。

    これらは目に見えない人の心の領域ではあるが、現存する物質である人体を依り代としているのだから物理的・生物学的な現象がどこかに生じて、このような病を発現しているはず。

    というように精神病の結果系を見るというよりは、現象の原因として遺伝子や脳内の神経細胞を探ろうという試みの紹介である。

    が、正直門外漢には難しすぎて途中で興味を失ってしまったので☆3つ。

    ただ、よく聞くうつ病、双極性障害、統合失調症はみなよく似たものだと思っていたが、その発現機構は全く違うことに驚いた。

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    2024年04月08日
  • 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

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    脳科学の本、おもしろそう、と手にしたが、
    難解!学術的!科学的!専門的!テクニカルターム続出。ついていけない。
    やがて気づきました。これはブルーバックス。
    難しいのは当然だった。

    ということで、わかるところだけつまみ食い。

    ASD。自閉スペクトラム症、コミュニケーション障害。
    ADHD。発達障害。
    そこに書かれている症状は、いま私が頭を悩ませている相手の特徴と酷似する。

    苦手なこと
    ・興味が薄いことに注意が持続しない
    ・あることに関心を持ち続ける
    ・忍耐強く待つ、取り組むこと
    ・ミスのない作業、作業の完結
    ・感情をコントロールする
    ・分析的な思考
    ・順序だてて説明する
    ・巧みな嘘をつく

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    2024年01月30日
  • 双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本

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    難しい言葉でまとめるだけではなく、吹き出しや体験談が多く、まとめ方に配慮がある
    ただお医者さんからの見解だなと少しギャップを感じる箇所もある
    「双極性障害のことがよくわかる本」の方がベター

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    2023年09月29日
  • これだけは知っておきたい双極性障害 躁・うつに早めに気づき再発を防ぐ! 第2版 ココロの健康シリーズ

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    双極性の本。
    再発率が高くて、再発を予防することが大切なんだって。
    この人の本は、薬のページが多い。
    私はトラウマから来る双極か鬱だから、読みたいのは心理的な部分や対人関係療法、精神分析とかの話題なんだよな〜。
    そういったことはイマイチ載ってない。

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    2023年09月23日
  • 双極性障害【第2版】 ──双極症I型・II型への対処と治療

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    自分ってうつだったのかしら、双極性だったのかしら、と考えたくて読んでみた。
    自分が理解しやすい心理的な部分はあまり書かれていなくて、薬だったりのことが多かった。

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    2023年09月23日
  • 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

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    さすがのブルーバックス、素人目線では専門的なお話が多く、理解するほど読み込めませんでした。

    「どうすれば治るのか」については、あまり身近にできそうなことは少なく、まだまだ研究段階なのだなという印象でした。

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    2023年04月18日
  • 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

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    神経変質疾患や、精神病を、脳の機能から分析、対策の進化や、問題に触れる。
    各章毎に筆者が異なっていることもあって、幅広い上に、一個一個の掘り下げが深いこともあって、まとまりもなく、逆に浅い感じもして、えー、難しかったです。

    ちょっと興味のある人が読むには向いてないかな。
    入り口ではあるが、マジに、興味がある人向けな気がする。

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    2023年04月18日
  • 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

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    全12章にわたって脳科学の最新話題を解説。
    各章は研究者へのインタビューを元にサイエンス・ライターの立山晃さんが執筆・構成したもの。
    最新研究の話題なので、素人にはやや難解だけど、概要を知るのに良かった。
    精神疾患が「治る」時代がいつか到来することを願います。

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    2023年03月29日
  • 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

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    統合失調症、双極性障害、ASDやADHDといった発達障害、PTSDなど、「心の病」についての脳研究がどこまで進み、それが治療にどう生かされるかという最先端の研究を平易な形で述べられた本。平易といっても現在の研究は分子医学であり、理解が難しい。多少、臨床に生かせれそうな知見もあるが、精神疾患自体が単純な遺伝的要因だけではないため、研究が難しく、その本体に迫るのは困難なようだ。しかし研究者の言葉は明るく、未来は必ず開けるという姿勢には好感が持てた。

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    2023年03月18日
  • 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

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    感想
    心も風邪を引く。仕組みがわかれば治療可能な病気となる。本人だけでなく社会にとっても重要。偏見をなくし支え合える世界を作る一歩。

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    2023年02月17日
  • 双極性障害【第2版】 ──双極症I型・II型への対処と治療

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    借りたもの。
    病名とその定義からその歴史(基準や病名の変化)
    DSM導入により、診断基準が明確化された。

    興味深いのは日本での傾向。
    「障害」という日本語の問題。
    ディスオーダー(秩序/オーダー の 乱れ/オーダー)に対して障害と翻訳されたものの、日本語の障害にハンディキャップ(能力が失われた状態)の意味があることで誤解を招く危険があること。厚生労働省の良かれと思って打ち出した施策の影響で、精神疾患が「全て障害(ディスアビリティー)」であり治癒することはないという誤解を招きかねない状態になったことを憂慮している。
    診断基準の変化もあって患者数が増加したことを挙げている。
    医師の目線から、現場

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    2021年12月12日
  • もっと知りたい双極性障害 ココロの健康シリーズ

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    借りたもの。
    双極性障害とは何か。投薬治療に用いたれる薬の種類とその目的について解説。
    薬がキャラクター化していて、絵本を読んでいるような感じ。優しい言い回しで、悲観している患者当人やその家族に対しても寄り添うよう心掛けた文章だった。

    よく言われる躁鬱のギャップもさることながら、Ⅰ型では妄想の類もあるようで、統合失調症の併発もあるとか…(素人では判断が難しいな…)
    脳が関係している病気らしい。

    双極性障害は薬と上手に付き合いながら、生活習慣を見直して再発を予防していくもののようだ。
    統合失調症や…高血圧のような、薬と共に付き合っていくもの。
    薬物治療、心理・社会的治療、セルフケアの3本柱で

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    2021年12月11日
  • これだけは知っておきたい双極性障害 躁・うつに早めに気づき再発を防ぐ! ココロの健康シリーズ

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    双極性障害の症状を再確認できてよかった。今後の治療をよりよいものにするための課題もわかりました。

    全体的に文字数が少なくて、デザインもシンプルなので読書に集中するのが苦手な私でも数時間で読めました。

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    2021年03月11日
  • 双極性障害 ――躁うつ病への対処と治療

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    双極性障害。いわゆる躁うつ病についてわかりやすく書かれています。

    職場で躁うつ病の診断された方がいたので、読んでみました。

    統合失調症やうつ病との違いなどがわかりやすく記述されています。

    一度回復すると完治したと考え、薬を飲まなくなり再発に至り、躁状態とうつ状態を繰り返す。その経過の途中で仕事や家庭を失う。

    ホントに恐ろしい病気です。
    早期発見が肝心なんですね。

    誰もが知っておいた方がいい知識なのではないでしょうか。

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    2011年07月29日
  • 双極性障害 ――躁うつ病への対処と治療

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    うつに関する本は多いが,一般向けに書かれた双極性障害の本はなかった。その意味で,待望の一冊。治療法については,結局今のところリーマスしかないのね,という感じだが,双極性障害の原因解明が意外と進んでいることには驚いた。発症頻度についてうつの7%に対して双極性障害は0.7%,抗うつ薬が効かないなど,うつとの違いが説明されており,この病気の特異性について認識を新たにしました。薬さえ飲んでいれば社会生活が送れるというのは,確かに朗報には違いないが,うつ状態をどう乗り切るかが問題ですね。

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    2009年10月07日