加藤忠史のレビュー一覧
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「もっと、もーっと、おねがい❤️」
と言ったのはマイメロアニメ版シリーズ2だが、本書も前著に続く2冊目であることを、読み始めてから知った。
連続ものではないので本書から読み始めてもまったく問題はない。
理解されづらい双極性障害の症状や日常での困りごと、家族や周囲の抱える悩み、さらには薬物療法のことや最新(本書刊行当時)の研究動向まで、非常に広くカバーされており、本書を読むと概略が掴めると思う。過不足なく、寮もちょうどよく、そして何よりレイアウトが読みやすい。かわいいイラストや図表もあり、痒いところに手が届く一冊。
セルフケアの仕方、注意点、寛解後の再発予防についても触れられており、双極性 -
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なかなか読み通すのは大変ではある。
でも、精神疾患についての研究の現在の、一角は見えてくる。
パーキンソン病やアルツハイマー、ALSなど、脳細胞が大量死する「神経変性疾患」は、脳そのものの変化から診断される。
けれども、精神疾患は、従来確認できる脳の異常がなく、症状から判断するしかなかった。
そのため、ある症状が主症状なのか、他の障害から来る二次的なものなのかの判別も難しく、投薬その他の治療がうまくいかないこともあったという。
本書は、そういった精神医療の困難に対処するため、さまざまなアプローチの研究が発展したことを紹介していく。
脳の神経細胞のはたらきを解明して、神経の情報伝達回路の変 -
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12の先端研究が「こころの病気」もなんらかの物理的異常に由来することを可視化する
国内の12の先端研究を研究者自らが解説する形式なので「かなり高度」。医師や医学生、あるいは生物学の研究者向けの本と考えたほうがいいくらいのレベル。しかし、かなりバラバラな研究の寄せ集めでもある。入口としてはいい。この先、診療をやりながらこの本に書かれていることが実用化されていくのを実感するときが来ると面白い。
第1部は病因論の総論3題
第1章 シナプスから見た精神疾患(研究者リンク)
第2章 ゲノムから見た精神疾患(研究者リンク)
第3章 脳回路と認知の仕組みから見た精神疾患(研究者リンク)
シナプスにお -
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レビューが追いつかない…
新生活が始まってすぐにゴールデンウィークに入って、そのまままた新しい一週間が始まった。
仕事も、楽になったはずの通勤にもあんまり慣れなくて、なかなか読書の時間がとれない。当然、レビューを描く時間なんてもっととれない。
先月読み終わった作品のレビューを、今さらながらに描いてみることにする。
これだけ医学が進歩しても、未だに解明されていない、うつ病、統合失調症、発達障害などの精神疾患の謎に迫った作品。
無事精神保健福祉士の資格を取得したわたしとしては、とても興味深い作品として手に取った。
(みなさん本当に応援してくださりありがとうございました!)
細胞学、遺伝学、神 -
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過去にうつ病や適応障害、複雑性PTSDの併発病があるため、自分の症状が本当に双極性障害なのか、愛着障害や境界性パーソナリティ障害なのではと疑う日々に終止符が打たれた本でした。
「軽躁状態を本来の自分だと錯覚する」が思い当たる節がありすぎる(笑)
ただ、いかんせんわたしは思春期から発病しており病歴が長すぎるため、診断がでる前から躁鬱エピソードに思い当たる節があるため、逆にゴールが見えなくなった部分もあります。
過去に飲んだ薬の効果や、症状の経過によって何故医者があんな風に薬を変えたかも納得することができました。
脳の病気であること、主な治療は薬物療法と認知行動療法の両輪であることはわかったので -
購入済み
わかりやすい
病気の基礎についてわかりやすかったです。初めてこの病気について知るにはいい本だと感じました。
自分で病院のことなどいろいろ調べてから、自分に合う治療法を探すことが大切だと思いました。 -
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タイトルに偽りあり、といえば偽りありではあります。動物に「うつ」があるのか、ということが主問題ではなく、動物研究から人間の「うつ」を理解することはできるのか。そもそも「うつ」のち療法をどうやって確立していけば良いのかってのがメインテーマ。その過程において「動物に”うつ”はあるのか」という問題を解決しないと前に進めないよねって、ことであり。
著者の加藤先生はSTAP論文で揺れている理研のチームリーダーです。一度だけお会いしたことがありますが、研究内容も、人柄も素晴らしい方でした。本書にもその人柄が現れています。もちろんたった一度会っただけでその人の本質なんかわからないだろうし、そもそも「その人