加藤忠史のレビュー一覧

  • 双極性障害【第2版】 ──双極症I型・II型への対処と治療

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    双極性障害について本当によくまとめられている本。
    当事者もだし、周囲の方や家族が読むととても役に立ちそう。

    一般人としては「服薬も通院も何もない状態に戻ることが当たり前」と感じるが、
    「効く薬があるなら持病のように付き合えばいいじゃない」という先生の考えを受け入れるには
    少し時間がかかるかもしれないと思った。

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    2021年06月11日
  • 双極性障害 ――躁うつ病への対処と治療

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    ネタバレ

    私は双極2型障害と診断されています。

    私のような急速交代型に有効だと報告されている甲状腺ホルモン剤や、双極性障害のうつ状態の第一選択薬となることが期待されているルラシドンなど、私の知らなかった治療薬があることを知りました。

    色々な薬を試しても、ある程度以上、うつ状態が改善されずにいる状態に光明を見いだせるかもしれないと思いました。

    先月、担当医が代わったばかりなので、どんなタイプの先生なのかしばらく様子を見てから、こちらの本で得たことをお話してみようかと思っています。

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    2021年05月08日
  • これだけは知っておきたい双極性障害 躁・うつに早めに気づき再発を防ぐ! ココロの健康シリーズ

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    過去にうつ病や適応障害、複雑性PTSDの併発病があるため、自分の症状が本当に双極性障害なのか、愛着障害や境界性パーソナリティ障害なのではと疑う日々に終止符が打たれた本でした。
    「軽躁状態を本来の自分だと錯覚する」が思い当たる節がありすぎる(笑)
    ただ、いかんせんわたしは思春期から発病しており病歴が長すぎるため、診断がでる前から躁鬱エピソードに思い当たる節があるため、逆にゴールが見えなくなった部分もあります。
    過去に飲んだ薬の効果や、症状の経過によって何故医者があんな風に薬を変えたかも納得することができました。

    脳の病気であること、主な治療は薬物療法と認知行動療法の両輪であることはわかったので

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    2021年05月05日
  • これだけは知っておきたい双極性障害 躁・うつに早めに気づき再発を防ぐ! ココロの健康シリーズ

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    わかりやすい

    病気の基礎についてわかりやすかったです。初めてこの病気について知るにはいい本だと感じました。
    自分で病院のことなどいろいろ調べてから、自分に合う治療法を探すことが大切だと思いました。

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    2021年02月28日
  • もっと知りたい双極性障害 ココロの健康シリーズ

    購入済み

    読みやすい

    絵もカラーもあり見やすかったです。
    病院の現状など、いろいろ勉強した上で治療法を選択しようと思いました。

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    2021年02月28日
  • 双極性障害【第2版】 ──双極症I型・II型への対処と治療

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    双極性障害についての病態、診断、対応に関する基本的な知識を新書1冊に分かりやすくまとめた本書。うつ病が取り上げられる中、うつの診断を受けた人の一部は実は双極性障害なのではないかと言われている。
    双極性障害に関わる人であれば、まずこの本から入ると良いだろう。特に分かりにくい薬物療法に関する記述が丁寧で参考になった。簡単な病気ではないが、受け止めて戦えば厳しい相手ではないということを感じることができた。

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    2021年01月30日
  • これだけは知っておきたい双極性障害 躁・うつに早めに気づき再発を防ぐ! ココロの健康シリーズ

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    イラスト、文字の大きさや余白など読みやすい工夫がされていて、理解もしやすい。
    パラパラめくって、気になったページに目を留めてちょっと読みもしやすいので、腰を据えて読まなくても読める。
    入門書というには重いかもしれないが、気軽に手に取れる本だと言える。

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    2020年06月29日
  • 双極性障害 ――躁うつ病への対処と治療

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    2008年の本。DSM-Ⅳの時代。ラモトリギンが発売されたあたり。エビリファイに双極性障害の適応がなかった時。(躁状態に対する適応は2012、うつ状態に対する適応は2013)
    双極性障害の原因に、ミトコンドリア異常説が認められつつあると記述。いまはどうなんだろ。

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    2020年05月21日
  • 双極性障害 ――躁うつ病への対処と治療

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    双極性障害について、かなり突っ込んで書かれている。分かりやすいとは言い難いが、双極性障害は未知な所が多すぎて、治療も対処療法しかないということ。うつ病に比べても、圧倒的に情報が不足していること。そう言う事をかき集めてまとめあげている良書。

    双極性障害の患者として、理解はできなくても知っておく必要はあるだろう。

    医学的な入門書にもなると思う。

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    2014年12月10日
  • うつ病治療の基礎知識

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    うつ病の診断までの流れ、最新のDSM-5の診断基準のほか臨床的な血管性うつ病や認知症前駆うつ病などなど。治療も薬物療法はガイドラインに則り、双極性障害や併用療法まで網羅。その他mECTや認知行動療法への記載もあり。一般の方がこの書からうつ病を学ぶはじめの一冊としては少し難解だろうか。医療者であればガイドラインを読むよりサクサク読み進められ、総論から各論まで学べる一冊。

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    2014年06月23日
  • 動物に「うつ」はあるのか 「心の病」がなくなる日

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    タイトルに偽りあり、といえば偽りありではあります。動物に「うつ」があるのか、ということが主問題ではなく、動物研究から人間の「うつ」を理解することはできるのか。そもそも「うつ」のち療法をどうやって確立していけば良いのかってのがメインテーマ。その過程において「動物に”うつ”はあるのか」という問題を解決しないと前に進めないよねって、ことであり。

    著者の加藤先生はSTAP論文で揺れている理研のチームリーダーです。一度だけお会いしたことがありますが、研究内容も、人柄も素晴らしい方でした。本書にもその人柄が現れています。もちろんたった一度会っただけでその人の本質なんかわからないだろうし、そもそも「その人

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    2014年06月17日
  • 双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本

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    まえがきによると、当初「双極性障害の人の気持ちがわかる本」という書名で企画されていたが、それは誰にも分からないのではないか、でも患者さんの気持ちを知りたいという人のために役立てばーという経緯でこのタイトルになったそうです。

    躁のとき、うつのとき、社会生活や人間関係、治療… 具体例が沢山紹介されていて、双極性障害の人の気持ちを考える入門書として平易で分かりやすかったです。

    それにしても、精神障害と共に生きるということの大変さは計り知れません。よりよい治療法、薬が開発されることを願います。

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    2013年11月27日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 「双極性障害」ってどんな病気?(大和出版) 「躁うつ病」への正しい理解と治療法

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    双極性障害の研究や著作でも第一人者である著者が、イラストなどを多く使いながら、ほかの病気との違いや病気の全体像を平易に解説した本。

    最近はこのような本が多くなってきたが、厳選された少ない量で必要採点減の情報が手に入るので、まず病気の全体像をつかみたい人にお勧めだと思う。

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    2013年08月08日
  • 動物に「うつ」はあるのか 「心の病」がなくなる日

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    名前こそ出さないものの、サイエントロジーの反精神医学が批判されている。

    動物実験を中心とした基礎研究の紹介が主で、一方で臨床研究も紹介し、精神病の解明と治療法の確立のためには両者の協調が必要だと説く。

    その過程で、精神病研究の実際についてかなり詳しく知ることができる。

    このこと自体が、安易な薬物療法否定論に対する、説得力のある反論の材料になっている。

    精神病は脳の病気であるというのが著者の見方。「心の病」というのは不適切で、「病」は脳の器質的な病変に原因がある。現在その病変が明らかにされていないため、「心の悩み」と「病」が混同されることがあるのだという。

    「うつ病など気合が足りないか

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    2012年06月13日
  • うつ病の脳科学 精神科医療の未来を切り拓く

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    日本のうつ病等の気分障害患者が90万人を超えた。
    だが、病因が解明されていないため、今のところ処方薬も治療法も手探りの状態にならざるを得ない。
    一方、最新の脳科学で、うつには脳の病変や遺伝子が関係することがわかった。
    うつの原因さえ特定できれば、治療法が確立できる。
    今こそ、最先端脳科学と精神医学を結びつける研究環境が必要だ。
    うつ研究と脳科学の世界最新情報から、今後、日本がとるべき道までを示した、うつ病診療の未来を照らす希望の書。

    [ 目次 ]
    第1章 現代の社会問題としてのうつ病
    第2章 うつの現在、過去、未来
    第3章 脳科学の到達点
    第4章 うつ病の脳科学1―うつ病の危険

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    2011年06月05日
  • うつ病の脳科学 精神科医療の未来を切り拓く

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    「国というものがなんだかよくわからない」といった首相がいたようですが、うつ病の原因は究明されているとは言いがたく、手探りの状況であることをこの本を読んではじめて知りました。
    診療内科医に対する患者や家族の不安や不満は、こういった現状を知らないことにも一因がありそうです。

    とはいえ、日本における脳科学の研究が世界の先端をいっており、解明が進めば原因がつかめそうなところまで迫っているというのは希望が持てました。

    うつ100万人時代ともいわれる現代だからこそ、病気の治療を医者任せにするのではなく、ひとりひとりが十分な知識を持つことが大切なんだろうと思った次第です。

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    2010年05月19日
  • 動物に「うつ」はあるのか 「心の病」がなくなる日

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    題名を見て買って中身を読んだら思ったよりも違う内容だったなぁというのが印象。

    最初は動物を切り口にしてうつについて考えていく内容かと思ったら、本当に医学的にうつを捉えていく実験の内容。

    著者が現場に立っているというのもあり、他の病気と精神の病気の治療、実験の比較からうつの本日が見えにくいという所を経由して今後の医学の方針についての希望が書かれている。

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    2025年04月27日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 双極症と診断されたとき読む本(大和出版) 正しい理解と寛解へのヒント

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    双極症についての基本的知識を簡潔かつオールラウンドにまとめた一冊。
    「どんな病気なのか分からない!」という時に知識を得るには最適だろう。
    個人的には使用される薬の効き方の違いがわかりやすくまとめられているページが助かった。

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    2025年01月29日
  • 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか

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    うつ病と脳の関係が知りたくて読み始めた。
    専門用語が多く、脳機能を全く知らない立場からすると実験の結果を報告されてもいまいちピンとこない。だが、適応障害やうつ病、双極性障害の違いがわかり、このような症状が発症するかどうかは遺伝も関係していることが知れて為になった。

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    2025年01月11日
  • 動物に「うつ」はあるのか 「心の病」がなくなる日

    Posted by ブクログ

    うつ病が何かまだ解明されてない。だから動物実験モデルを作れてないってお話し。
    脳の病気と心の病気、正常と異常と線引きは難しい。。。
    実験動物の色々に着いて、勉強になった。
    期待してた動物の精神については分からず。

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    2024年04月13日