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元気も食欲もなく近寄ってこない/来客があるたびに激しく吠える/家のなかで尿による匂いづけをする/自分のしっぽを追いかけまわすこれは「病気」? たんなる「悩み」? 臨床と基礎の両分野をこなす数少ない研究者として、国内外において双極性障害の研究を牽引している著者が、「うつ」について脳と心の両面から考えた意欲作。動物にも精神疾患はあるのか?――この疑問は、そもそも「心の病」とは何か、私たち人類はどうすればこれを克服できるのかという社会問題そのものである。毎年三万人が自殺で亡くなり、休職者の激増が取り沙汰されながら、じつは根本的な原因も確実な診断法や治療法もわかっていない精神科医療の実情。ただ話を聞いて「とりあえず抗うつ薬」では、真の問題解決にはならない。ひょっとしてうちのイヌ、うつ病!? 何も語らない動物を通して、「悩み」と「病気」の線引きの難しさ、心と脳をつなぐ研究の最新動向を読み解く。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年05月19日
もらい本です。
結局まだまだわからないことが多いのです。
たとえ治療ができたとしても、わからないことが多いのです。
治療戦略と研究戦略は違うと言うし、
誰のための研究か考えないといけないと言うけど、
そんな周りから「こうあるべき」だけを押し付けられたって、研究するのも人だから。
いなくなっても困る...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月17日
タイトルに偽りあり、といえば偽りありではあります。動物に「うつ」があるのか、ということが主問題ではなく、動物研究から人間の「うつ」を理解することはできるのか。そもそも「うつ」のち療法をどうやって確立していけば良いのかってのがメインテーマ。その過程において「動物に”うつ”はあるのか」という問題を解決し...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月13日
名前こそ出さないものの、サイエントロジーの反精神医学が批判されている。
動物実験を中心とした基礎研究の紹介が主で、一方で臨床研究も紹介し、精神病の解明と治療法の確立のためには両者の協調が必要だと説く。
その過程で、精神病研究の実際についてかなり詳しく知ることができる。
このこと自体が、安易な薬...続きを読む
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