室積光のレビュー一覧
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十年前、たった一人でカルト教団を崩壊させた八十歳の老人がいた―世界最強の技を持つ達人・山本俊之の存在を知った謹慎中のサッカー部員・晃吉とクロアチア人の留学生・マルコ。
二人は達人がこもる山へと向かい、イルジスタン人のアバスとともに修行を始めるが…。Posted by ブクログ -
タイトルにはミステリとあるけれど、中身は極上のエンタメでしょう。悲しい結末なはずなのに、なぜが笑ってしまうシチュエーション。ユーモアと人情にあふれた面白さで、一気に読んでしまいました。
名前が示す通り、著者は山口県のご出身。山口舞台の作品があるか、ちょっと探してみたい。Posted by ブクログ -
前作の「達人山を下る」が室積光らしいハチャメチャなコメディ小説だったので、続編である今作もあまり期待せず、箸休め程度のつもりで読んだが、期待が大きく裏切られた。
面白い! (良い意味での)期待の外れ具合で言えば今年一番だ。
物語は前作の十年後。
カルト教団を一人で崩壊させた柔術の達人・山本の弟子に...続きを読むPosted by ブクログ