室積光のレビュー一覧

  • 都立水商!

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    工業製品を作る生業に進む学生は工業高校へ。
    農業へ進む学生は農業高校へ。
    漁業関係に進む学生は水産高校へ。
    水商売(風俗産業含)に関する職業人として、接客、技術を訓練教育を行う水商売に特化した専門職業高校を歌舞伎町に開校設立。
    ホステス科、ソープ科、マネージャー科、ゲイバー科などなど、始まりは七科での発足。
    聞こえは随分ではあるが、笑わせ泣かせてくれる青春小説。そして、随所に込められた現代の社会風刺が、大変によく効いている。
    室積氏のデビュー作品だったのか。知らなんだ。
    今のところ既読の氏の作品は、どれも個人的にはハマる作品でした。

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    2018年10月07日
  • ツボ押しの達人

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    達人シリーズも月日が経ったなぁ
    その割には達人の達人っぽさが相変わらず
    そして旧制高校の話題もあいかわらず

    ってか、このシリーズのラスボスは野玉なのか?
    語感からして、モデルは小沢一郎?

    それにしてもこのお話、天才のバーゲンセールだぜぇ(笑)
    主人公が調子に乗りやすいのもなんだかねぇ
    でもまぁそのおかげで展開が早いのは作者の特徴か

    このシリーズ、どこまで続くのかねぇ?

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    2018年09月18日
  • 史上最強の大臣

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    前作『史上最強の内閣』の続編。
    前作は安倍政権、麻生政権のパロディだったが、本作は菅、鳩山、野田と。
    もちろん、政治エンタメの一作ではあるが、小説の形式を借りた教育論的が展開される。
    作中の「子供を通して未来を託す」「次の誰かのために」という一節には胸を打たれる。
    ゆとり教育だとか、戦後教育、受験戦争、道徳教育、食育、その他諸々。
    世代によって実に価値観は様々だ。ご存命の戦中派もいれば団塊世代、団塊ジュニア、ゆとり世代、さとり世代。
    資本主義と社会主義となると、すぐに右だ左だ、排斥だ、周辺国への配慮、軍国主義、靖國参拝、慰安婦問題とまるでオモチャ箱をひっくり返したように、本筋とは異なる論議が

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    2018年05月27日
  • 史上最強の内閣

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    『史上最強の内閣』
    室積光 著

    平時の表向きの内閣の裏に、有事の裏内閣が存在が!
    正に元老院ばりのお歴々。
    ブラックユーモア満載の内閣エンタテインメント。
    「お腹痛いから、俺、総理やめるわ」の安倍首相。「未曾有をミゾウユウ」なんて読んじゃう麻生元首相。実際にあった話だけども。
    二世三世の世襲制議員の小物っぷり、低脳ぶりを皮肉たっぷりに描かれる。
    お母ちゃんに9億円のお小遣いをこっそり口座に振り込んでもらう鳩ポッポとかね。
    とは言え、一冊を通して見える政治史は現代国民の代弁と言っても過言ではない。
    青雲の志ってものが、死語になる今。
    50年100年先の日本を見据え、何が何でも日本の未来の為に、

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    2018年05月13日
  • 史上最強の大臣

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    面白かった。書店員の方が書いてる解説がよく出来てる。この本の面白い読み方を、きっちり示してくれてる。本当にすごい、魂の教育論。

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    2018年03月29日
  • 史上最強の大臣

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    世間的には前作の方が評価は高めのようだけど、教育に携わったこともある身として、常々考えていた部分でもあり、こちらの方が好き。パロディとしても面白さもあるが、人間味溢れる人物の語る言葉が印象的だった。

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    2017年10月27日
  • ドスコイ警備保障

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    書評とタイトルの面白さから購入。良い意味で漫画的な成功譚で、肩の凝らない痛快な物語に仕上がっている。元力士の再就職支援を相撲協会理事長が推し進め、そこに敦子をはじめとした訳アリ同級生が絡んで警備会社を設立すると、あれよあれよという間に評判が高くなっていく。読み手もこのペースに乗って楽しまなければ損だ。最後には理事長・南ノ峰と警備会社社長・豪勇の心温まる秘密が明らかにされる。少しの波風とほっこりする話で楽しめた作品。

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    2017年08月21日
  • ドスコイ警備保障

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    着想は素晴らしい。相撲への愛も感じられました。後半が駆け足というか、ちょっと雑になってしまったのが残念。

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    2017年05月04日
  • 埋蔵金発掘課長

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    財政難対策として、市長の突拍子もない埋蔵金発掘の指示により、展開する作品です。ただ、それだけでなく、戦争の深い問題や、ちょっとしたオチもあり、とても楽しく読めます。

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    2017年01月29日
  • 史上最強の大臣

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    登場人物の名前だけを見ると、チープで軽いパロディ小説かと思うが、内容は感心することが多かった。愛国主義とか団塊の世代の特徴とか、曖昧にしか知らなかったことがたくさんあって、それをわかりやすく登場させてくれていて、随分勉強になった。登場人物の関西弁や広島弁、土佐弁なんかも軽快で読みやすかった。

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    2017年01月27日
  • 埋蔵金発掘課長

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    『史上最強の~』シリーズの室積さんの近作です。

    室積さんの作品と言えば、
    突飛な設定からのユーモア小説といぅ印象ですが、
    その実は、皮肉の効いた社会派の小説でもあって、

    本作品も、地方都市の財政問題に端を発しながら、
    最後は、埋蔵文化財と地域おこしにまとめていく、
    ありがちながらも、うまい構成、展開でした。

    『史上最強の~』は、ちっと飛び過ぎていたので、
    むしろ、本作品ぐらいの方が、ちょうどいいかも。
    全編で楽しく、でも、それだけではない作品。

    面白かったです。

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    2017年01月13日
  • 史上最強の内閣

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    関西弁でテンポの良い展開は、面白かった。ただ特に感動したり、心を動かされるような点は無かったかな。サザエさんの幸福のくだりは、なるほどな-と感心した。

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    2017年01月12日
  • 史上最強の内閣

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    めちゃくちゃである。こんなに上手くゆくはずもない。というのはその通りだし、若干思想が偏っている気もするが、まさに痛快。本当にこういう風になれば平和で面白い世界、社会になるだろうに。日本が滅びるかもしれないが。しかし、一軍の内閣、ないかなぁ…

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    2016年12月14日
  • 埋蔵金発掘課長

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    地方都市が財政難から埋蔵金発掘に夢見るお話
    最初はいつもの感じの妄想設定を膨らませた話かと思ってたら、中盤あたりから化ける

    埋蔵金なんてそもそも郷土史に詳しくないと無理だよね~ とか思って読んでたら
    将に郷土の名士の話になってた

    一番心に残ったのが、最後の方で藤山新作がインタビューで語ったところ
    戦争はだからいけないよなぁと考えさせられる

    仁科関夫は実在するけど、藤山新作は実在しない?よね?
    なのに妙にリアリティを感じる設定でした

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    2016年11月12日
  • 埋蔵金発掘課長

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    面白かった~。
    突拍子もない設定で、一体どこに落ち着くのかと思っていたら、ものすごい高尚なテーマにたどり着いた。人間にとっての永遠のテーマかもしれないけど。
    もう一回読みたい。

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    2016年10月25日
  • 史上最強の大臣

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    史上最強の内閣の続編
    でも今度は大阪の教育改革がテーマ

    相変わらずネーミングセンスが最高
    新しい総理大臣が管良内人(くだらないと)とかね
    前作に引き続き、明らかにあの人とわかるもじり方なので、ほぼ実名状態
    もう、団塊世代の鳥越なんてもう実名でも一緒じゃね?なレベルの現実に沿った描写

    この本で語られている政策には概ね賛成
    定期的にひっくり返すというのは大事だよね
    特に親の世代の方法が通じないようにするのはいいと思う
    その時代時代によって価値観って変わるものだし、そこに沿った形で制度を変えてけばいいんじゃないかな

    で、日本人として共有すべきは文化であるという事
    文化を共有出来るならどこの国の

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    2016年09月08日
  • ドスコイ警備保障

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    タイトル負けしない楽しめる作品でした。
    引退した力士はどうなるのかというちょっと気になるリアルな問題とわかりやすいギャグで終盤まで飽きずに読めました。

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    2016年09月06日
  • 史上最強の内閣

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    定期的に人から勧められたり貸してもらったりする本を読むと、自分の嗜好が(思考も)偏り過ぎるのを防げるような。錯覚かもですが。

    面白かったです。
    東京の内閣は実は二軍で(この言い方が好きだ)、有事の際には本物の内閣が京都御所からやってくる、という設定。アクの強い総理と官房長官、各大臣たちの名前と出自を聞いただけで笑い転げます。

    実在する政治家や国際問題を揶揄しながらもコメディに仕上げていて、笑いつつも、ふと核心に触れたりして。そして最後にどかーんと泣かせてくれました。あれは反則だ。

    反対意見が常に存在することこそが、自由で平和である証、というのは世界の中の平和でない国や地域を見ていればよく

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    2016年08月26日
  • 史上最強の内閣

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    北朝鮮から日本へミサイルが打ち込まれるかもしれない状況で、「実は1軍の内閣がありました」という設定のお話し

    国名は実名、登場人物は元が誰かは容易に想像できるレベルで架空名
    でも実際にアノ人ならそんな事言いそう、とか口調まで用意に想像できる

    ま、実際にこんな内閣があったら安心だわなぁ

    政治的にどうしても右側の描写が多くなるのは仕方がないにしても
    憲法9条の輸出に関しては同意
    「9条を守れ」とか声高に叫ぶ連中には「中韓朝にこそ9条を入れさせろ、バカ」とずっと思ってたので、あの切り返しにはスカッとした

    日米同盟に関しても、実際に有事の際にはどうなるかわからないよね?
    あちらさんって世論でコロ

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    2016年08月10日
  • 都立水商! 22

    購入済み

    感動

    最終回はやっぱり感動する

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    2016年06月27日