【感想・ネタバレ】ツボ押しの達人のレビュー

あらすじ

放談社週刊ミライ編集部の望来は、かつて指一本で勇名を馳せた達人を取材しに山に入る。人の尊厳を一瞬で奪う筆舌に尽くしがたい凄技を操る達人から、望来は技の手ほどきを受けることに。そこへ編集長刺傷の報が。ヤクザの逆恨みか、それとも…!? 事件解決に乗り出す望来はもう、かつてのひ弱な記者ではなかった!

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Posted by ブクログ

久しぶりにコミカルで、楽しい本でした。

達人は、私の祖父と同じ歳です。
祖父はもういませんが、達人と同じ歴史の中を生きていたんだなぁと思うと、達人の「さよならだけが人生だ」は、とても重みのある言葉に感じました。

主人公の望来が、ツボ押しのセンス抜群で、痛快なまでに事を解決していくのが、楽しかった

室積さんの本を初めて読んだのですが、他のもかなり面白そうなので、また読みます。

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2023年08月27日

Posted by ブクログ

痛快ツボ押し小説。
今回は、中根望來の視線でのストーリー展開。
ちょっと事が上手い方向にすんなり進み過ぎるのはお愛嬌。
読後感爽やかな一本でした。

さよならだけが人生だ

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2022年12月14日

Posted by ブクログ

達人シリーズも月日が経ったなぁ
その割には達人の達人っぽさが相変わらず
そして旧制高校の話題もあいかわらず

ってか、このシリーズのラスボスは野玉なのか?
語感からして、モデルは小沢一郎?

それにしてもこのお話、天才のバーゲンセールだぜぇ(笑)
主人公が調子に乗りやすいのもなんだかねぇ
でもまぁそのおかげで展開が早いのは作者の特徴か

このシリーズ、どこまで続くのかねぇ?

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2018年09月18日

Posted by ブクログ

最初に目についたのはこの作家の『都立水商!』だったのだが、あらすじを見てこちらの作品を読むことにした。
主人公は文学作品にかかわる編集者になりたくて出版社に就職したが、配属先は週刊誌。潜入取材がバレて身の危険があるとのことで、一時身を隠すため、別件取材で岡山へ行くことになった。
違和感のない展開で読みやすくていいなあと思っていたのだが、後半は、他の方も書いている通り、現代版北斗の拳かよ…。おもしろいんだけど、それに頼り過ぎ。作者が劇団主宰ということで腑に落ちた。劇団の作品って大げさなドタバタやお笑いがあるものが受けるのよね(私の偏見ですが)。
振り込め詐欺や、勝手に撮影された動画が本人に断りもなくネットに上がるなど、思ってたよりも新しいモチーフが出て来る。もっと前に書かれた作品だと思っていたので違和感があったのだが、以前に書かれた2作の焼き直しとのことで納得。それがこの作品の良さを損なうものではない。他に2冊ある達人シリーズが、発行年が前後していることになり、それがどう影響しているかわからないが、それも読んでみたくなった。

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2022年11月22日

Posted by ブクログ



齢94歳。
半グレ、極道、巨大宗教団体をたった一人で壊滅させる。いかにして、壊滅させたか。
それは「ツボ押し」。正に北斗の拳。
秘技「尊厳崩し」。そのツボを押された者は、否応無しに前から後ろからあられもなく、お漏らしをするという。
政界を巻き込む資金洗浄の手掛かりを掴んだ編集者が拉致される。拉致られた編集長を救出すべく、若手記者が奔走する。
岡山で出会ったその仙人とは...
エンタメ作品だが、ちょいちょい真理を突く台詞が散見。サクッと良い作品でした。

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2018年10月15日

Posted by ブクログ

軽いノリで大いに笑わせてもらった。新技の名前には思わず噴き出した。
あらすじ(背表紙より)
放談社週刊ミライ編集部の望来は、かつて指一本で勇名を馳せた達人を取材しに山に入る。人の尊厳を一瞬で奪う筆舌に尽くしがたい凄技を操る達人から、望来は技の手ほどきを受けることに。そこへ編集長刺傷の報が。ヤクザの逆恨みか、それとも…!?事件解決に乗り出す望来はもう、かつてのひ弱な記者ではなかった!

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2017年07月24日

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