あらすじ
関取になれなかった相撲取りはどうやって食べたらいいのか――そうだ「警備会社」を作ればいい! そんな発想からこの小説は生まれました。名付けて「ドスコイ警備保障」。この会社の社員には、少々の凶悪犯では絶対に敵いません。ガードマンが「スモウレスラー」なら外タレのウケもいいでしょう。さてさて、こんな設定で書かれた小説はいったいどんな展開になるのか? 読んでのお楽しみです。 面白さ100%保証!
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社員が全員元相撲取りの警備会社。
水商売を目指す公立高にしろ、
筆者のアイデアに感心させられます。
しかもいい人達の集まったキチッとした
会社なんですよね。笑
笑いあり涙ありの前向きになれる
良い小説にまた出逢えました。
いい時は『おかげさまで運よく』と思い、
悪い時に『誰のせいでもない自分の努力が足りない』と思う。
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大相撲。そのトップはもちろん横綱ですが、その座を目指して多くの力士が努力しています。
しかし、トップ層が活躍する裏では、「夢」破れる若者が多くいるのも事実。
親方やちゃんこ屋、タレントなどに転身できる者は西鶴のあるものだけであり、大半の「元力士」は社会の荒波にもまれることになるのです。
そんな現状を憂えた元横綱の南ノ峰親方。
引退した力士の働く場所として「ドスコイ警備保障株式会社」を設立。
もと力士15人の社員でスタートするはずでしたが、社員寮として使っていた建物で、以前から生活していた松村君という「ただのデブ」も加わり…。
<裏表紙あらすじ>
社員は全員、元力士。史上最強の警備会社が誕生した。名付けて「ドスコイ警備保障株式会社」。きっかけは、引退後の力士の就職先に心を痛めた相撲協会理事長・南ノ峰親方の親心だった。▼立ち合いのスピードはオリンピックの短距離選手級、体重百キロを軽く超える巨体、しかも全身が筋肉。この警備会社の社員には、少々の凶悪犯では絶対に敵いません。元スモウレスラーのガードマンなら外タレのウケも抜群です。▼予想外の展開に、読むのを止められなくなるほど面白い。あの『都立水商!』の著者が書いた、結末は大感動の上質エンターテインメントがついに文庫で登場です!
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文句なし!
室積作品の最高峰 。( *`ω´)
もう更にハマりまくりの爽快さ。
本当にこの作者の着眼点は凄いと思います。
正義は勝つ 的な小気味良さは 水戸黄門並みっ!
是非是非読んで欲しい作品のNo.1
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三浦しをんさんの書評がきっかけで読みました。
あんまりにも物事がうまく進みすぎて、ひやひやさせられたが!
最近は世知辛さの押し売りにげんなりしていたので、愛すべきキャラクターのみで構成されているようなこの世界観にうきうきさせてもらった。
心から楽しめる、気持ちのよい小説だった。
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小気味よいばかりの善意のオンパレード。
いや、登場人物を取り巻く状況はときに苛酷なんだけど、最終的には悪人がいないという稀有な本。
面白いばかりに物事がうまく運んで、でもそれが無理なく信じられる。
いや、いいんじゃない、こーゆーの?
作者はきっと、とても幸せな人生を歩んできた人なんじゃないかなぁ。
いや、だといいな。
どんなに落ち込んでいても、元気になれそうな気がするな、ここまで善意イッパイの本にあっちゃったら。
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物語全体のスピード感もよかったが、随所に散りばめられた小ネタが◎。 もっと読みたくなるほど、どの登場人物もキャラがしっかりしている。
関取になれなかった相撲取りはどうやって食べたらいいのか――そうだ「警備会社」を作ればいい! そんな発想からこの小説は生まれました。名付けて「ドスコイ警備保障」。この会社の社員には、少々の凶悪犯では絶対に敵いません。ガードマンが「スモウレスラー」なら外タレのウケもいいでしょう。
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相撲界から身を引いた元力士達が警備会社の社員となり、新たな日々を始める。
スポーツマンへの敬意が端々から窺える。
何もかもトントン拍子に進んでいくので、さすがに都合が良すぎないかと思う部分もないわけではないが、明るくて前向きな話なのでそうあるべきなのだろう。
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書評とタイトルの面白さから購入。良い意味で漫画的な成功譚で、肩の凝らない痛快な物語に仕上がっている。元力士の再就職支援を相撲協会理事長が推し進め、そこに敦子をはじめとした訳アリ同級生が絡んで警備会社を設立すると、あれよあれよという間に評判が高くなっていく。読み手もこのペースに乗って楽しまなければ損だ。最後には理事長・南ノ峰と警備会社社長・豪勇の心温まる秘密が明らかにされる。少しの波風とほっこりする話で楽しめた作品。
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タイトル負けしない楽しめる作品でした。
引退した力士はどうなるのかというちょっと気になるリアルな問題とわかりやすいギャグで終盤まで飽きずに読めました。
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「史上最強の内閣」で知った室積さんの著書、「ドスコイ警備保障」です。
ストーリー的にも、見たままと言うか、直球な内容。
分かり易い文章使いと、少しだけ分かりにくい情景描写・・・
中卒とともに、相撲部屋に入りその後、芽が出無かったり、引退しても親方にはなれなかった元相撲とりの受け皿として、警備会社を設立します。
破壊的なパワーと、優しい心持。ドラマ向きな内容で、しかも泣けます。
室積さんの、捻りの無い直球勝負な感じが、あえて新鮮で面白いです。
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B'zの旅仙台!のお供。三浦しをんの三四郎…からの紹介?。超面白かった。それなのに読んだ人がこんなに少ないなんて!しかも書庫だなんて!ひどいわ。うまくいきすぎ、とも思うけど、相撲、力士のすばらしさに感動。普通のデブ・松村がアメリカで成功するなんて。笑いながらちょっと泣ける、みたいな。全体に軽くすいすい読める。にやにやしながら読んでしまった。この作者、もう書いてないのかしらん。
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ドスコーイ!タイトルからは予想できない?感動物語でした☆南ノ峰親方、素晴らしい人柄です。大東山の「夢」に対する想いには泣かされてしまいました><静士郎の名言は引用コーナーで♪ Special Thanks to N.H-san.
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ちょっと馬鹿馬鹿しいのですが私は好きです。お相撲さんの受け皿のお話です。タイトルもお相撲さんの何となくユーモラスな感じが出てて微笑ましい。今すぐに読んで欲しいのは相撲協会の方々。
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相撲協会理事長の発案で起業した、「社員は全員、元力士」の警備保障会社、その名も「ドスコイ警備保障株式会社」。
立ち合いのスピードはオリンピックね短距離選手級、体重百キロの巨体は全身が筋肉の固まり。
そんな彼等の奮闘記は、どこかユーモラスで。
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元横綱の南ノ峰親方に呼び出された。
引退後の力士の就職先に心を痛めていたのだ。
そこで考えたのが警備会社。
社員は、全員元力士。
史上最強の警備会社が誕生する。
その名も「ドスコイ警備保障株式会社」。(いきないり株式?)
立会いのスピードはオリンピック短距離選手級。
体重は百キロを越える巨漢。
しかも全身が筋肉。
当会社の警備は、少々の凶悪犯では絶対かないません。
もし、元力士の警備会社が出来たら・・・と言うお話です。
非常にコミカルで読みやすい作りになってます。
力士だって人間です。
警備会社の成長とそれに関わる人々を書いた作品です。
面白いですよ〜。
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引退したお相撲さんを警備会社で雇うと言う発想は面白いなと思った。皆良い人で嫌な登場人物がいない。終わり方もすごく良かったと思う。警備会社としてどんどん軌道に乗っていくが、その仕事内容についての描写があまりなく、松村君に全て持っていかれた感がある松村君が良い味を出しまくっている。
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相撲をスポーツと同じ視点で見てはいけないだろうけど、力士の土俵人生はスポーツの中でも最も短い。そのため、角界の頂点を目指し義務教育を終えて直ぐに角界へ飛び込む人が大半だ。しかし、若いうちから相撲に人生を預けても、幕内力士として土俵に上がれるのは一握りしかいない。多少潰しがきく大学出身者や実家で働ける者は土俵を去っても働く場を求めることができるだろうがほとんどの者はそうはいかない。彼らに全力で相撲道を邁進してもらうためにも力士の警備会社というのはとってもいい発想だと思う。もしかして、もう実現してるのかな
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本当にこんな会社があったらいいのになぁと思います。
誰か作ったら良いのに。安心感抜群!後半のタレント事務所っぽいのは、どうかなと思いましたが…。
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廃業した力士たちの受け皿として、彼らを受け入れる警備会社が誕生した。
寮で共同生活を送り研修を受け、それぞれ現場で仕事に励んでいたところ、偶然がきっかけで会社の名が知られることになる。さらに世界的スターの目に留まったことから彼のボディガードを務め、それをきっかけに警備だけでなく、スターへの道を歩み始める者も出て来る。
最後にはこの会社を発案したある親方の知られざる心情も明らかになり、心新たにより良いサービスを提供していこうと社員たちは思う。
全てがとんとん拍子に行き過ぎな感は否めないが、こういう発想は良いと思った。もちろん今も引退したアスリートの再就職というのは課題になっていて簡単なわけではない。だからこそ、このようなフィールドで頑張ってる人たちがもっとクローズアップされたらいいのにと思った。
話としては登場人物がみんな良い人なので、敵役みたいなのが出てきて窮地に陥るみたいな展開があっても良かったのかなとも思う。また、1名だけ除いて力士以外の人たちの役割が物語の帳尻合わせみたいになっている気がした。
Posted by ブクログ
社員は全員、元力士。史上最強の警備会社が誕生した。名付けて「ドスコイ警備保障株式会社」。きっかけは、引退後の力士の就職先に心を痛めた相撲協会理事長・南ノ峰親方の親心だった。立ち会いのスピードはオリンピックの短距離選手級、体重百キロを軽く超える巨大、しかも全身が筋肉。この警備会社の社員には、少々の凶悪犯では絶対に敵いません。元スモウレスラーのガードマンなら外タレのウケも抜群です。予想外の展開に、読むのを止められなくなるほど面白い。
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廃業した力士達の警備会社を設立する話
力士に偏見はないけど、ご都合主義が強め
若乃花が廃業後にアメフトに挑戦して断念したとか、曙はヒキガエルになったし、他にも力士がプロレスに転向したけどうまくいかないとかよく聞くけどね
それはそうと、力士の廃業後のセカンドキャリアの受け皿としては面白い試み
セカンドキャリアの成功が難しいのはアスリート全般に言えることだけどね
現実でも何かそんな人たちの受け皿的な仕事はないものかね?
それぞれの協会が何がしか考えてはいるんだろうけど、潰しが利かない人たちが多いので、なかなか難しいよね
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予想通り、斬新な発想とテンポよい文章でした。
相撲取りが警備員という発想が面白いし、
何より登場人物たちの人となりが素晴らしい。
こんな人たち、まだいるのかなという実直さと熱い心を持った彼らは読んでいて気持ちが良い。
そして、強い!笑
作者の相撲界への提言も、詰め込まれた小説なのでは?
こんな警備会社あったら楽しいし、人気出るだろうな。
なんか、相撲にも興味出てきたし、良いきっかけ本になりました。
ふつうのデブの松村くんのポテンシャルが何気に高い。笑
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引退した力士が働く警備会社「ドスコイ警備保障」
読みながら自然と笑みが出てきてしまいます。
乾杯の挨拶が「ドスコイ」という場面になごみます。
登場人物が皆前向きなのもいいですね。
軽い読み口でさくさく読めます。
Posted by ブクログ
相撲社会を引退した人達の受け皿として設立された会社「ドスコイ警備保障」。設立のキッカケから繁盛していく様を人情味と笑いが溢れる話てんこ盛りでごっつぁんです!
テンポ良く話は進み、順風満帆でハッピーエンド!!
直球ストライクのど真ん中。
もぅ少し波風があっても良かったと思う。。。
Posted by ブクログ
メタ的要素が強すぎるような。
室積さんの小説には、人生の哲学のようなとてもいい言葉が散らばっていて、それだけで十分読む価値はある。個人的には地の文はあまり好きではない・・・。
例えるならば、ファッションセンスはあまり良くないけれど、質のいい服を着ている人に似ている。
Posted by ブクログ
ただのデブではない、軽いフットワークのデブは、可愛いと思う。話が、上手く行き過ぎてつまらない。もう少しアクシデントがあってもいいかも。暇つぶしに読むのには、軽くていい本でした。