さくらももこのレビュー一覧
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ちびまるこちゃんの作者のエッセイ。作者の体験したことなどが面白おかしく語られる。
存在は知っていたが、読んだことがなかったので。
内容は昭和のギャグのため、令和の今となっては恐らく許されないような内容も含まれる。
特に祖父の葬式の話は恐らく現代で世に出ていたら確実に炎上しているだろう。
ちびまるこちゃんも1巻とそれ以降で結構作風が違ったと思うのだが、1巻のキレのまま、子供向け漫画の制限をなくして書かれたような作品の印象を受けた。
おおむねギャグの内容ではあるのだが、作者の考え方などが語られる最終章のその後の話は色々と考えさせられた。
あのノリで文章を書く人が、当時20代でこんな達観した考え -
Posted by ブクログ
#もものかんづめ
#さくらももこ
#集英社
幼少期にちびまる子ちゃん、サザエさんをテレビでずっと見ていた世代なので、ちびまる子ちゃんのその後を見ているようで楽しかった。こんな箸休め的な文章あるんだなあ。日常を深刻すぎずに面白く過ごすのがいいのかも。エッセイもいいものですね。
#PeachCans
#SakuraMomoko
#Shueisha
As a child, I grew up watching Chibi Maruko-chan and Sazae-san on TV, so it was fun to read this as if I was watching what hap -
Posted by ブクログ
ネタバレ文章を読んで、「ふっ」と笑うことはあっても、
「あはは」と笑うことはなかなかない。
ただ、この「もものかんづめ」は、
「あはは」の宝庫なのだ。
あの「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこが描くエッセイ第一作目。
「コジコジ」を含め、ユニークなキャラクターや個性を生み出す、さくらももこがどのように日常を捉えているのか、そんな一瞬一瞬が垣間見える本作。
エッセイの醍醐味とは、"皮肉"だと思っていたが、
確かに皮肉も聞いているが、
ひとことでこの作品を表すのならば「世界一笑える独り言」なのだ。
確かに「ちびまる子ちゃん」を例に、本作も個性的な性格の持ち主たちが突飛な行 -
Posted by ブクログ
ネタバレ皆さんご存知のアニメ、ちびまる子ちゃん。
日曜日の定番アニメで、とても面白いですよね。
子どもの頃は「まるこ〜…!!なんかやだ!!」なんて思いながら見ていましたが、今では「あー…まるちゃん、そんなことしたら怒られるよ〜」なんて思いながら見ています。
そんなまるちゃんの、本当のお話。
まるちゃんとたまちゃんは親友ではなかった…?
まるちゃんと友蔵さんは仲良しではなかった…?
まるちゃんのおうちは本当は……
アニメのちびまる子ちゃんは「もしも、まるこが
○○だったら…」なんてもうそうも踏まえて作成されていたそうで、それを知るのもまた良かったです。
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Posted by ブクログ
小3なのにすでに”自分”が定まりまくっていて、すごすぎる。
私がまる子と同じ小3くらいのときには、お母さんや先生に自分のことを否定されたら、なんか違うとモヤモヤしても、それを言語化できなかったし、自分の軸は定まらず、常に周りの大人たちに影響を受けまくっていた。なのにまる子はお母さんに怒られようとも、まだ9歳やそこらなのに「とはいっても、私は〇〇なんだから仕方がない」と完全に割り切ってしまうのだ。カッコ良い。
こうなると、さくらももこさん自身の子育てがどんな感じか気になる。今度読む予定の「さくらえび」で息子さんとの話が出てくるみたいなので楽しみ。