中野明のレビュー一覧
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r>g というのは見たことがあった。説明はできない。
そういう私みたいな素人にちょうどいい本。
一番やさしいを謳っているだけあって、専門知識無しでも読めました。
■20世紀は、経済成長率(g)が資本収益率(r)を上回る前代未聞の世紀だった。戦争により資本が破壊され、戦後復興で経済成長したことが主要因か。
■大戦前の20世紀初頭のヨーロッパはひどい資産社会だった。現在のアメリカ等もこれに近づきつつある。
■原書で引き合いに出されているらしい「ゴリオ爺さん」に興味。セコセコ働くよりも、資産家の娘と結婚して遺産奪収するのがいいんじゃない?とそそのかされる話らしい。 -
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2015年の本なので、今更かもしれないけど、厚さにめげて読まなかった本の超入門。
いきなり「21世紀の資本」を読むより、これである程度の概略を掴んでからの方が読めるのだろうと思う。厚さに負けずに読める気になります。
4ページで1つのテーマを図を入れて説明しているので、読みやすかった。
「21世紀の資本」では、労働から得る所得より過去に蓄積した富から得る所得の方が優位性が高いと経済格差が広がり、不平等な社会になってしまう、ということを、とても長い期間のデータから割り出して書いてあるのです。
世界中で格差が広がっている理由もわかります。
解決策はもはや政治の話となるが、ピケティの理想論をバカにせず出来ることから少しずつやるべき、との結論は、その通りと思いました。
ピケティの予測は2100年までなので、今から読んでもいいかも。 -
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<目次>
序章 謎の人物チャールズ・ラング・フリーア
第1章 美に目覚めた実業家
第2章 世界漫遊家が日本を行く
第3章 日本美術のとりこになる
第4章 ビングとフェノロサ
第5章 コレクションの寄贈
第6章 原富太郎との友情
第7章 益田孝との確執
第8章 中近東からエジプト、中国へ
第9章 フリーアの晩年
終章 死と再生
<内容>
アメリカに日本美術を中心とするアジア美術コレクションを展示するフリーア美術館(スミソニアンにコレクションを寄贈して作った)を建てた人物の伝記。
鉄道を中心に巨万の富を築いたが、結婚もせずその富を東洋美術、主に日本美術のコレクションに充てた。審美眼に優れ、偽物を見抜き、値段も古美術商の言い値では決して買わない、優れたコレクターだ。しかも美術ジャンルに著名な友人が多い。例えばフェノロサ、原富太郎、益田孝…。資料を堅実に紐解き、誠実にまとめられた、面白い伝記だった。 -
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日本の場合に、より引き付けてかいてあって最後まで興味深く読みました。ピケテイの原書は、もちろん翻訳されたものの方だけれど、情熱が傾けられていて、ときどき、日本人の目から見ると、跳び跳ねている。それはそれなりの魅力ではあるのだけれど、とどのつまりどうしよう、どう考えようというときになって、思考が固まる?かんじがします。この本を一冊クッションにおくと、ピケテイがいっそう身近に感じられ、また、思考が取り出しやすくなって考える材料に、よりしやすくなります。たとえば、格差はいかほど、といったときに、ベルエポック時代ぐらいのかんじでこれが何年後、具体的にいうと、1パーセントの、富裕層の月給なり、年収は?という感じです。こう書かれると、たまたま、電車にのりあわせた隣の人とでも話せそう。良い本だと思います。
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『バビロンの大富豪』の解説書です 節のまとめに1ページまとめの解説がついているので、入門書や教科書のようにその都度要約があるので挫折することなく読み進めることができます 初心者にもオススメです 大富豪 富 お金持ち になるためにすべきことやお金に対する考え方を学ぶことができます。 貸す側の見解も書かれていて、友人にお金貸して って言われたときの対処法は明日から役立てたいと思いました またこの本を読んで膨大な資産を築くためになにをするかよりも、膨大な知識を得るために収入の〜から始めようと思いました。 #初心者 #バビロン #知恵の袋 #アルカド #入門 #金持ち #お金 #大富豪 #バビロンの大富豪 #アルガミッシュ #稼ぎと浪費 #フランクル #実存主義哲学 -
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タイトルの通り.わかりやすい.
・MMTの肝
「自国建通貨は破綻し得ない」
「租税が貨幣を動かす」
→自国建で通貨が準備できる国家(日本やアメリカ)はいくらお金を使っても財政破綻し得ない.むしろ国の赤字は誰かの黒字.とはいえ無秩序にお金を刷ってたら誰も信任しなくなる.ー>租税=納税手段としての貨幣を紙切れではないものとしての意味を与える
「MMTは現象学的方法である」という説明がとてもしっくりきた.国と家計の同一視による思い込み,固定観念でMMTが受け付けられないと否定するのではなく,現象としてそうなっていて,事実,日本やアメリカといった国ではそれが成立しているという事実はMMTが無視できるものではないということを示しているのではないだろうか.
・MMTは国家が市場への影響力を強めることを肯定する立場でありその意味ではケインズの大きな政府の延長にあると言えるし,その究極系は市場を国家が統制する社会主義,共産主義何だと思う.目的は違えど国家の干渉という意味ではこれらは介入の程度の違いに過ぎない.
・本の最後の方にも書かれていたが,MMTにおいて最も重要なのは万年筆マネーで生み出したマネーをどう使うか,つまり分配をどう賢く行うかであろう.
東証にじゃぶじゃぶお金を注ぎ込んで海外の機関投資家に貪られるような使い方はとても賢いとは思えず,寧ろ日本の相対的貧しさを加速させているようにも見える.またアベノミクスで株価は大幅に上がったため株主は資産を増やせたが,株主ではない人は,同僚貨幣の購買力の低下という形でダメージを負っているだろう.
・日本は間接的財政ファイナンスでMMT的なことをしているのに「増税をしないといけない」とのたまうのは何でだろう.まあ増税も金融緩和・財政政策(インフレ税)も「人々の購買力を奪う」という意味でやっていることは一緒なんだけど.
・経済理論の派閥争いは「徴税と分配の考え方」「国家はどこまで市場に対し力を持つべきか」という観点で俯瞰するとうまくとらえられられるんじゃないだろうかという気づきを得た.
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・国家は自国通貨を自在に発行できる
・租税が貨幣を動かす。
"ケインズ主義は需要サイドの刺激して不景気を解消しようとするのに対して、マネタリズム供給サイド(労働力や生産設備からのアプローチを重視する点がその特徴になっています"
つまりケインズは、政府の手である程度市場をコントロールする必要があるとする立場です。この立場は、政府の介入を極力減らし、市場の調整メカニズムに任せる新古典派経済学と激しく対立します。
ブードゥーとは配置の実績民間信仰のことで、科学的根拠に欠けると言う揶揄です
MMTが用いる方法論は、この現象学的方法の経済学への応用とも言えるのです。あらゆる先入観を排して目の前の経済現象あるがまま観察します。そうすることで、常識にとらわれない日を掴むように努めます
貨幣はそれ自身に価値があるとする立場を金属主義とも呼びます。これに対して不換紙幣は本来価値を持ちません。そのため権力者によって貨幣の価値が決定されます。このような立場を名目主義あるいは表券主義と呼びます。
花柄のうち「政府により発行される効果、紙幣、準備預金)が通過です。ちなみに、準備預金とは「中央銀行に預け入れられた民間銀行の預金」のことを指します。
モズラーの名刺税
私たちの一般的な経済間では「政府の財政赤字は悪玉」「政府の財政は黒字化すべし」と考えます。しかしながら一切の予断を配して現実を直視すると、貨幣の発行主体である国の赤字なくして民間部門には貨幣は蓄積しない、つまり黒字化しません。
政府及び金融機関以外が所有する、企業や個人の預金通貨と現金通貨の合計をマネーストックといいます
銀行の貸出により預金通貨が創造されたと言う事はマネーストックが増えたことを意味します。マネーストックが拡大傾向にあるときは景気が上向きだといえます。もちろん数の上昇は過剰なインフレになります
マネタリーベースは、政府や中央銀行が発行した紙幣と貨幣の残高と金融機関の決済等のために中央銀行に預けている当座預金残高の合計です。
日本の場合主権通過酷であり債務は自国通貨建てしかも日本が諸外国荷物(対外資産)から諸外国が日本に持つ資産(対外負債)を差し引いた値が1純資産は黒字であるためGDPの2倍に及ぶ公的債務を抱えていても国際的な信頼を保持していると考えます
中央銀行が政府発行の国債を直接引き受けることを財政ファイナンスと呼んでいます
エムエムティーに従うと「租税が貨幣を動かす」
→貨幣の信任が失われる時とは日本の徴税システムが機能不全に陥った時です。それは債務の増加によってではなく国家存立の危機によってもたらされるものです
労働者が完全雇用されている状態とは、その国の生産力を最大化できることを意味しています。逆に不完全雇用だと、人的資源を有効に使用しておらず、社会にとっては損失です。このようなことからエムエムティーでは完全雇用重要公共目的として捉えます。完全雇用の考え方はケインズ理論にまで遡ることができます -
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秀和システムからMMT解説本が2冊出ているが、その1冊目。筆者は多くの分野でさまざまな解説本を書いている人で、本書は、租税貨幣論と特に政府の財政オペレーションの記述が詳細なのが特徴だ。第2章が租税貨幣論の章で、第3章と第4章が財政オペレーションの具体的な仕訳にページが割かれている。
租税貨幣論を扱った第2章では、モズラーの名刺モデルや、従来の貨幣理論の特徴である「ババ抜き」貨幣理論への批判、「無税」国家論批判、債務ピラミッド、スペンディングファーストなどが概ね抑えられており抜かりはない。第3章と第4章では、レイの教科書(通称:金ピカ本)の最初の方に載っている統合政府の財政オペレーションについて具合的かつ丁寧に仕訳がされている。金ピカ本に挫折した人は、自分で手を動かしながら仕訳を書いていけば、必ず理解できるようになるだろう。(余談ながらP.76以降の仕訳の200億円はすべて100億円の誤植だと思われる)
後半の第5章と第6章は、藤井聡氏、島倉原氏といった京都大学周辺のMMT受容グループ(通称:京都学派)の著作のほぼ要約で、MMTと主流派経済学との折衷案的な内容(デフレ脱却がどうたらの話)。あまりMMT自体と関係ない話が続き、JGPの話は触り程度でミンスキーの話題は出てこない。本書は、JGPが少々、ミンスキー成分抜きのMMTの解説なので、MMTを知っている人には大いに不満があると思うが、第4章の統合政府の財政オペレーションの具体的な仕訳は、知っている人でも改めて読む価値はあると思う。初めてMMTに触れる人は金ピカ本よりもこちらを薦めたい。MMTに初めて触れる人には悪くはない本です。