中野明のレビュー一覧
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ネタバレ読書時間110分(読書期間4日)アウトプット140分
ドラッカーの解説本。「17歳からの」とついているだけあって、ものすごく分かりやすかった。最近ビジネス本を読み出してはいるが、この本を読んで「ドラッカーだけ読んどけばいいのかも?」と思わせるような内容であった。「目標設定」「時間の使い方」「仕事の取り組み方」など、最終的にドラッカーにつながっていくような気がする。とりあえず「知識社会の到来」を受けて「知識労働者」になるべく、もっと継続的に勉強しなければならないと思わせてくれた。最後のほうに「読むべきドラッカー本」が載っていたので、手を伸ばしてみようかと思う。 -
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ネタバレ[ 内容 ]
ドラッカー、ポーター、コトラーなど、名前は知っているけれども読んだことはない。
ビジネスパーソンとして知っておきたけれども…。
あるいは、読んではみたものの、難しくてわからなかった、という方も多いはず。
本書では、有名なビジネス理論が何を言わんとしているのかを、全体の枠組の中で捉え、簡単に理解できるようにしている。
教養として読んでおきたい一冊。
[ 目次 ]
はじめに ビジネス理論・早わかりのためのコツ
第1章 ドラッカーのフレームワーク
第2章 企業の使命と企業理念-『ビジョナリー・カンパニー』
第3章 経営戦略の定石-『競争の戦略』
第4章 競争のない市場の構築を目指す- -
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数多あるビジネス理論の中で、現代の経営の核となる選りすぐりの理論をマネジメントの父/ピーター・ドラッカーの枠組みに則して平易に解説した優れもの。
ドラッカーのマネジメント、コリンズのビジョナリーカンパニー、ポーターの競争戦略、ブルーオーシャン戦略、コトラーのマーケティングマネジメント、イノーベーションの普及、キャズム…これら関連書籍20冊以上に及ぶビジネス書を読み、理解するのは大変な労力と明晰な頭脳が必要だが、これらをドラッカーのマネジメントを成す「企業の使命」「経営戦略」「マーケティング」「イノベーション」の4要素になぞらえて、マネジメントの全体図に落とし込まれているので、何の理論がどの部分 -
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1.2026年の大河が「豊臣兄弟」ということで手に取り、秀吉の大きく広げた風呂敷を現実的に丸く収める秀長の凄さを知ることができました。
2.ある程度、日本史の流れがわかるなら、細かな所は説明してくれているので、一般のビジネス書と同じく読みやすいと思います。
1つ1つの語られているものは大体のビジネス書やネットに散見されているものですが、それを秀長の功績を例に落とし込んでいるので歴史好きには、入ってきやすいかもです。
3.秀長ほど一般知名度と実績の乖離がある戦国武将(大名)はいないのかもしれません。彼のNo.2力は石田三成をも凌駕する。このNo.2力は現代にも通ずると思います。 -
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21世紀の資本を読む前に、先に概略を理解したいと思って、読んだ。
※21世紀の資本があまりにも分厚いので、ひよった。
結果的に読んでみて、テンポよく読めるし、理解もしやすく、とても良かった。21世紀の資本をこれから読んでいくが、良い。
内容は21世紀の資本の内容の大まかな理解ができているのだろうと思うが、世の中・経済に対して、しっかりした目線を持った視点を得ることができるのが、21世紀の資本なんだなと思えるものでした。(21世紀の資本を読むのがワクワクする感じ)
最後の後書きも確かにと思うくらいだった。
今、ピケティの名前を聞くことはないし、サンデルの名前を聞くことも確かにないな。。。と -
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日本における「ハダカ」の文化史。「西洋文明の複眼」を契機として、日本人にとって裸が羞恥心の対象になっていくことを描いた一冊。ただし、論理構造としては「見るなの座敷」が前景化しているようで、他者から見られることで隠す、隠されることでさらに好奇の対象となるというサイクルが蓄積されたのが、現在の日本人の裸感であるという行論であったように感じた。胸部に対して羞恥心を抱くようになった、胸部が性的対象としてまなざされるようになったのが、戦後からというのは驚いた。人間の欲情も文化によって創られるのだなー
前半は特に冗長な文章が見られるので、星4つ。もう少し内容を簡潔にまとめられただろうとは思う。
先日、浅草 -
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r>g というのは見たことがあった。説明はできない。
そういう私みたいな素人にちょうどいい本。
一番やさしいを謳っているだけあって、専門知識無しでも読めました。
■20世紀は、経済成長率(g)が資本収益率(r)を上回る前代未聞の世紀だった。戦争により資本が破壊され、戦後復興で経済成長したことが主要因か。
■大戦前の20世紀初頭のヨーロッパはひどい資産社会だった。現在のアメリカ等もこれに近づきつつある。
■原書で引き合いに出されているらしい「ゴリオ爺さん」に興味。セコセコ働くよりも、資産家の娘と結婚して遺産奪収するのがいいんじゃない?とそそのかされる話らしい。 -
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2015年の本なので、今更かもしれないけど、厚さにめげて読まなかった本の超入門。
いきなり「21世紀の資本」を読むより、これである程度の概略を掴んでからの方が読めるのだろうと思う。厚さに負けずに読める気になります。
4ページで1つのテーマを図を入れて説明しているので、読みやすかった。
「21世紀の資本」では、労働から得る所得より過去に蓄積した富から得る所得の方が優位性が高いと経済格差が広がり、不平等な社会になってしまう、ということを、とても長い期間のデータから割り出して書いてあるのです。
世界中で格差が広がっている理由もわかります。
解決策はもはや政治の話となるが、ピケティの理想論をバカにせず -
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<目次>
序章 謎の人物チャールズ・ラング・フリーア
第1章 美に目覚めた実業家
第2章 世界漫遊家が日本を行く
第3章 日本美術のとりこになる
第4章 ビングとフェノロサ
第5章 コレクションの寄贈
第6章 原富太郎との友情
第7章 益田孝との確執
第8章 中近東からエジプト、中国へ
第9章 フリーアの晩年
終章 死と再生
<内容>
アメリカに日本美術を中心とするアジア美術コレクションを展示するフリーア美術館(スミソニアンにコレクションを寄贈して作った)を建てた人物の伝記。
鉄道を中心に巨万の富を築いたが、結婚もせずその富を東洋美術、主に日本美術のコレクションに充 -
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日本の場合に、より引き付けてかいてあって最後まで興味深く読みました。ピケテイの原書は、もちろん翻訳されたものの方だけれど、情熱が傾けられていて、ときどき、日本人の目から見ると、跳び跳ねている。それはそれなりの魅力ではあるのだけれど、とどのつまりどうしよう、どう考えようというときになって、思考が固まる?かんじがします。この本を一冊クッションにおくと、ピケテイがいっそう身近に感じられ、また、思考が取り出しやすくなって考える材料に、よりしやすくなります。たとえば、格差はいかほど、といったときに、ベルエポック時代ぐらいのかんじでこれが何年後、具体的にいうと、1パーセントの、富裕層の月給なり、年収は?