能町みね子のレビュー一覧

  • お話はよく伺っております

    Posted by ブクログ

    盗み聞き本 気になっちゃう街の人たちの話。わかる。しかも作者の憶測もユーモア溢れて面白い。
    2012年に刊行されていた本なので、2021年現在東京に住む私が読むと、時代による会話も楽しめる。少しギャップあり。

    0
    2025年12月16日
  • うっかり鉄道

    Posted by ブクログ

    あー、電車(汽車)でぶらぶらしたい思いが沸々と。

    コロナが収束したら、まずは土電に乗りたい。
    私も鉄ちゃんではないけれど、やっぱりのんびり鈍行・普通電車はなんだか好き。

    うっかり鉄道、第2弾、3弾と続けて欲しい。

    0
    2020年12月31日
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます

    Posted by ブクログ

    旅と言うより、故郷への逃避。
    その向かうべき先は、楽園の如きリゾート地にお客様として迎えてくれる南国。ではなく、何もない北こそ相応しい。北海道、青森、新潟、長野、宮城、そしてグリーンランド。観光とは少し違うココロの癒し方。北の出身である身としては、シンパシーを感じ得ない。

    0
    2020年11月28日
  • 結婚の奴

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ウェブ連載時のタイトルが『結婚の追求と私的追求』なので、やや客観的すぎるし頑なさがあるなあという印象。

    えーやん人生はもっとニュートラルで、なんてシミズなど思いますが、もちろんの能町さんのマイノリティーとしての人生観の影響も多分にあると思われ、こうあるべき!いやその考え方は押しつけなのだから!という狭間でガッチガチになってるところをサムソンさんがふんわり寄り添…わないけど横にただいてる感じが良いバランスと思いました。

    一方雨宮まみさんへの想いが書き綴られる『グリーンホール』『ニューオータニ』の章は彼女の客観的にもはやできないくらいの底なしの愛情が感じられ、そこに涙を禁じ得なかった。

    特に

    0
    2020年09月27日
  • そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか

    Posted by ブクログ

    相変わらずおもしろい。
    なんとなくモヤモヤする出来事をうまく説明する言葉のセンスが爽快。皮肉もバッチリきいています。
    文庫化にあたってなのか、各コラムごとに後日談のようなものが書いてあったりするのですが、これがちょっと予言者のようだったりもする。
    今なら、山口達也のとことか、ゆるキャラのとことか、伊藤詩織さんのところとかに現状を付け加えたいものです。

    0
    2020年09月24日
  • 結婚の奴

    Posted by ブクログ

    恋愛と結婚がお互いや、世間の常識から切り離されて書かれていて、とても考えさせられた。恋愛感情が分からないという部分の寝る前に考えることについては、自分が忘れていたことを言語化していて驚いた。

    0
    2020年08月24日
  • 結婚の奴

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あまりに赤裸々に書かれていて、
    読んでいて気持ち悪くなるところがありました。

    偽装結婚の話は久保みねヒャダでもしていたので興味がありました。
    そうしようと思うに至った思考の道筋はよく分かりました。

    あと雨宮まみさんに対する気持ちが読めたのは良かった。
    気になっていたので。

    0
    2020年08月24日
  • 文字通り激震が走りました

    Posted by ブクログ

    議員、力士、芸能人から容疑者まで幅広い発言をチェックし、毎週とらえ続けた「言葉尻」&「おさわがせ炎上ワード」約3年半分を一挙大放出! 『週刊文春』の連載「言葉尻とらえ隊」を選抜・改稿して文庫化。

    10年も経っていないのにずいぶんと昔の話のように思えるが,内容は面白い!

    0
    2020年08月17日
  • 結婚の奴

    Posted by ブクログ

    入籍まではしていないようなので、結婚(仮)でしすね。
    とかくに住みにくいこの世ですが、誰かと共生することでうまく物事が回ることもあるのかもしれない。
    明日死んでもいいということをつづっていた部分があるが、その感覚はすごくわかる。

    0
    2020年07月30日
  • 結婚の奴

    Posted by ブクログ

    能町さんと夫(仮)さんのエピソードが愉快で楽しい。雨宮まみさんのことを近しい友人の能町さんがページを割いて言及していたのは嬉しかった。悲しみを持て余していたけれど、浄化できた気がする。

    0
    2020年07月02日
  • 文字通り激震が走りました

    Posted by ブクログ

    週刊文春で連載しているのは、知っていたが、こうやってまとめて読むと、能町さんって、すごいね。表現は柔らかいけど、理論的だし、公平だと思う。それで面白いんだから、本当に文章を書くために生まれてきた人だなあ、と。
    内容が発表された時に話題になっていることだから、今読むと、えーっと、そういうことあったっけ?くらいの記憶になっているものもあり、これ、あと5年もすればもっと増えるだろうから、なんかもったいない気もする。ナンシー関みたい。
    個人的に一番驚いたのは、貴乃花の文章ですね。
    いや、その意味不明さ、大仰な表現、文法的誤り、どれをとっても書こうと思って書ける文章じゃない。すごすぎる。やってることもめ

    0
    2019年09月23日
  • うっかり鉄道

    Posted by ブクログ

    ただひたすら楽しそう。
    「ごめん」行きの路面電車は乗ってみたいし、琺瑯看板も見たいし、比奈の荒涼とした景色やホームの長ーいベンチも見てみたい。
    目的地へ行くのではなく、旅路そのものが目的って……た、楽し過ぎる!

    0
    2019年09月06日
  • トロピカル性転換ツアー

    Posted by ブクログ

    「気楽にぜひ興味本位で読んでください」と前書きにあるのが嬉しい。性認識に悩み、性転換を選択するって決断だけでもすごく重いし、誰にも相談せず手配をし、外国で手術を受けるというのも勇気のいることだから、同じことをする可能性の全くない人間が読むとしたら、やっぱり好奇心。そんな重要かつ個人的な人生の選択に好奇心なんて申し訳ないのに、認めてくれる心の広さ。本を売るためというだけで、なかなかできるものではないと思う。
    術前、術中、術後は、結構出産に似てるなあと思った。痛み、絶叫、便秘、精神不安による気分の乱高下、他人の優しさに癒され、同じ身の上の仲間と経験を語り合う。
    しかし、もちろん他のところは出産とは

    0
    2019年08月25日
  • 文字通り激震が走りました

    Posted by ブクログ

    能町さんのブログウォッチャーぶりと人の言葉への引っ掛かりかた好き。久保みねヒャダからファンになって購入したけど一気に読んだ。最後の文春に啖呵切って休載したうえ後日しれっと戻るところとか最高。あの文を載せられるのも戻れるのも、能町さんの仕事の真摯さなどによるものじゃないでしょうか。
    てか、加藤紗里さんをここまで上げられる人いないでしょ。

    0
    2019年08月17日
  • うっかり鉄道

    Posted by ブクログ

    能町さんといえば、「久保みねヒャダこじらせナイト」や「地下クイズ王決定戦」などで、個人的には有名です(?)。
    鉄道に造詣が深いとも知っていましたが、偶然見かけたのがこの一冊でした。

    少し見方を変えれば、鉄道はまだまだ楽しい。
    楽しみきったかのように見えてもおそらくそれは、自分の視野の狭さをさらけ出したにすぎないのかもしれません。

    鶴見線の国道駅なら、例えば改札ラッチの木の、使い込まれたスベスベ感に心躍らせるとか。
    近くの花月園踏切(細くて長くて、たくさんの線路を越える踏切)を渡るとか、「ホームヨシ」という業務用表示に萌えてみるとか。

    そういった自分の「好き」を大切にしたいです。
    こうやっ

    1
    2019年06月14日
  • 文字通り激震が走りました

    Posted by ブクログ

    芸能ネタが多く、今読むと懐かしいものが多い。
    能町さんが、だんだんと文春に嫌気がさしていく様がわりと赤裸々に書いてあって、おもしろい。

    0
    2019年06月03日
  • 文字通り激震が走りました

    Posted by ブクログ

    週刊文春で連載している能町さんのエッセイ、3年半分をまとめたもの。
    最近のは大体読んでるんだけど、読みそびれたのもあって、面白くページをめくる手が止まらない。
    1つのコラムは文庫見開き1ページ~1ページ半でサクッと読める、から、どんどん読める。
    のに、読んでも読んでも終わらない!
    それなりに厚めの文庫ではあるけど、最近の技術で文庫の紙が薄くなっているのかと思うレベルで、読んでも読んでもまだある!みたいな(笑)。

    ラストに収録されているのは、連載休止を高らかに宣言する名文。
    こんだけ掲載誌をディスり倒しているのに、そのまま載せる週刊文春もさすがというか……。
    能町さんの担当者も雑誌の編集方針に

    0
    2018年11月14日
  • ドリカム層とモテない系

    Posted by ブクログ

    モテ系とモテない系の間にいる、どっちつかずの微妙な人たち「ドリカム層」。未来予想図通りの人生を歩みそうな彼女たちをいじくりまわして、その実態に迫る。ブックマン社ウェブサイト連載を加筆・修正し書籍化。

    ここまで,想像力がたくましいとはすごい!

    0
    2018年10月10日
  • お話はよく伺っております

    Posted by ブクログ

    盗み聞きっていうと言葉は悪いけれど、近くにいる人たちの会話の声が大きいと嫌でも耳に入ってくることってありますね。内容が面白くてこちらまで笑いそうになったり。
    盗み聞きから妄想が広がるこの本、いくつかの箇所で吹き出してしまった。私のお気に入りはおばあちゃんと小さな男の子の会話。社会の窓が空いてるって話です。笑った〜!

    0
    2018年08月09日
  • うっかり鉄道

    Posted by ブクログ

    明らかに鉄道マニアな事をしてるのに、鉄オタじゃありませんと言い続けているのが、かわいらしい感じでした。
    読むと、確かに普通の鉄道オタとは違うと思いました。
    …そんなに鉄オタ、知らないけど。。
    電車に乗るより歩いたり、なぜ??と思う所もありましたが、全体的にクスッと笑えて面白かったです。

    0
    2018年08月07日