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錆びた看板に初めて魅かれたのは、能町みね子が中1の時だった。そんな著者が全国ローカル線を計画性不十分にめぐるとどうなるか。「平成22年2月22日の死闘」「琺ホーロー瑯看板フェティシズム」「あぶない! 江ノ電」など、タイトルからして珍妙な乗り鉄イラストエッセイが出来上がるのです。本書を読めばあなたも鉄道旅に出たくなる……たぶん!
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Posted by ブクログ
私も自称乗り鉄なので、大変興味深く読みました。鉄分補給にちゃんとテーマがあるところが素晴らしいです。能町さんに同行している担当編集さんも楽しんでいるのが感じられて、一気に読み終わりました。 鉄道専門の本と一線を画しているのは、文章のコミカルさと、乗車のみならず駅舎や駅名標や切符など切り口が様々である...続きを読むこと(国鉄フォントいいですよね私も好きです)、鉄道以外のカフェや飲食店にもしっかり足を伸ばしてレポを書いていらっしゃるところだと思います。あと担当編集さんの視点があることで「一般の人はこういう疑問を持つのか…!」という驚きがありました。 全く鉄ヲタではない知人にも勧めてみたところ、取っ付きやすかったようで、毎日1章ずつ読み進めているそうです。
各地の鉄道の旅をした記録。能町さん独特の視点で、各地でローカルさの中に身をおいて堪能してる感が伝わってきて読んでてすごい楽しかった。
能町みね子さんの文庫本、数冊目。 鉄道旅。 ゆるく、「うっかり」した気持ちで。 乗るのもよし、駅舎を眺めるのもよし、区間を歩くのもよし(?)。 古い駅舎に萌えるのは、わかる。笑。 目的があるんだか、ないんだか、よくわからない旅の感覚、たまらない。 切符を買う、江ノ電、特に楽しかったです。
能町さんといえば、「久保みねヒャダこじらせナイト」や「地下クイズ王決定戦」などで、個人的には有名です(?)。 鉄道に造詣が深いとも知っていましたが、偶然見かけたのがこの一冊でした。 少し見方を変えれば、鉄道はまだまだ楽しい。 楽しみきったかのように見えてもおそらくそれは、自分の視野の狭さをさらけ出...続きを読むしたにすぎないのかもしれません。 鶴見線の国道駅なら、例えば改札ラッチの木の、使い込まれたスベスベ感に心躍らせるとか。 近くの花月園踏切(細くて長くて、たくさんの線路を越える踏切)を渡るとか、「ホームヨシ」という業務用表示に萌えてみるとか。 そういった自分の「好き」を大切にしたいです。 こうやってインターネットに発表しようとなると、しっかり情報を入れねばなんて身構えてしまいますが、そういうページは数多にあるのですから、それより自分の楽しさで自由にやりたいと思いました。 そういえばJRのきっぷに入る年月日、和暦から西暦に変わりました。 ということは、2022年2月22日22時22分に、二俣新町駅で220円のきっぷを買う「リベンジマッチ」が、また起こる予感がしてなりません。 そしてきっとそこに、能町さんもいらっしゃるように思います。 誰得すぎるそういう「闘い」に、血筋をあげる人って好きです。
★おもしろかった。鉄道紀行ものは最近色々読んだけど1番わくわくして旅の雰囲気がよかった。 江ノ電と国道駅行きたい
古い駅舎、不思議な喫茶店、味わいのある街。 能町さんの「好き」ポイントが同じなので とっても楽しく拝読。 特に、 「肥薩線」「土佐電気鉄道」は もう何度読んでもニヤニヤしてしまう。 肥薩線の、そこを行く!? という冒険、感動。 土佐は、行ったことあるのに、 あぁ、これ見逃した、また行きたい! と...続きを読むいう悔しさと切なさと。 とにかく能町さんの乗って歩く 時間を贅沢に過ごす旅記録は最高!!
鉄道好きにも、こんな楽しみかたがあるとは!と感心する。価値観や興味が広くて時代だなぁと思う。私は全都道府県に行ったことあるとプチ自慢してるけど、各々に掘り下げて見ているのかと自問自答したくなった。 まー、趣味だから○○せねばみたいな気持ちは不要で、好きな気持ちのままに突き詰めて楽しんだらいいんだと改...続きを読むめて実感。
LGBTQのTトランスジェンダー性同一障害で 性転換手術した能町みね子さん著。 2009年~10年くらいに北海道ホーロー看板駅名標 やら江ノ電線路沿い危ない民家を見に行くなど ちょっと変わった脱力系鉄ちゃん旅行記9編 昨年豪雨被害で不通になってる肥薩線も コロナ禍落ち着いたら鉄道旅に行きたくなりまし...続きを読むた
あー、電車(汽車)でぶらぶらしたい思いが沸々と。 コロナが収束したら、まずは土電に乗りたい。 私も鉄ちゃんではないけれど、やっぱりのんびり鈍行・普通電車はなんだか好き。 うっかり鉄道、第2弾、3弾と続けて欲しい。
ただひたすら楽しそう。 「ごめん」行きの路面電車は乗ってみたいし、琺瑯看板も見たいし、比奈の荒涼とした景色やホームの長ーいベンチも見てみたい。 目的地へ行くのではなく、旅路そのものが目的って……た、楽し過ぎる!
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お話はよく伺っております
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