能町みね子のレビュー一覧

  • 四巨頭会談 男好きの男と女好きの女と女だった男と男だった女
    ゲイ、レズビアン、FtM、MtFのセクシャルマイノリティ4人が繰り広げる会談を書籍化。ぶっ飛んだ赤裸々さが面白い。この人たち、性別うんぬんより人間としてなんか変わってる気がする。
  • お家賃ですけど
    どこに住むか。
    女性ならオートロックで二階以上でフローリング…て、考えかたも確かにある。
    でも、この建物のここが好き!にもっと体重をおいてもいいはず。
    金じゃなくてただ「愛せる場所だから」住むのはシンプルですてき。

    酔っ払って帰る夜、一人でネットをいじる夜、なんだか調子が出ない昼、洗濯物を部屋干し...続きを読む
  • くすぶれ!モテない系
    いろいろなことがものすごく的を射てる!

    これだけ女子の無駄な自意識に踏み込んだ本は
    他にないのでは。

    作者の冷静な視点がとてもいい。
  • 呻け!モテない系
    かなり面白かった。

    特にママ友に関して書かれた項が秀逸。
    「ママと地域という共通項だけで友人!恐ろしい現実。
    それだけで仲良くなれるかと言ったら非常に心もとない」
    「ママ友とかママという共通点しかないので今まで自分が
    積み重ねてきたものが一切意味をなさない」

    子どものいる友人からママ友についての...続きを読む
  • 呻け!モテない系
    嗚呼・・・モテない系女子たちの投稿の密度の濃さよ。
    ジレンマに悶え呻き達観するモテない系女子たちが愛おしすぎる。
    くすぶったり、呻いたり、臨死したり、モテない系女子たちは今日もジレンマに悶え生きています。

    愛さずにはいられない。しかし、責任はもてません。
  • くすぶれ!モテない系
    サケロック星野さんがブログでオススメされとりました。
    やっと拝見できた!

    …当てはまりまくりで、失笑。

    モテない系なのかワタシは。
    まあ確かにモテん。
    でもモテてる人を羨ましいと思う。
    でも美容院行かへんし、桃色フリフリの服なんざ着るはずもなし。
    おしぼりで顔ふくし。ノーメイクの特...続きを読む
  • くすぶれ!モテない系
    「モテない系」の女子、その生態を良くぞここまで観察し、纏め上げて…
    まるで自分を見ているようで面白いやら悲しいやら。
    奥深いモテない系ご堪能あれ。
  • 私以外みんな不潔
    どんなに幼いこどもでも、色んなことを感じて考えているんだよな、と思う。でもリアルタイムにそれを言語化することはなかなかできないし、言語ができるようになった頃には忘れ去ってしまっていることばかりなのだろう。
    だからこれは特異な本だと思った。
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    タイトルのインパクトと「クィア」って何?と思い読んでみました。

    クィア・スタディーズを専門に研究している森山先生とエッセイストの能町みね子さん、二人によるクィア・スタディーズについての対談形式の本です。

    いわゆるLGBTQ+の「Q」は、「クエスチョニング」と「クィアQueer」二つの言葉の頭文字...続きを読む
  • 結婚の奴
    私にとっては未知の世界のオンパレードだったけど、改めて同じ言葉ひとつをとっても人によってその捉え方、背景にあるものひとつひとつ違うものだなと。ノンフィクションだからこそのリアルで面白かった。
    婚活中に結婚とは?を考えた時に、ヒントになりそうと思って読みたい登録してて、2月読書スイッチが入らなくて、軽...続きを読む
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    慣れろ、おちょくれ、踏み外せ
    性と身体をめぐるクィアな対話

    著者:森山至貴、能町みね子
    発行:2023年7月1日
    朝日出版社

    書き出しから「クィア・スタディーズ」と出てくるので、クィアって何だ、から始めないといけない。「LGBTQ」とか「LGBTQ+」とかいった時に出てくる「Q」の一つがクィア(...続きを読む
  • 慣れろ、おちょくれ、踏み外せ  性と身体をめぐるクィアな対話
    2023年刊。性の多様性を起点に、マイノリティの存在主張や自己保持、マジョリティとの関係性、何気なく使っている言葉に隠れた無意識や暴力性など、対談形式を踏み台として構成・積み上げられた書籍。
    「クィア」という聞きなれない言葉はキャッチーだが、実はとてつもなく差別的で、マジョリティの自覚のある者が使う...続きを読む
  • 鉄道小説
    鉄道をテーマにした5つの物語。温又柔さんは以前『魯肉飯のさえずり』を読んだので、あの時の台湾の雰囲気をもう一度感じられて良かった。そして、澤村伊智さんの名前を見てお気づきの方、大正解。1つだけホラーテイストです。
  • 鉄道小説
    5人の作家による短編集
    鉄道は背景の一コマ的な扱い。滝口氏の「反対方向行き」の目的地の宇都宮と逆方向の電車に乗ってそのままあえて小田原まで行く車内で祖父を回想する時間、空間が、ごとごと揺れるリズムとともに心に残った。
    犬の散歩の話、台湾からの帰化の話、宝塚線中山駅のホラー、青森のトラム、それぞれ作家...続きを読む
  • 鉄道小説
    【収録作品】「犬馬と鎌ケ谷大仏」 乗代雄介/「ぼくと母の国々」 温又柔/「行かなかった遊園地と非心霊写真」 澤村伊智/「反対方向行き」 滝口悠生/「青森トラム」 能町みね子

    日本初の鉄道が新橋~横浜間に開業した1872/10/14から150年を迎えることを契機に立ち上げた「鉄道開業150年 交通新...続きを読む
  • 結婚の奴

    LGBTQの当事者の夫婦の形は色々ある。日々を誰かと暮らすということは日常の一つひとつの小さな出来事の擦り合わせや積み重ねだと思う。2人にしかわからないこと、2人だけがわかっていればいいこと。知らなくてもいいこと、知っておいてほしいこと。能町さんとアキラのあったかくて微妙な距離感の心地よさに触れる...続きを読む
  • くすぶれ!モテない系
    【動機】恋愛関係の悩みに関心があったから

    ブログで紹介されていただけで本を手に取ったため、内容や本のスタイルはまったくの未知だった。
    関心が高い「モテ子」タイプに対して「モテない系」に焦点を当てた本。否定的に語られるのかと思いきや、著者の「モテない系」への共感する姿勢、さりげなくエールを送るような...続きを読む
  • 皆様、関係者の皆様
    202202/この手のエッセイは共感だったり、知らなかったことを知ったり、反対意見を思ったり、対話のようなかんじで読み進められて面白い。時事ネタなので、時の早さや、日々量産されるネタの多さにも驚く。
  • 結婚の奴
    結婚観とか人と付き合うことについて一旦フラットにしたくて、文學界で出会ったこの方の本を読む。結果、私の周りからは得られない刺激になった。

    ノロけって大々的に話すより普通の話の中に恋人とか旦那さんの話を挟んでくることの方に感じるとか、SNSは共感を求める人の集まる場だとか、確かにと思うこともたくさん...続きを読む
  • 結婚の奴
    著者のコメントや、顔は知っていたが、著作は読んだことがなかった。
    髙橋源次郎氏が紹介していたので、読もうと思ったのだが、率直にいうと、あまりピンと来なかった。
    著者がトランスジェンダーであり、その苦労や悩みに共感することが難しい(あくまでも想像の域を出ない)こと、世代の違い、考え方の違いなど理由は様...続きを読む