能町みね子のレビュー一覧

  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます

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    陰鬱でどこまでもだだっ広くてだいたい曇りで人も明るくないけど惹かれる景色。故郷である石川県は中途半端な場所だと本書で書かれたけど、その情景は私にとっても懐かしい風景だ。とりあえず旅とか楽しいことは南!南ったら南!!と思っていたけど、描かれていたような情景をみに北にいくのも悪くないと思えた。あー旅したい。

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    2021年05月22日
  • ときめかない日記

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    エッセイのようなリアルさと寂しい雰囲気が読んでいて面白かった。
    主人公のめい子のような生き方をしている人は日本には結構いると思う。何があったというわけじゃないけれど自分に自信がなくて、恋愛に対しても興味はあるけどいまいち積極的になれない。異性を意識してみようとすると妙に頭が冷静になって没入できない。「普通」でいることや否定されたくない気持ちに囚われすぎてハメを外せず変なところでアクセル踏んじゃうような。

    でも別に少女漫画のような出会いじゃなくても人は人と生きていけるし絶望して悩むことでもない。
    そんな風に最後は少し希望も感じられるような終わり方でよかった。

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    2021年05月21日
  • 結婚の奴

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    この本の執筆者や出てくる人のことは全然知らないけど、フィクションのような、こんなことあるんだという面白さがあった。人との出会いの数だけ、関係の種類もあるんだな〜。

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    2021年05月02日
  • そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか

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    ネットでチラ見したニュースのタイトルや断片、ちょっと気になるけど、アクセスするほどでもない事柄、このエッセイでなるほど・・・それかー、ふむふむとなったコラム多し。

    とはいえ、わかった時点ですでに古くなっていることもあって、リアルタイムで読むのとはちょっと違う。

    著者の挿絵がとてもシニカルでくすっと毎回、和む。

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    2021年04月14日
  • 結婚の奴

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    ネタバレ

    共感する要素が少なかったので、⭐︎は少なめだが、とても面白いエピソードが短く並べてある。
    もともと久保みねヒャダを見て知った存在だったので、よく話していた「結婚」を実現したんだ、って思いながら読み進めた。夫(仮)とどう出会い、「結婚」へどのようなプロセスを踏んでいたのか興味深かった。恋愛の感情はないものの、客観的に見てすごく夫婦生活に似ているところがあるように思えた。
    そして雨宮さんが突然亡くなったときの感情がわぁーっとなっているところが何ともリアルだった。近い人で亡くなった方はいないから今は分からないが、いずれやってくるのだろうと感じる。

    あと個人的に四ツ谷にある喫茶店ロンは今まで外見が暗

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    2021年02月01日
  • そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか

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    前に読んだこのシリーズは芸能人のブログだったり相撲ネタが印象的だったけど、今回は政治ネタが多いかも。ゲ駅は結局皆さん何て呼んでるんだろう。

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    2021年01月04日
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます

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    北に憧れるその気持ち、少しずつ理解しました。
    けどやっぱり1年以上、住まないとその過酷さはわからないのでは・・・と北の人は思っていますよ。

    とはいえ、私も南よりは北の方が落ち着きます。
    今行きたいところは、国内外どちらも北方面ですもの。

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    2020年12月25日
  • 結婚の奴

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    次に予約があるというので、駆け足で読みました。
    のっけから海外から帰国して下痢の話で、あらまぁと思いましたが、
    久しぶりに「私小説」をちゃんと読んだ気がしました。

    本当は毎日いろんな出来事がいろいろ起きているんだけれど、どんどん忘れて何も起きていないかのように錯覚しているのかな。人生ってわからない。著者がラジオ番組に登場しているのを聴いて、著作を手にとりたくなりました。

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    2020年11月17日
  • そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか

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    2.8
    面白くない訳ではないが
    共感できると面白いけど、
    できない部分や興味ない部分も
    楽しく読めたらよかったな。
    好きな人は好きなんだろうな

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    2020年11月15日
  • 結婚の奴

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    これを読んで私もゲイの友達に同居を申し込もかなと考えて手に取った本。
    思っていたよりも生々しく?ない。能町さんの考えや気持ちはあっけらかんと語られている。結婚しました報告や、子どもの成長を知らせるような年賀状に対しての気持ち(裏面のほう。)とか、あーわたしだけじゃないのね的な共感がちらほら。トランスジェンダーのではなく、能町さんていう人のエッセーとしてするする読みました。
    で、ゲイの友達に申し込むのはやめました。出会いと勢いとタイミングによってできることかと。結婚と一緒なんかなー。結婚のやつめ。

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    2020年08月27日
  • ときめかない日記

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    「であすす」のおすすめ本。

    主人公のめい子は、気付けば誰とも付き合わないまま26歳になり、親友は同棲を始めた。このままではセックスもしらないうちに、親がすすめてくるぱっとなしない殿方と初めてセックスをすることになる!と焦りだしためい子がセックスを求めて格闘するお話。ドラマチックではない、けれど体当たりで恥を捨てためい子の奮闘記。

    当方。ミドサー、未婚、子なし、彼氏なし、マッチングアプリをやったりやめたり。
    趣味は読書と音楽鑑賞と映画鑑賞。年に3つの音楽フェスは必須、平均すると月1くらいでライブへ行き、そんな趣味が派生してほんのちょっとDJもできる(もちろん今は全部自粛中)。
    そんな地味なの

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    2020年06月25日
  • 文字通り激震が走りました

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    ネタバレ

    ご存じ、週刊文春連載のエッセイをまとめた一冊。
    残念ながら、「ネタ切れ感」を覚えてしまった(^ ^;

    元々、世の中の色んなもんに噛みついて
    毒を吐くコラムではあったが...
    日々の暮らしから「ふと感じた違和感」とかではなく、
    無理繰りネタを探して噛みついてる感(^ ^;
    そのためか、愛も毒も浅い印象(^ ^;

    例外として、大相撲に関することと、
    「言葉」に関することには「愛」を感じる(^ ^
    その他の「芸能人のブログについて」などは
    「わざわざやってる」感じがして...(^ ^;

    あくまで個人的な感想なので、的外れかも知れません。
    でも、もうこの続編が出ても、読まないだろうな...(^

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    2020年03月25日
  • お話はよく伺っております

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    人間観察エッセイ。名もなき市民の声なき声に耳を傾けてみたい。知らない人の会話をひとまとまり、ただ隣にいて盗み聞きし、集めて、ほくそえみたい。たまにそこから勝手に妄想を繰り広げて。私はいまもこの趣味を続行しております。

    楽しく面白くピックアップ。そっかー、私もやってみようって思えるほどに。

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    2020年03月02日
  • うっかり鉄道

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    高輪ゲートウェイ騒動の時の能町さんを見てると、
    難癖をつけてるだけにしか見えなかったけど、
    鉄道に対してこんなに深い愛情がある方とは知らなかった。

    高輪ゲートウェイで騒動になった時、
    異論を唱える理由を記者から尋ねられた時、
    そう思った真意はネットにまとめてあると発言してたけど、
    その真意をちゃんと発言した方がいい。

    この本を読むまでは能町さんに否定的だったが、
    見方が変わるきっかけになった。

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    2019年12月21日
  • トロピカル性転換ツアー

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    ネタバレ

    中と外が違う人って大変だなぁ…

    自分を変えようと海外まで行動できるのはすごい!


    そしてこの本イラストがかわいいです(o^^o)

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    2019年09月29日
  • 逃北 つかれたときは北へ逃げます

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    旅先に住むつもりで各所をまわる、生活者目線、地元に溶け込むといった感覚はとってもよくわかります。自分も旅先ではいかにも旅行者的な振る舞いをするのではなく、さも地元に住んでいるかのような振る舞いにあこがれますし、観光名所でもなんでもないところでそこに住む人々の生活感を感じることを楽しんでいます。
    著者は北を目指すとのことでしたが、自分の場合(逃げるわけではありませんが)なんとなく「西」に目がいってしまいます。

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    2019年07月20日
  • うっかり鉄道

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    文庫で読んだ。単行本は2010年発行。
    おしゃれなカフェは置いといて、
    雑多な要素もゆるっと含んだ旅ものが面白い。
    静岡の岳南鉄道はぜったい行きたいーー!
    工場内を通過する電車って、すごいテンション上がる。
    (岳南鉄道のHPを見たら、
    あまりに美麗な写真ばかりSNSにアップされるので
    そこまでじゃない、と恐縮するコメントがあって笑った)
    北海道のひらがなホーロー看板の旅もそそられる。
    鉄ちゃんにはいろいろなカテゴリーがあって、
    マジメな人はこだわるのだろうけど、
    「面白い」が中心にあれば、
    鉄の周りのいろいろなものを柔軟に楽しめる。
    私も鉄分入ってるけど、鉄道というより、鉄そのものに反応します

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    2019年06月08日
  • 呻け!モテない系

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    ネタバレ

    最後の方の投稿が刺さった。
    「趣味が違う人と付き合ったことで、趣味の話をしなくなりその分愛について語り合うようになった。」
    自分の向き合い方についてハッとさせられた。

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    2018年10月25日
  • うっかり鉄道

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    タイトルにある「うっかり」のとおりというかなんというか、とにかく肩の力を抜いてリラックスして読める一冊。編集者と2人、気ままに知らないところへ旅する姿は鉄道好きではないけれども旅することが好きな方であれば楽しめる一冊だと思います。

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    2018年08月25日
  • お話はよく伺っております

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    ふふっと笑える
    移動時間などなど、タイムロスで、早くーと思う時間をこんな風に過ごしたらすごく有意義な時間になるなぁと思えた本。

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    2018年03月06日