星亮一のレビュー一覧

  • 偽りの明治維新

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    合図戊辰戦争に空いて、会津藩士の立場から描いた一冊。

    会津藩士が戊辰戦争で負けたことは当然知ってたが、その後の苦難の歴史については知らなかったので、勉強になった。

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    2023年09月03日
  • 呪われた戊辰戦争

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    こういうのを読めば読むほど、薩摩は気概は強いけど人情はあり、長州は非情で自分さえ良ければいいチンピラ集団というのがわかる。庄内藩に対する薩摩藩の扱いと、会津藩に対する長州藩の扱いの違いがそれを表してる。

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    2022年11月14日
  • 奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢

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    奥羽越各藩の動きを知ることができる。
    思い入れは感じられるが、東軍の気合が西軍にやはり及ばなかったのだという気にさせられた

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    2022年08月24日
  • 会津落城 戊辰戦争最大の悲劇

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    会津藩がなぜ敗者になってしまったのかを冷静に分析した内容でした。


    辛い部分ばかりでしたが、知っておくべきだと思い、読みました。

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    2022年03月07日
  • 天才 渋沢栄一

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    「ヨーロッパの自由主義、民主主義を身につけ、かつ日本古来の道義心も兼ね備えた偉大な日本人」
    「自分の利益よりも公共が良くなることを優先する」

    自分の理想とする人物です。
    どのような立場にあっても慶喜への忠義を忘れず、幕臣であるというプライドを捨てなかった所に胸を打たれました。
    0からというどころか、不利な状況から世の中の仕組みを作っていくには想像を絶する苦労があったことと思います。尊敬。

    本の内容も、複雑な幕末〜明治の政治がよく分かりました。読みやすかったですし、歴史、文化、人間模様、色々な方面から大変勉強になりました。

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    2021年02月19日
  • 斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

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     明治維新後の大日本帝国が世界大戦に突き進んだのは、敗戦を経験していなかったからではないか。
     勝てば官軍、歴史は勝者が編纂する。

     戊辰戦争で敗れた奥羽越同盟の雄藩、会津藩は朝敵として転封される。
     向かった先は不毛の地、現在のむつ市を中心とする下北半島だった。
     28万石から3万石へ、実情は7千石にも満たない原野で会津藩士と、その家族は飢えにと病気に苦しみ斃れていく。
     この仕打ちは明らかに、戊辰戦争の意趣返しであった。

     歴史の教科書の明治維新では語られることのない、敗者の末路。

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    2019年05月26日
  • 斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

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    ネタバレ

     江戸幕府の時代では雄藩として名をはせた会津藩が、戊辰戦争に敗れたのちに新政府から見せしめのために転封を命ぜられたのがタイトルの斗南藩だった。
     実収がたったの7千石しかないこの不毛な土地に送り込まれた2万人近い元会津藩士とその家族たちは、極貧の生活にあえぎ、飢えと寒さでバタバタと死んでいく。その状況下、斗南藩のリーダーたちは、領民を飢餓から救い、将来の藩の興隆を考え血のにじむ努力をする。
     そんな中、廃藩置県により状況が大きく変わる。藩への拘束がなくなった(直後に斗南藩は弘前県に合併され、消滅)ことで、ある者は活躍の場を求めて帝都に向い、ある者はより豊かな土地を求めて北の大地(北海道)をめざ

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    2019年03月03日
  • 斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

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    戊辰戦争その後、会津藩降参後に下された新政府の指示が
    青森県下北半島への移住命令。藩名を斗南藩という。
    会津若松の方々のそれぞれの明治時代の軌跡が語られています。
    歴史は双方から見ないといけないですね。

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    2019年02月24日
  • 会津落城 戊辰戦争最大の悲劇

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    戊辰戦争最大の悲劇、会津落城は何故起こったのか、
    官軍、賊軍という一辺倒な見方だけではなく、史実に基づいた内容を著者が丹念に紐解いていて分かりやすい。

    それにしても会津で起こった惨劇は文章を読んでいても
    思わず目を逸らしてしまう程の内容でした。。。

    もう150年、まだ150年。。

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    2019年02月18日
  • 斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

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    旧会津藩士が移住を命ぜられた知る人ぞ知る斗南藩。その成立経緯、行政機構、主な人物を中心に語られる。言語を絶する苦難、あたかも日本国内の難民であるかのような扱いであった。

    私もその末裔として本書を手に取ったが、このような境遇に追いやった薩長に悲憤を感じる。中公新書にはよくぞ出版してくれたと喝采したい気持ちになった。

    より多くの日本人に明治維新の裏側にこのような事実があったことを知ってほしい。会津の国辱はまだ雪げてはいない。

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    2018年11月11日
  • 斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

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    2018年は 明治維新 150年ではなく 戊辰戦争 150年
    忘れてはいけない
    「長州と 仲良くはするが、仲直りはできない」

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    2018年09月06日
  • 明治維新というクーデター

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    奥羽列藩同盟側目線での戊辰戦争がいかに悲惨な戦争だったか、薩長藩士や会津藩士たちの証言だけでなく、会津庶民や藩士の家族の証言も書かれている。ただこの著者は小説家なのでフィクションも入ってるのかと。

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    2017年10月15日
  • 奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢

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    いつ買ったか覚えてない古本。
    江戸開城の後って白虎隊→鶴ヶ城落城→五稜郭と河合継之助の長岡しか知らないので、細かい知識はちょっとおもしろい。単に時流に外れた負け組としか知らなかったけど、負け組には負け組のドラマが、というか、会津も悲劇に至るには驕りがあったり、仙台米沢あたりの迷走っぷりだったり。上手く勝ち組に紛れた秋田も別に世渡り上手だったわけではなく、たまたまそうなったという成り行きの妙だったり。

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    2017年06月01日
  • 会津落城 戊辰戦争最大の悲劇

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    作家・星亮一(1935-)による会津戦争の概説。

    【構成】
    第一章 江戸の情勢
    第二章 会津国境の戦争
     1 越後方面の戦い
     2 日光口の戦い
     3 白河口戦闘記
     4 平潟の海
     5 母成峠破られる
    第三章 会津城下の戦い
     1 敵、滝沢峠に迫る
     2 老臣、家族の殉難
     3 決死の抗戦
    第四章 籠城一か月
     1 会津武士の意地
     2 城外の戦い
    第五章 降参の白旗
     1 米沢藩に工作を依頼
     2 仰ぎ見る者なし

    鳥羽・伏見の敗戦時、会津藩主・松平容保が将軍とともに船でさっさと江戸へ戻る場面から話ははじまる。
    幕府は瓦解し、会津藩もいったんは恭順したにも関わらず、薩長は討伐を通告する。

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    2017年05月05日
  • 伊達政宗 秀吉・家康が一番恐れた男

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    政宗の生涯がよく分かる一冊だった。仙台に生まれ育った自分だが、いかにしてその仙台を築いた君主が生まれ育ったか、全くの不勉強だったので、今回本書を通じて学ぶことできよかった。不運の人であるが、その生き様は学ぶことが多いということがよくわかった。

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    2015年11月07日
  • 偽りの明治維新

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    普通に何回も泣いた。半分くらいまでは幕末から明治維新にかけての歴史の流れがわかりやすくて、高校生が読んだら教科書に出てくる人物がすごく覚えやすいと思う。そしてその先もぜひ読んでもらいたい。

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    2013年09月30日
  • 会津戦争全史

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    ぼろ負けかと思っていた会津戦争ですが、実は奥羽列藩同盟で名目上は戦える体制になっていたことが意外でした。榎本武揚の軍艦が勝海舟のせいで足止め食って間に合わなかった点、新撰組の土方歳三が足に怪我を追って斎藤一が指揮を取らざるを得なかった点が大きな誤算ポイント。あとは白河の守りに西郷頼母ではなく山川大蔵を配していれば。
    たらればを言い出すとキリがないのですが、惜しい。結果次第ではその後の西南戦争も無かったかもしれません。

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    2013年08月22日
  • 偽りの明治維新

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    八重の桜を見ていて、幕末の事に興味が湧いて手にとった本。
    学生時代歴史が苦手だったから、幕末に登場した人々のこと、ちゃんと知らなかったとよーく分かった。

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    2013年08月15日
  • 女たちの会津戦争

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    これまで読んだ会津ものにも多くの女性たちが登場したけれど、その女性たちに絞った一冊。
    最後まで戦う者、敵に辱められるぐらいならと「死」を選ぶ者。敗戦後もたくましく生ききった者。本当に壮絶としか言いようがないです。

    著者の星亮一さんはどうしても思い入れが強いのか、特定の人物に対して否定的な見方が強いので、その部分が少し気になります。

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    2013年02月02日
  • よみなおし戊辰戦争 ――幕末の東西対立

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    正義の反対は「もうひとつの正義」でしかないのです。自分たちが正しい、相手は悪だ。お互いがそう思うから争いは起こるわけで。絶対的な正義なんて存在しないのに負けた側は悪とみなされ否定されるから、戦いが終わっても恨みが残る。戦争を後に語る上で、正義か悪かを論点に据えては根深い怨恨しか残らず、それは次の世代に残して良いものではありません。本書では戊辰戦争における悲惨で激烈な証言がいくつもが紹介されていますが、これは決して勝者を否定するためのものではなく、多角的で客観的な歴史を考えるための材料なのです。

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    2013年01月14日