奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢

奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢

946円 (税込)

4pt

3.8

鳥羽伏見の戦いに敗れた会津藩救済を当初の目的とした列藩同盟は、いつしか明治天皇を奉戴する薩長閥政権に対抗して、輪王寺宮公現法親王を擁立する東日本政府樹立に向かって結束を固めていく。なかでも仙台藩の玉虫左太夫は、渡米体験をもつ国際派参謀として精力的に活動する。凄まじく厳しい権力抗争の渦中に身命を投じて敗者となった仙台、米沢、会津、庄内、秋田、長岡諸藩の志士の動向に、秘められた戊辰戦争の諸相をみる。

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奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年08月15日

    年末年始のBRUTUSの読書特集で取り上げられていて、気になっていた一冊。
    鳥羽伏見の戦いと江戸無血開城くらいしか認識されていない戊辰戦争。会津が攻められたことは知っていたけど、その裏にあった「奥羽越列藩同盟」ってのは知らなかった。
    ただの「反薩長」っていうだけではなく、それぞれの義を持って立ち上が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月24日

    奥羽越各藩の動きを知ることができる。
    思い入れは感じられるが、東軍の気合が西軍にやはり及ばなかったのだという気にさせられた

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    Posted by ブクログ 2017年06月01日

    いつ買ったか覚えてない古本。
    江戸開城の後って白虎隊→鶴ヶ城落城→五稜郭と河合継之助の長岡しか知らないので、細かい知識はちょっとおもしろい。単に時流に外れた負け組としか知らなかったけど、負け組には負け組のドラマが、というか、会津も悲劇に至るには驕りがあったり、仙台米沢あたりの迷走っぷりだったり。上手...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年01月22日

    戊辰戦争を時系列に追うだけでなく、列藩各藩の事情がうまく整理されているので、切り口としては面白い。
    第三章では、各藩をリードしていた参謀達の戊辰戦争後の姿を記しており、新たな発見があった。
    会津は、城下での争いなど、戦死者が最も多く、その悲劇は目を覆うばかりだが、列藩他藩のように恭順派と列藩派の確執...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月19日


    戊辰戦争というと、第二次世界大戦の歴史観と同じく、賊軍の名で奥羽越を一方的に片付け、戊辰戦争とは一体何だったのかを討議検討することなく歴史の闇に葬られた感は否めない。
    かく言う自分も、日本の夜明けのこの頃については、殆ど触ってこなかったな。
    幕府存続党と倒幕天皇制の復活論者との戦い、西軍、東軍の争...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    新しい視点から見る奥羽越列藩同盟。
    多くの藩の動向や足取りなんかも割りと細かく勉強出来ます
    なぜ奥羽列藩同盟は新政府軍に負け、賊軍の汚名をきせられようになったのか…?
    物事には理由がかならずあるのだと思わされる一冊
    ただ、若干細かすぎかなー?

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