あらすじ
日本を割った大戦争、なぜ虐殺で終わったか? 会津戦争は「新政府軍と旧幕府軍の戦い」ではない。非寛容の精神で残虐行為に走る薩長軍に対して、奥羽越列藩同盟は新生国家のグランドデザインを突きつけ、正面から戦闘を挑んだのだ。しかし、戦略なき会津軍は「武士道」のもと非戦闘員をも動員し、悲劇へと突き進む――。幕末の会津藩を追い続けた著者が描く一大戦記。(講談社選書メチエ)
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Posted by ブクログ
ぼろ負けかと思っていた会津戦争ですが、実は奥羽列藩同盟で名目上は戦える体制になっていたことが意外でした。榎本武揚の軍艦が勝海舟のせいで足止め食って間に合わなかった点、新撰組の土方歳三が足に怪我を追って斎藤一が指揮を取らざるを得なかった点が大きな誤算ポイント。あとは白河の守りに西郷頼母ではなく山川大蔵を配していれば。
たらればを言い出すとキリがないのですが、惜しい。結果次第ではその後の西南戦争も無かったかもしれません。
Posted by ブクログ
日本史近代史ゼミ参考資料。
普通に読もうと思ってたんだけどね。
細かいところはあんまり興味湧かなかったです。どこからどう行って~とか。位置がイメージできないから。
証言とか貴重ですね。逆に興味津津です。
同じ所にいても全く違う証言が出ることもあるかと思うと、何が正しくて何が正しくないのか知りたくなる。
先生の研究室から借りたけど、手元に欲しいです。