星亮一のレビュー一覧

  • 武士道の英雄 河井継之助

    購入済み

    幕末のゼレンスキーかもしれない

    幕末の動乱の様子が、よく伝わってきた.
    新政府軍と旧幕府軍のいのちの格差というのだろうか.
    河井継之助の奮戦ぶりが痛快でたのもしかった.

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    2023年01月07日
  • 鬼才 石原莞爾 陸軍の異端児が歩んだ孤高の生涯

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    まさに「鬼才」といえる方でした。
    これほどの人物が当時の政治的指導者として力を発揮できなかったことを本当に残念に思います。
    大東亜戦争に関する本を読むたび、悲しい、悔しい、情けない気持ちを抑えられません。
    しっかりと歴史に学びたいと感じる本です。

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    2019年08月12日
  • 斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

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    僕たちにはそれぞれに出自についての「歴史」があります。故郷や一族には過去にどのような出来事があったのだろうか。僕の場合、本当に知らなかったこと、理解しようと思わなかったことが山ほどあって、今でもすべてを把握しつくしているわけではない。少しでも出来事をつなぎ合わせたりして、僕につながり、連なることどもをくっきりと思い描いておきたい。会津を追われた人々が流されたのは、北東北の僻地、いまの青森県三戸から北の下北半島まで。土地は荒野そのもの、言葉も通じない、冷害で食べ物もないところだった。幼い命、老いた命、将来を嘱望された命は随分と失われた。生き残った人々はその無念を忘れてはいない。

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    2019年05月07日
  • 奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢

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    年末年始のBRUTUSの読書特集で取り上げられていて、気になっていた一冊。
    鳥羽伏見の戦いと江戸無血開城くらいしか認識されていない戊辰戦争。会津が攻められたことは知っていたけど、その裏にあった「奥羽越列藩同盟」ってのは知らなかった。
    ただの「反薩長」っていうだけではなく、それぞれの義を持って立ち上がった各藩。
    司馬遼太郎の「峠」を読んだし、かつては新潟、福島、宮城、盛岡各県は営業担当地域だったし、っていうので、思いっきりシンパシーを抱いて読みました。
    関ヶ原もそうだけど、どっちが勝ってもおかしくなかった状況だったけど、ちょっとした掛け違いの連続で結果が変わってしまったんだよね。急造寄せ集めの性

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    2018年08月15日
  • 後藤新平伝

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    名前は知っているけど具体的にどんな事をした人か知らなかったので割と評判の良かったこちらを購入。簡単過ぎず難し過ぎず丁度よかったです。

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    2016年01月16日
  • 伊達政宗 秀吉・家康が一番恐れた男

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    伊達正宗について知りたかったのですが、これといった本がなく探していたところ、この本を知りました。
    教科書のような書き方で、小説スタイルとは若干違いましたが、とても勉強になりました。

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    2015年08月19日
  • 偽りの明治維新

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    ネタバレ

    賊軍とされた側からの明治維新。

    「勝てば官軍、負ければ賊軍」という人類が繰り返してきた暗黙の掟が残酷なまでに会津に降りかかる。

    会津の人々のたくましさには驚嘆せずにはいられません。
    読んで良かったです。

    しかし
    最終章の最後数頁と、あとがきでの体験談は非常に不愉快極まりないものがあります。

    結果的に会津の立派な精神等の感動が薄れてしまい、
    会津と現在の日本のお隣の国が同じにうつりました。

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    2014年01月21日
  • 後藤新平伝

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    後藤新平の印象が少し変わりました。写真からは、我が強く利己主義にさえ映るのですが、決してそれだけでなく、そこには隠された熱い想いや使命感がありました。そしてやはり天才肌である事も再認識してしまいました。

    もう15年前ですが、1年間だけ水沢に住んだ時、彼の偉業を知りました。やはり同じ賊軍の子孫として、明治大正の薩長藩閥が幅を利かせていた頃に、時代に絡んで行った逞しさは見習う所があります。

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    2013年09月05日
  • 偽りの明治維新

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    kitanoの歴史観通りの本です
    会津戊辰戦争で官軍に蹂躙された東北人も
    心鎮められればよろしいのですが・・・

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    2013年04月14日
  • 偽りの明治維新

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     自分は会津の家系なので薩長、特に長州憎しの感情の高ぶりのままレビューを書いている。なので長州の方が読むと気分を害されることをあらかじめお断りしておく。

     この本は鶴ヶ城落城後に会津藩が舐めた辛酸を中心に綴り、いかに新政府軍が人にあるまじき残虐行為をしたかを明らかにしている。
     城下の戦いでは略奪を欲しいままにし、婦女を暴行したあげく惨殺し、戦闘で死んだ者の埋葬を禁止し、腐敗するまま、カラスに啄ばまれるままにした。酷いの一言に尽きる。もともと士分ではないものが新政府軍には参戦しているから横暴に歯止めが効かなかったこともあろうが、それでも首脳陣がそれを許容したからこんな非道がまかり通ったのだ。

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    2017年08月15日
  • 山口多聞 空母「飛龍」に殉じた果断の提督

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    ネタバレ

    最高の大和魂を持ち、日本に命を捧げた中将。上司の判断ミスにより、惨敗を喫したミッドウェイでも孤軍奮闘。最終的には自艦「飛流」の大破と共に自ら沈む。自身もプリンストンに学び、(山本五十六はハーバードで学んだ)アメリカの強さをよく知り、航空機主体の近代戦を早くから予期し学ぶも、旧体質の艦隊派の上司と相容れず、仕方なくよく戦い、散る。刹那。

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    2012年02月07日
  • 幕末の会津藩 運命を決めた上洛

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    タイトル通り、幕末の会津藩について書かれた本。松平容保の上洛から、大坂まで。読んでいるともどかしくなったり悲しくなったりする。
    2010/11/30

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    2010年11月30日
  • 山本五十六と山口多聞 名将二人の生き方、戦い方

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    ミッドウェーは無謀な作戦だったのかー。それでも成功していたら真珠湾のように山本五十六の大英断として評価されただろうな。そしてミッドウェーで山口多聞が指揮をとっていたらあんな結果にはならなかったはずだ。俺は五十六より多聞が好きだな~。紛れもない名将。

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    2010年08月31日
  • 偽りの明治維新

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    YJで士道を読んでいるのも手伝って、読んでみた。大変おもしろかった!明治維新の解明に、またひとつ、史料が増えてうれしい。これを踏まえて、他の明治維新~終戦までを読んで考えたい。

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    2010年06月24日
  • 山口多聞 空母「飛龍」に殉じた果断の提督

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    1998・5・15 1版1刷 416p 4569571417
    ミッドウェー海戦で空母【飛龍】と共に殉じた軍人。
    〇【山口多門】のことだけでなく、この時代の背景も簡潔にしかも詳しく書いてあるので、この人が何をした人なのかわからなくても読み終えたら何か心に残るでしょう。

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    2011年03月30日
  • 偽りの明治維新

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    本書は「“明治維新”関連で必ずしも広く紹介されている訳でもない事柄」を紹介する体裁になっていると思う。鶴ヶ城が降伏し、明治の世での会津家中の歩みに半分弱の紙幅が割かれており、その辺りが興味深い。

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    2009年10月04日
  • 井伊直弼 己れの信念を貫いた鉄の宰相

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    学生時代に習った印象では「安政の大獄」での悪名ばかり高い人物のように思えるが、日本を外国から守るという信念をもって「開国」を決断、実行した宰相だと思えるようになった。大局を見通せる人物だったのだと思う。

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    2009年10月04日
  • 斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

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    戊辰戦争に敗れ現青森県下北半島あたりに転封を命ぜられた会津藩=斗南藩の実際ついて、会津藩士=斗南藩士を中心に紐解く一冊。
    会津藩の戦後処理から始まり、旧南部藩領の荒野と移住の過酷さ、斗南藩の政治と差別、様々な道を歩んだ旧会津人たちについて語られます。
    会津藩は雄藩でしたが敗戦後に旧南部藩領にて斗南藩となり、刀を捨て鍬を持たなければ生きられない社会へと変貌します。
    不毛な地で大変苦しい立場に置かれた士族は農業を行うも立ち行かず、山菜や雑穀で食いつなぐ極貧生活を強いられます。
    地元農民からは“会津のゲダカ”と蔑まれ、侍としての自尊心は返って重しになっていたことでしょう。
    しかし気高く力強い斗南藩は

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    2025年07月27日
  • 斗南藩―「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起

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    まず、前提としてこの本は徹底的に会津の視点で書かれた本である。文章から伝わる筆者の強烈な会津への愛と薩長への憎しみに、読み始めのうちは少々引いてしまった。
    しかし、その筆者の熱は丹念な調査にも繋がっており、戊辰戦争敗北後に旧会津藩士たちが様々な人生を送ったことを調べあげている。西南戦争で政府軍として薩摩軍と戦った者、萩の乱に呼応して挙兵しようとした者、旧斗南藩に残り青森県の発展に尽くした者、屯田兵として北海道に渡った者…。薩長の英傑たちを中心にした華々しい明治維新の裏に、敗者たちの悲惨な歴史があったと言える。
    あとがきには、安倍晋三元首相が音頭をとり鹿児島県、山口県、高知県、佐賀県が中心となっ

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    2025年01月25日
  • 奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢

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    あまり知られていなかった各藩の参謀たちの行動から各藩の動きを読み取る
    多くの資料が引用されており、軽く読む人も研究の取っ掛かりとして読むのにもいい
    ただ資料部分も多いので慣れてないと読むのも疲れるかも?一応引用が終わるとまとめはしてくれますが…
    いずれにせよ勉強になりました!

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    2024年05月21日