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一度つくられた歴史観はなかなか変えられない。明治維新によって「近代国家」が形成される際に、薩摩藩・長州藩らの連合軍は、敵対する旧幕府・会津藩らに「朝敵」の呼び名を使い、国民感情を鼓舞する点で大きな効果をあげた。一方、京都守護職として御所の警備に当たっていた会津藩はいわれのない汚名を着せられたことになる。本書は、明治維新後一三〇年以上を経てもなお「朝敵」や「賊軍」という言葉が安易に使われている現実を直視し、維新前後の歴史事実をていねいに掘り起こすと同時に、日本近代史のよみなおしを迫る。
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Posted by ブクログ
正義の反対は「もうひとつの正義」でしかないのです。自分たちが正しい、相手は悪だ。お互いがそう思うから争いは起こるわけで。絶対的な正義なんて存在しないのに負けた側は悪とみなされ否定されるから、戦いが終わっても恨みが残る。戦争を後に語る上で、正義か悪かを論点に据えては根深い怨恨しか残らず、それは次の世代...続きを読むに残して良いものではありません。本書では戊辰戦争における悲惨で激烈な証言がいくつもが紹介されていますが、これは決して勝者を否定するためのものではなく、多角的で客観的な歴史を考えるための材料なのです。
[ 内容 ] 一度つくられた歴史観はなかなか変えられない。 明治維新によって「近代国家」が形成される際に、薩摩藩・長州藩らの連合軍は、敵対する旧幕府・会津藩らに「朝敵」の呼び名を使い、国民感情を鼓舞する点で大きな効果をあげた。 一方、京都守護職として御所の警備に当たっていた会津藩はいわれのない汚名を...続きを読む着せられたことになる。 本書は、明治維新後一三〇年以上を経てもなお「朝敵」や「賊軍」という言葉が安易に使われている現実を直視し、維新前後の歴史事実をていねいに掘り起こすと同時に、日本近代史のよみなおしを迫る。 [ 目次 ] 第1章 日本近代史の見直しが求められている(欺瞞に満ちた明治維新;ピカドンと同じ ほか) 第2章 東北と越後にとっての戊辰戦争(仙台藩の二人の自刃が意味するもの;楢山佐渡と原敬 ほか) 第3章 官軍と賊軍(『復古記』;『奇兵隊日記』 ほか) 第4章 東西融和への道(なぜいま戊辰戦争か;鹿角vs佐賀 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
賊軍とされた会津を中心に、奥羽列藩同盟側から見た戊辰戦争を豊富な文献を引用して解説。特にテレビドラマや映画など、とかく薩長を中心とした側からの視点で描かれることがほとんどなので、本書のような視点での検証は重要と思う。賊軍とか朝敵とされた会津などの方々がどれほど苦労してきたのか、虐げられてきたのか。こ...続きを読むういった側からの歴史についてもきちんと学ぶ必要があるのではないかと思った。惜しむらくは会津藩以外の話ももっと知りたかった。
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よみなおし戊辰戦争 ――幕末の東西対立
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星亮一
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会津戦争全史
会津藩は朝敵にあらず 松平容保の明治維新
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会津落城 戊辰戦争最大の悲劇
朝倉義景 信長を窮地に追い詰めた越前の雄
浅井長政 信長に反旗を翻した勇将
井伊直弼 己れの信念を貫いた鉄の宰相
偽りの明治維新
運命の将軍 徳川慶喜
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