ダニエル・デフォーのレビュー一覧

  • ロビンソン漂流記

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    昔自分が読んだ子供向けものより宗教色が強い話だった。

    放蕩息子が困難にあって改心し、その後自分の生活の糧に感謝するというのらまさにそうであるし、神が与える生活の必然性と幸福を繰り返し説いているのは印象的だった。

    また、人を食べる黒人やそれを奴隷とし宗教を教え彼らを討ち滅ぼすことは、英国人がアフリカ大陸を占領しキリスト教を広めたことを連想せざるを得なかった。


    しかし、そういった宗教色が強い点を除いても、ロビンソンの島での生活や彼の考えの変化は昔と同じように非常に面白く、ポルやフライデーとの交流は心温まるものだった。

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    2010年10月26日
  • ロビンソン漂流記

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    冒険譚というよりは、一人の人間が如何にしてキリスト教徒となっていくかという物語、といったほうが正しいと思います。
    「罪の文化」や「神と向かい合う」というキリスト教的な道徳精神が理解し難い我々日本人にとって、主人公ロビンソンの心の動きは分かりやすい教材になるでしょう。

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    2010年10月15日
  • ロビンソン漂流記

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    3年前に読んだ時は、途中で飽きてしまったけど、今回再チャレンジして楽しく読めた。すごい冒険の世界。2度の遭難、救助、脱出、そして帰国・・・って、本当に波乱万丈。無人島での暮らしは、完全に自給自足だし、後悔したり、神に感謝したりの繰り返しで、想像を絶するものだった。

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    2009年10月04日
  • ロビンソン漂流記

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    ネタバレ

    筆者の体験談でもないのにサバイバル描写が異常に詳しいのは、底本があったからのようです。
    私が読んだ文庫本(原作は1719年発表)は、1951年日本語版初版、2009年74刷という冒険小説の世界的ベストセラーです。
    内容は28年間に及ぶ無人島でのサバイバル生活が基本で、正気を保つ為の神との対話、野蛮人(人食い人種)との攻防などが描かれますが、一部人食い描写などグロもあり、人間の尊厳などという概念が存在しなかった時代(奴隷が当たり前)の産物でもあります。そんな中でも、困った時に親切で生涯約束を守る誠実な人間も多く登場し、人間の良心を信じさせる作品ともなっています。
    ちなみに、孤独なサバイバル生活の肝も読み取れます。「生きる為に今何をするか」が基本で、食料と安全な寝床を確保しながらなるべく1日の作業をルーティン化することで生活リズムを早目に作ること。小説舞台の無人島では、日中暑く、雨季も長いので、雨が降らなければ狩り(食料調達)は朝早いうちに出かけ、ねぐらに帰ってから昼まで3時間屋外作業を行い、午後は無理をせず日陰でできる仕事にあてる。また聖書(座礁船で見つけてから)は、1日に3度読む。また、毎日日付をつけるのも忘れずに。側にいた犬や猫やオウムの存在もあまり詳しく書かれてはいないが、安らぎとなっていたはず。
    とにかく本書以降のサバイバル冒険小説の元祖となった作品でもあります。冗長すぎるきらいがあるものの、先駆的作品に敬意を払い★1つサービス、しらんけど。

    【閑話休題】
    状況は違えど日本人のサバイバル先駆者も忘れてはイケマセン。
    ♦小野田寛郎さん(ルバング島・29年間潜伏)
    経歴: 陸軍中野学校出身の諜報員として、フィリピン・ルバング島でゲリラ戦を指揮。
    帰還: 1974年に上官の投降命令を受けて山を下りた。
    帰国後: ブラジルで牧場経営に成功し、後に「小野田自然塾」を開講するなど、青少年教育にも尽力。
    没年: 2014年に91歳で亡くなった。

    ♦横井庄一さん(グアム島・28年間潜伏)
    経歴: 陸軍軍曹としてグアムに配属され、終戦後も生き延びた。
    帰還: 1972年に島民に発見され、31年ぶりに日本へ帰国。
    帰国後: 「恥ずかしながら帰って参りました」の言葉は流行語になり、日本社会の「耐乏生活評論家」として活躍した。
    没年: 1997年に82歳で亡くなった。

    「ロビンソン・クルーソー」(英語: Robinson Crusoe)は、1719年にイギリスのダニエル・デフォーによって発表された小説でその主人公の名前でもある。
    あらすじ: 船乗りであるロビンソン・クルーソーが航海中に難破し、無人島に漂着。そこでの創意工夫に満ちたサバイバル生活を28年間送り、無事に帰還する物語です。
    無人島での自給自足生活を描いた冒険小説であり、近代的なリアリズム小説の元祖とも言われています。
    モデルはスコットランド人の船乗りアレクサンダー・セルカークの実話(漂流記)がモデルになっているとされています。
    なお、チリの沖合には、この物語の舞台にちなんで名付けられた「ロビンソン・クルーソー島」が存在します。

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    2026年04月25日
  • ペスト

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    ロンドンのペスト蔓延時の様子を詳細に描いた今作だが、コロナ禍mの日本も同じような状況であった。コロナ禍んpことと錯覚するほど状況極似しており、このような素晴らしい先人の残したものを大切にするべきである。

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    2025年12月18日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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    大学の課題で読んだ。読んでいる時は話の内容の面白さがわからなかったが、授業を通して解説を聞く中で、宗教や中産的生産者層との関係を発見でき、魅力の詰まった作品なんだと気づいた。

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    2025年11月27日
  • ペスト

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    1665年のペストについて書かれたデフォーの本。

    デフォーといえば、ロビンソン・クローソーだが、コロナ体験をした今の我々にはこっちの方が名作に映るかもしれない。

    ペストが蔓延したロンドンのドキュメンタリーで、1660年生まれのデフォーは彼の叔父の日記や当時の記録をもとに書いたそうだ。

    驚くべきことに、私たちがコロナで体験したことと瓜二つのことが書かれている。

    例えば、「変な呪いが流行った」とかはアマビエを想起するし、「コロナに効く薬がある」とかはイベルメクチンの騒動を思い出すであろう。

    疾病者の隔離政策も我々に馴染みのある話だし、その効果に疑問が投げられかけているところも我々と同じである。

    あと、統計への疑問も投げかけられているのも、現代と同じである。

    まるで「コロナを扱った異世界小説」のようで面白かった。

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    2025年07月26日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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    友達から薦められて読みました。
    冒険小説として、大航海時代の物語という歴史小説として、信仰が如何なるものかを示す読み物としてなどいろんな読み方ができるようのかもしれない。

    災難を免れるより罪から免れることの方がはるかにありがたい、恐れている災いより、恐れそのものの方が重荷になるなど究極の状態にならないと気づけないようなことを読者に気づかせてくれる。

    人間が一人で一から始めるとシンプルなことが実は複雑であり、どれだけの人類の叡智が集められていることなのかと驚くことになるんだろうな。

    私は主人公が未開の人を召使として扱う描写が人種差別につながることをイメージしてしまい、居心地の悪さのようなものを感じた。

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    2024年03月12日
  • ペストの記憶

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     架空の語り手H・Fが記録した、ペストに襲われた1665年のロンドンの様子。著者自身の直接の経験ではなく事実との相違もあるようだが、その内容は2019〜2022年の新型コロナウィルス感染症のパンデミック時の日本及び世界と酷似。
     感染確認初期の市民の楽観的な態度、被害が拡大し始めた頃に登場する自称“専門家”ども、真偽不明で未検証の感染や予防/治療法の情報の流布、都市住民の地方避難と地方住民による拒絶遮断、行政府による市民の保護と抑圧、一部感染者の無分別な行動による感染拡大、災厄下の人々の自省と互助、感染が小康状態になった際の緊張緩和による行動が齎す感染再拡大……。厖大な記録はいずれも実際に見られた現象ばかり。ペスト被害が忘却されることに対する危惧は著者が本書を著したきっかけの一つであるそうだが、コロナ禍を経験した私たちもあの災厄を単なる過去にしてはならないだろう。

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    2024年02月07日
  • ペスト

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    思ってたよりずーっと読みやすかった!
    実際に体験したわけではない(大流行時は5歳)のに、取材してさも体験したかのように描けるのはすごいな。
    酒場・遊興所の閉鎖・往来禁止…今とまったく一緒。
    ただ行政はしっかりしてたようで、それは感心というか、うらやましいというか。

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    2022年07月10日
  • ペスト

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    ”コロナ禍”で注目された本書。意外と読みづらいところが多く、思いのほか時間がかかってしまった。17世紀末のイギリスで実際にあったペストのパンデミックを描いたノンフィクション小説。著者は18世紀に活躍した「ロビンソン・クルーソー」で有名な小説家。本書で最も印象的なのはこの時代のヨーロッパでも”ロックダウンは無意味”と認識されていたこと。今から三百年前に無意味と断定された政策を現代でもやってしまったのは、まさに”歴史は繰り返す”という皮肉を感じた。 

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    2022年03月04日
  • 完訳 ロビンソン・クルーソー

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    無人島に漂着したロビンソンは、持ち前の才覚と粘り強さを武器に島の生活を切り開いていく。原文の息遣いを伝える新訳とともに、文化史研究の第一人者が不朽の名作を世界史的経済から読み解く、大人のための翻訳・解説決定版。訳者解説「大西洋世界のロビンソン・クルーソー」

    1719年ダニエル・デフォーによって書かれた冒険小説。日本においても多数の翻訳書が出版されたのは周知の通り。翻訳者の気分や匙加減ひとつで原文にあるはずの文章が削除されたり、大げさに膨らませたりされているそうだ。この本は原文になるべく忠実に翻訳された本とある。本書の翻訳をされた増田氏は、子供用に書き直された本だけで原文に触れてない人がほとんどである。と巻末に書いている。まさに私もその一人で、ロビンソン・クルーソーがこんなに鬼畜(続編だとさらに増すようだ)だとは知らなかった。下巻目的なら岩波の方がいいのかな?

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    2021年09月19日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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    出版されたのは1719年、約300年前、何と著者ダニエル・デフォーが87歳の時の出版物だ。「冒険」と言うチャレンジ(生き抜くための挑戦と困難に立ち向かう)と知恵は現代でも学ぶものがある。生き抜くこととは 1、冷静になること 2、理に叶う判断をすること 3、勇気と行動は頼るべき信仰があったこと
    離島での暮らしは28年余り、英国に帰ったのが35年ぶりとある。さらに恐るべきロビンソンは冒険家であるが故にその後も10年間旅に出た事である。父親の言葉「世の中をよく見る事」は教訓、父親は息子ロビンソンには海外で旗揚げするなと説教しておきながら、英国で起業した、とある。親子の遺伝子はやはり同じなのか。

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    2021年09月10日
  • ロビンソン・クルーソー

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    2019.09.23

    以前読んだ森見登美彦の「熱帯」から気になっていた
    読んでいなかった「ロビンソン・クルーソー」のあらましを知れた
    無人島でのサバイバルから、文明を辿り1人生活してきた
    長い年月の末に転換期を迎え脱すると言うもの
    本当はもう少し人種や宗教の考えがあったりするらしい
    もっと壮大な物語なのだろうか
    サバイバル生活がメインとなるのだろう
    その冒険譚に、ドキドキワクワクするのだろう!

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    2019年10月09日
  • ロビンソン漂流記

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    昔読んだ印象とだいぶ違った。
    無人島みたいなところに行ってみたくなったけど一人ぼっちで長期間行くのはやだなぁ

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    2018年08月15日
  • ペスト

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    『ロビンソン・クルーソー』の著者、ダニエル・デフォーの小説。

    ペスト菌が発見される200年以上も前の時代、致死率の高い疫病がどこからやってくるのかもわからない状況で、人々がパンデミックに対してどのような行動に出たか・・・1665年ロンドンのペストの年がリアルに描かれている。

    フィクションとは言いつつも、貴重な記録ともいえるこの小説は非常に興味深い内容ではあるものの、いわゆる終息期にペストの毒性が弱くなり自然治癒すること以外に救われることのない状況というのが、読み手に重く圧し掛かりすっきりしない、ということから評価は★3つとしました。

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    2015年06月20日
  • ロビンソン漂流記

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    読まなくても良かった。「塩狩峠」で主人公が読んでいたので、読んでみた。楽しかったのだけど、読まなくても良かった。ところどころで泣いてはいたのだけど。

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    2015年02月03日
  • ロビンソン・クルーソー

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    初読みロビンソンクルーソー!

    27年くらいひとりで(後半3年は現地の召使といっしょに)サバイバルー!
    すごいな~長いな~

    ナンパした船がちかくにあったり
    野生のヤギがいたり
    けっこう恵まれてるといえなくもない
    無人島生活

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    2014年03月23日
  • ロビンソン・クルーソー

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    ガリバーみたいだと思った
    分析したりして一人で生きていくロビンソン、どんなに頭がいいんだろう
    キリスト教色ものすごい
    フライデイたちの土地での神の存在に対して、間違いだと思っているけど今はそれぞれの宗教が認められているから世の中も発展したんだなあ。

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    2012年05月30日
  • ロビンソン漂流記

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    ネタバレ

    小さい頃に読んだ時とは全く印象が違った。冒険物だと思っていたけど、むしろ主人公の内面の動きに主眼が置かれているように感じた。

    話の大半は主人公の無人島での生活で、その他の部分は若干おまけのように感じた。

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    2012年05月05日