ダニエル・デフォーのレビュー一覧

  • 完訳 ロビンソン・クルーソー

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    聖書の御言葉が要所、要所に散りばめられてをり、「放蕩息子」であつたロビンソンが悔ひ改める姿に「然り、然り」と頷きながら読みました。

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    2012年01月15日
  • 完訳 ロビンソン・クルーソー

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    いつものように、なにげなく書店の文庫新刊棚を眺めていたら、ロビンソン・クルーソーという文字が目に飛び込んできました、

    わあなつかしいと思わず手に取って、ふと訳者の名前をみてとても驚きました。
    増田義郎・・その人は私にとっては特別の意味を持つ、いってみれば神のような存在でした。

    というのはちょっと大げさですが、それでも高校生の一時期、熱狂的に没頭したラテンアメリカとりわけインカ帝国やアステカ王国について、この文化人類学者・ラテンアメリカ歴史学者=増田義郎教授のお世話にならなかった日はなかったのです。

    もともと西部劇が好きで、いつも悪者扱いのインディアン=ネイティブ・アメリカン(アメリカ原住

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    2011年09月19日
  • 完訳 ロビンソン・クルーソー

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    子供向けのダイジェスト版ではなく、大人のための完訳版。
    この本をよむと、ダイジェスト版がいかに「お子様向き」に単純化されているかが、よくわかります。
    「増田先生がなぜこの本の翻訳を?」とも思いましたが、丁寧な解説を読んで納得。翻訳文も読みやすいものでした。

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    2011年03月10日
  • ロビンソン漂流記

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    もし自分が無人島に流されたら、この小説での知識をそのまま活用できそうなくらいリアルだった。とにかく面白い。

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    2010年08月23日
  • ロビンソン・クルーソー

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    ある無人島に漂着したロビンソン・クルーソー。彼はサンタルチア号の船長であったが、船員に裏切られ、ボートで漂流していたのだ。"フライデイ"という名を付けられた若者とロビンソンとの生活が始まったのだった。そして15年後、固い絆で結ばれた2人にある運命の波がおしよせる…。

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    2009年10月04日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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    子どもの頃に児童文学全集に入っていた一冊として読んで以来の再読。こんなに波瀾万丈でメンタル激強な主人公だったとは。鳥がいたなぁとか曖昧で断片的な記憶しかなく、その記憶との答え合わせができたのはほんの一部。大人になってしっかり読むととにかくロビンソンすごい。
    愚痴る泣く落ち込む、でも結構すぐ立ち直る。生き抜く気力と工夫。どんな目にあっても何度でも立ち上がれるのがすごいよ、ロビンソン。
    1719年の出版ということもあって、差別的な考え方など引っかかるところは当然出てくるけれど、特に前半の島での生活を築いていく部分は冒険物語としてとても面白く読みました。
    トム・ハンクス主演の漂流映画「キャスト・アウ

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    2025年08月09日
  • ロビンソン・クルーソー

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    ネタバレ

    ある日、船が波にのまれ1人無人島に残されたロビンソン・クルーソー。無人島で暮らすことになり、いろいろと暮らすための工夫をしてなんとか暮らしていました。ロビンソン・クルーソーのことをよく知りたいならこの本がおすすめです‼︎

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    2025年01月21日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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    療養中に。
    読んだことのない名作を読んでみようと思った。

    物語が動く後半や、島生活を並はずれたたくましさで開拓していく冒険部分よりも、今は島生活初期の心理描写、が印象深かった。
    状況は全然違うんだけれど、なんで私がこんな目に、から始まる精神の葛藤や、今できることに集中することで、船影を追わなくなったとか。

    2022.4.8

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    2024年07月05日
  • ロビンソン・クルーソー

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    僕は無人島についてしまったらもうダメだと思います。けれどロビンソン・クルーソーは諦めずに生き残ってすごいなと思いました。そして、運も強いなと思いました。奇跡がたくさん起こったお話でした。【小5】

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    2023年07月25日
  • ロビンソン・クルーソー

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    ネタバレ

    海難事故で無人島へ漂着した男のサバイバル冒険譚というざっくりしたイメージしかなかったのですが、意外にも血生臭いやり取りや未開の地の人との交流などが描かれています。モデルにされた人物がいたとのことで、納得のリアリティーです。無人島からの帰還後の暮らしについてのエピソードは蛇足だったのではというのが一般的な解釈らしいです。なるほど、同意…。

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    2023年05月04日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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     すごい生き延びる
    その生き延び方が迫力と言い訳と自慢を交えながら延々と書いてあって、主人公まあまあカスだからムカつくんだけど引き込まれるのよね~

    あとこれが書かれたのが18世紀と考えると、個人主義の高まりで爆流行りしたのわかるな〜とおもう。

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    2022年10月28日
  • ロビンソン・クルーソー

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    ネタバレ

    『ロビンソン・クルーソー』有名だけど、読んだことがなかった。最近読んだイギリスのファンタジー作家たちがこぞって名前を挙げていたから読んだ。

    お金に困らない家に生まれても、冒険心が疼いて仕方ない主人公。ある時は家出をして、輸出入で儲けても、奴隷になっても、ブラジルで成功しても冒険したい。そんな彼が船で航海中に難破して無人島で過ごす話だ。
    まずは船から使えるものを持ち出し、島で暮らすためにテントを作る。
    食べ物を得るために島のヤギを捕まえる。鳥を撃つ。
    荷物を整理する。家を作る。日付を数える。
    一つひとつ出来ることをやっていく姿が楽しい。
    なんだかマイクラを思い出してしまった。(もちろんこちらが

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    2022年10月26日
  • ペストの記憶

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    1665年にロンドンを襲ったペストについて、ルポルタージュ半分、フィクション半分に記したもの。ニセ医者や呪術者の混乱に乗じた商売、貧困層を直撃する経済危機、死の恐怖のなかでくり返し訪れる絶望とユーフォリアなど、17世紀ロンドン市民とイングランド人の心理と社会状況が読む者に迫る。

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    2022年08月19日
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)

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    何度も挫折した本だったが、さすが新訳の読みやすさで一気読み。時代背景の古さはあるものの、中身としてはオーソドックスな漂流記。信仰に目覚め、物欲から解放されるあたりは示唆がある。

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    2022年08月13日
  • ロビンソン漂流記

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    「ダニエル・デフォー」の冒険小説『ロビンソン漂流記』を読みました。

    「高橋大輔」の著書『ロビンソン・クルーソーを探して』を読んで、久しぶりに『ロビンソン漂流記』を読みたくなったんですよね。

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    ひとりで無人島に流れついた船乗り「ロビンソン・クルーソー」 ――孤独と闘いながら、神を信じ困難に耐えて生き抜く姿を描く冒険小説。
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    初版の正式なタイトルは、

    『「自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇

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    2022年05月25日
  • ペスト

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    感染者地域からやってきた人への差別。
    感染地域における隔離とロックダウン。
    日々の死者数を数字で追う人。
    感染地域を脱出する金持ち。
    デマ。
    科学的根拠のない療法で一儲けする人たち。
    17世紀も21世紀も何も変わらないとは。

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    2021年06月29日
  • ペストの記憶

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    1665年にロンドンを襲ったペストの被害について、H.F.という架空の人物の視点による記録。
    H.F.はペストから逃れるため疎開する者も多い中、ロンドンにとどまり、混乱する市民の様子を語る。

    時代は違えど、今のコロナ禍と通ずるものが多かった。
    感染を恐れて田舎に逃げ出す者、周囲の目を気にして疑わしい症状を隠す者、根拠のないインチキ薬を売る者、感染を自覚しながらわざと周囲の人にうつそうとする者、絶望のあまり自ら死を選んでしまう者…

    いつの時代も得体の知れない疫病を恐れる人々の心の動きは変わらないものなんだな…
    このコロナ禍も収束がいつになるかはわからないけれど、『それでも私は生きている!』と

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    2021年02月02日
  • ペスト

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    (01)
    筆者は,感染と蔓延とその結果としてもたらされる市民の死を克明に(*02)綴っていく.デフォーは幼児にこの1665年のロンドンでのペストの流行と惨事を経験しているが,彼が本書を上梓したのは1722年頃とされ,半世紀以上前の出来事を叔父の遺した記録を通じて生々しく再現しており,その文筆家としての手腕には驚くべきものがある.

    (02)
    政治的な情況としては,ロンドン市の救恤策も示されるものの,感染者が確認された家屋に,感染の有無にかかわらず家族や同居する使用人などの接触者をまるごと閉鎖する対策が凄まじい.筆者はこの施策を批判しているが,監視人のもとで閉鎖状態が管理されるものの,その家屋を

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    2021年01月23日
  • ペスト

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    フィクションなんだけれど、ドキュメンタリータッチ。カミュのペストがペストそのものというよりペストを巡る人間の思索や行動を昇華させたものとすれば、こちらはペストを巡る庶民の行動や世の中の変化そのものを克明に刻む。今読むとどちらも迫ってくる。

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    2020年08月04日
  • ペスト

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    17世紀、350年前のペスト・パンデミックのドキュメンタリー風の小説。しかもあの『ロビンソン・クルーソーの冒険』を書いたディフォーという作家の作品ですよ。ディフォーが生まれたのがその頃、新親や親戚の話を聞いたり、調べたりして、書いたはそれから50年後(初版発行は18世紀初め)と。それにしても古い、なにしろペスト菌の発見も1894年まで待たなければならない(北里柴三郎さん!)時代、果たして現代に通じるものがあるのか?と思って読みましたが、、、。

    時は1664年9月初め、場所はロンドン。ペストという悪疫はそれまでに時々発生しては恐れられていたのだが、オランダでまた流行りだしたという噂を耳にした

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    2020年07月26日