ダニエル・デフォーのレビュー一覧

  • ロビンソン・クルーソー
    ある無人島に漂着したロビンソン・クルーソー。彼はサンタルチア号の船長であったが、船員に裏切られ、ボートで漂流していたのだ。"フライデイ"という名を付けられた若者とロビンソンとの生活が始まったのだった。そして15年後、固い絆で結ばれた2人にある運命の波がおしよせる…。
  • ロビンソン・クルーソー
    僕は無人島についてしまったらもうダメだと思います。けれどロビンソン・クルーソーは諦めずに生き残ってすごいなと思いました。そして、運も強いなと思いました。奇跡がたくさん起こったお話でした。【小5】
  • ロビンソン・クルーソー
    海難事故で無人島へ漂着した男のサバイバル冒険譚というざっくりしたイメージしかなかったのですが、意外にも血生臭いやり取りや未開の地の人との交流などが描かれています。モデルにされた人物がいたとのことで、納得のリアリティーです。無人島からの帰還後の暮らしについてのエピソードは蛇足だったのではというのが一般...続きを読む
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)
     すごい生き延びる
    その生き延び方が迫力と言い訳と自慢を交えながら延々と書いてあって、主人公まあまあカスだからムカつくんだけど引き込まれるのよね~

    あとこれが書かれたのが18世紀と考えると、個人主義の高まりで爆流行りしたのわかるな〜とおもう。
  • ロビンソン・クルーソー
    『ロビンソン・クルーソー』有名だけど、読んだことがなかった。最近読んだイギリスのファンタジー作家たちがこぞって名前を挙げていたから読んだ。

    お金に困らない家に生まれても、冒険心が疼いて仕方ない主人公。ある時は家出をして、輸出入で儲けても、奴隷になっても、ブラジルで成功しても冒険したい。そんな彼が船...続きを読む
  • ペストの記憶
    1665年にロンドンを襲ったペストについて、ルポルタージュ半分、フィクション半分に記したもの。ニセ医者や呪術者の混乱に乗じた商売、貧困層を直撃する経済危機、死の恐怖のなかでくり返し訪れる絶望とユーフォリアなど、17世紀ロンドン市民とイングランド人の心理と社会状況が読む者に迫る。
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)
    何度も挫折した本だったが、さすが新訳の読みやすさで一気読み。時代背景の古さはあるものの、中身としてはオーソドックスな漂流記。信仰に目覚め、物欲から解放されるあたりは示唆がある。
  • ロビンソン漂流記
    「ダニエル・デフォー」の冒険小説『ロビンソン漂流記』を読みました。

    「高橋大輔」の著書『ロビンソン・クルーソーを探して』を読んで、久しぶりに『ロビンソン漂流記』を読みたくなったんですよね。

    -----story-------------
    ひとりで無人島に流れついた船乗り「ロビンソン・クルーソー」...続きを読む
  • ロビンソン・クルーソー
    2021年8月28日のアニメ『ドラえもん』で、のび太はロビンソンクルーソーを知らなかった。のび太が特別無知というよりも、ロビンソンクルーソーやガリバー旅行記、不思議の国のアリスをちゃんと読んだ人は少ないだろう。
  • ペスト
    感染者地域からやってきた人への差別。
    感染地域における隔離とロックダウン。
    日々の死者数を数字で追う人。
    感染地域を脱出する金持ち。
    デマ。
    科学的根拠のない療法で一儲けする人たち。
    17世紀も21世紀も何も変わらないとは。
  • ペストの記憶
    1665年にロンドンを襲ったペストの被害について、H.F.という架空の人物の視点による記録。
    H.F.はペストから逃れるため疎開する者も多い中、ロンドンにとどまり、混乱する市民の様子を語る。

    時代は違えど、今のコロナ禍と通ずるものが多かった。
    感染を恐れて田舎に逃げ出す者、周囲の目を気にして疑わし...続きを読む
  • ペスト
    (01)
    筆者は,感染と蔓延とその結果としてもたらされる市民の死を克明に(*02)綴っていく.デフォーは幼児にこの1665年のロンドンでのペストの流行と惨事を経験しているが,彼が本書を上梓したのは1722年頃とされ,半世紀以上前の出来事を叔父の遺した記録を通じて生々しく再現しており,その文筆家として...続きを読む
  • ペスト
    フィクションなんだけれど、ドキュメンタリータッチ。カミュのペストがペストそのものというよりペストを巡る人間の思索や行動を昇華させたものとすれば、こちらはペストを巡る庶民の行動や世の中の変化そのものを克明に刻む。今読むとどちらも迫ってくる。
  • ペスト
    17世紀、350年前のペスト・パンデミックのドキュメンタリー風の小説。しかもあの『ロビンソン・クルーソーの冒険』を書いたディフォーという作家の作品ですよ。ディフォーが生まれたのがその頃、新親や親戚の話を聞いたり、調べたりして、書いたはそれから50年後(初版発行は18世紀初め)と。それにしても古い、な...続きを読む
  • ペスト
    17世紀と21世紀で社会はそれほど変わっていないが、過去に学べる点で少しは進歩できていると感じる。デマに惑わされない、健康であるからといって保菌者であるかもしれないのでうつす危険性を考えずに行動してはいけない、貧困者は寄付をしてでも助けなければならない、地方に移動した人を差別しない、といったことは大...続きを読む
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)
    幼いころ、息を飲むように読んだ無人島の漂流記。
    息子用に買ったので、30年ぶりくらいに再読。
    「フライデー」とか、懐かしい名前があり興奮しながら、
    人種差別のことなど、幼い頃は気づけなかった着眼点がありました。
    いちばん、ドロッと残っているのはお金のこと。

    無人島時代は、あんなに「お金なんてなんの...続きを読む
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)
     言わずと知れたダニエル・デフォーの名作。本書は第一作『ロビンソン漂流記』の新訳となる。南米大陸の無人島へと流れ着き、二十八年間の漂流生活を過ごしたロビンソンの姿が描かれる。西欧文学史における無人島物語の先駆けであり、『ガリヴァー旅行記』や『十五少年漂流記』など後世に絶大な影響を与えた本作。現在でも...続きを読む
  • ペスト

    リアリティーはカミュよりある

    同名の小説ではカミュの方が有名で新しいのであるが,カミュの作は,フィクションの印象と彼一流の哲学的思考の反映が強い.これに対し本作は17世紀ロンドンを舞台にしているがカミュに比べて極めて現実感が大きい.デフォーの体験記ではないらしいが,まるでルポのような迫力ある描写が印象的でいかにもと感じられる.こ...続きを読む
  • ペスト
    いやいやこれはなかなか凄かった。パンデミックの事態における人間や社会の様子が、17世紀と21世紀と大して変わらない事にまず驚かされます。
  • ペストの記憶
    まさか『ロビンソン・クルーソー』の作者だったとは。
    訳は平易でわかりやすく、内容のわりにページは進む。訳者解説にもある、頻出する「後で記すことだが~」にはちょいと辟易したけれど。
    疫病という大過に対して、人々はどう対処し、どう行動すべきだったのか。読む限り、そうそう変わるもんじゃないやねぇ…とため息...続きを読む