ダニエル・デフォーのレビュー一覧
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ロビンソン・クルーソーと言えば、誰もが子ども時代に縮約版で親しむ作品だが、その実は文庫で400ページを越える長編小説なのであった。青年時代に親に反抗して家を出て以来、海賊に捕われて奴隷となり、脱出してブラジルに渡って事業で成功し、さらに貿易船の航海中に嵐によって無人島辿りついて、ようやく誰もが知って...続きを読むPosted by ブクログ
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めちゃくちゃ好き。
自らの身を持って、中庸が大事なんだなと学ぶ体験。
無人島でのたくましいサバイバル生活には、少しだけ憧れる。
自分も何かをめんどくさいと思ったり、辛い時があったときに、ロビンソン・クルーソーを思い出して奮起しよう。Posted by ブクログ -
おすすめポイントは、ふねから落ちて無人島でくらすところです。とくにいいところは、考えて、無人島じゃなくなって、むらにしたところです。Posted by ブクログ
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聖書の御言葉が要所、要所に散りばめられてをり、「放蕩息子」であつたロビンソンが悔ひ改める姿に「然り、然り」と頷きながら読みました。Posted by ブクログ
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いつものように、なにげなく書店の文庫新刊棚を眺めていたら、ロビンソン・クルーソーという文字が目に飛び込んできました、
わあなつかしいと思わず手に取って、ふと訳者の名前をみてとても驚きました。
増田義郎・・その人は私にとっては特別の意味を持つ、いってみれば神のような存在でした。
というのはちょっと...続きを読むPosted by ブクログ -
子供向けのダイジェスト版ではなく、大人のための完訳版。
この本をよむと、ダイジェスト版がいかに「お子様向き」に単純化されているかが、よくわかります。
「増田先生がなぜこの本の翻訳を?」とも思いましたが、丁寧な解説を読んで納得。翻訳文も読みやすいものでした。Posted by ブクログ -
幼いころ、息を飲むように読んだ無人島の漂流記。
息子用に買ったので、30年ぶりくらいに再読。
「フライデー」とか、懐かしい名前があり興奮しながら、
人種差別のことなど、幼い頃は気づけなかった着眼点がありました。
いちばん、ドロッと残っているのはお金のこと。
無人島時代は、あんなに「お金なんてなんの...続きを読むPosted by ブクログ -
言わずと知れたダニエル・デフォーの名作。本書は第一作『ロビンソン漂流記』の新訳となる。南米大陸の無人島へと流れ着き、二十八年間の漂流生活を過ごしたロビンソンの姿が描かれる。西欧文学史における無人島物語の先駆けであり、『ガリヴァー旅行記』や『十五少年漂流記』など後世に絶大な影響を与えた本作。現在でも...続きを読むPosted by ブクログ
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同名の小説ではカミュの方が有名で新しいのであるが,カミュの作は,フィクションの印象と彼一流の哲学的思考の反映が強い.これに対し本作は17世紀ロンドンを舞台にしているがカミュに比べて極めて現実感が大きい.デフォーの体験記ではないらしいが,まるでルポのような迫力ある描写が印象的でいかにもと感じられる.こ...続きを読むshigeyasu