ダニエル・デフォーのレビュー一覧
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冒険のボリューム、得られた多くの教訓とともにとても読み応えのある冒険話だった。
間違いなく過酷な運命に晒されているのに、くよくよ落ち込んでばかりいることなく、良いことだってたくさんあるという前向きな思考で前進する強さ、自分に必要なものだけで十分だからそれ以上は望まない事で得るのことのできる幸せの尊さ、仲間を大切にする思いやり、いつまでも生きる希望を失わない不屈の精神。見習うことばかりだったらそれが非常に心に刺さった。どれも今の僕に必要なことだから。
また、無人島で逞しく生きるサバイバル術も読んでて非常に楽しかった。
本を読み終え、窓の外の晴れ晴れした空を見て、なんだか自分まで大冒険してきた -
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ロビンソン・クルーソー › 初版発行
1719年4月25日
ロビンソン・クルーソー (光文社古典新訳文庫)
by デフォー、唐戸 信嘉
私は一六三二年にヨークで生まれた。家庭は裕福であったが、土地の者ではなく、父はブレーメン生まれのドイツ人で、英国にやってきた当初はハル(1) に居を構えていた。父は商いで財を成し、それから商売を辞めてヨークへとやって来た。そこで私の母と結婚した。母の実家はその土地では大変な金持ちで、ロビンソン家といった。そうした事情で、私はロビンソン・クロイツナーという名前になった(2)。けれども、クロイツナーといういかにもドイツ風の名前はいつしか英国式にクルーソーと呼ば -
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そこで銃が撃たれたのは天地創造以来初めてだったのだろう
描写つまり心情描写、風景描写などとても繊細かつ鮮明で、読者である私たちがその場にいるような疑似体験をさせられるリアル感がある
デフォーはこのような冒険に出たことあるのかと思うくらい生き生きと表現するので、300年近く金字塔であるのは疑うまでもない
理性的な精神を持つことに意識をしたり
置かれた環境に感情的ときには感傷的になりつつも
一人で気持ちを持ち直している
ーわたしはこの点の配剤を受け容れた。いっさいは最善となるように定められていると考えを認め、信じるようになっていたからである。とにかくそう考えて心を沈め、あそこへ行けたらという -
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膨大な情報をもとにひとりの人間の記録を書き切った作品で,当時のイギリス市民の精神がよく反映されている。漂着後は持ち前の知識と信仰心で困難を越え,捕虜をうまく飼い慣らし,やがて戦いに勝利する姿は,当時の理想像にも見える。
かつてスペインやポルトガルが握っていたカリブ海へ,イギリスは進出しようという時代。海の向こうに夢見た人々に,本作はうまく適合したのだろう。
1719年に59歳で『ロビンソン・クルーソー』を出版したデフォーは,もとはジャーナリストとして諷刺詩を数多く書き,トーリ党の幹部ハーレーの下で週刊誌『レヴュー』を発行し実質的な政府の広報官として活動していた。
全体的に,予定調和ではあ -
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ロビンソン・クルーソーと言えば、誰もが子ども時代に縮約版で親しむ作品だが、その実は文庫で400ページを越える長編小説なのであった。青年時代に親に反抗して家を出て以来、海賊に捕われて奴隷となり、脱出してブラジルに渡って事業で成功し、さらに貿易船の航海中に嵐によって無人島辿りついて、ようやく誰もが知っているサバイバル・ストーリーが始まる。
直面した苦難や無いものを嘆くのではなく与えられているものに感謝すること、足るを知ること、現状の暗い面よりも現に楽しんでいることに注目することなど、21世紀の自己啓発書にでも書いてありそうな知見を孤独な生活の中で獲得していく様と、その後の波瀾万丈を描く。子ども時 -
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「ペスト流行の都市の記録
1665年の最後の大いなる厄災に襲われたロンドンにおける
公的及び私的な最も驚くべき出来事の報告あるいは覚書
その間ずっとロンドンに留まっていた一市民による未公開の著作」
↑ この長いのがフルの題名かな?
同じ著者のデフォーの「ロビンソン・クルーソー」も、正式な題名は「自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と不思議で驚きに満ちた冒険についての記述」という長ったらしいものなんですよね。
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ロビンソン・クルーソーのサバイバル物語
親に内緒で航海に出たロビンソン・クルーソー。
海賊が来て奴隷にされてしまうがなんとか逃げ出した。
しかし逃げたのちまだ懲りずに船の旅をして船が難破してしまい、無人島に流れ着いた!
人もいないし助けも来るかわからない。
残ったのは船に積んであった食料と犬と猫とナイフ、銃と火薬ぐらい。
もしかしたら島には恐ろしい怪物がいるかもしれないし、住むところも食べるものもない。
ロビンソン・クルーソーは生きて故郷に帰れるのか…?
面白かったです。
28年ってロビンソン・クルーソー何歳よ!(笑)
でもアイアム冒険少年は無理だね(笑)
もうずっと過ごして豪邸作っちゃっ -
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言わずと知れたダニエル・デフォーの名作。本書は第一作『ロビンソン漂流記』の新訳となる。南米大陸の無人島へと流れ着き、二十八年間の漂流生活を過ごしたロビンソンの姿が描かれる。西欧文学史における無人島物語の先駆けであり、『ガリヴァー旅行記』や『十五少年漂流記』など後世に絶大な影響を与えた本作。現在でも世界文学の名作に挙げられることが多く、マックス・ウェーバーがロビンソンを例に中産階級労働者のプロテスタント精神を論じたことが知られている(※大塚久雄著『社会科学における人間』(岩波新書)』のレビュー参照)。
ストーリーは「放浪癖のあった青年時代からブラジルで農場を経営するまで」「無人島漂流から脱 -
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デフォーの伯父をモデルとした架空の書き手が1665年のペスト流行時のロンドンの状況を語る。
読む前は資料的な作品かと思っていたので、退屈な本だろうなと覚悟をして読み出しましたが、その臨場感あふれる語り口につられて一気に読み終わりました。
約350年前の話ですが、ニュースを見ているような臨場感。病に対する恐れと行動は現代とかわりませんが、いまと違うのは、人間にどうにもならない時に宗教に頼ることができた点でしょう。
あと、現代と変わらないといえば、1ページ目にあった「そのころは新聞みたいにさまざまな事件やうわさを広めるための印刷物がなかった。つまり、後の時代に見られるように、誰かが事実を好きなよ