ダニエル・デフォーのレビュー一覧

  • 完訳 ロビンソン・クルーソー
    ロビンソン・クルーソーと言えば、誰もが子ども時代に縮約版で親しむ作品だが、その実は文庫で400ページを越える長編小説なのであった。青年時代に親に反抗して家を出て以来、海賊に捕われて奴隷となり、脱出してブラジルに渡って事業で成功し、さらに貿易船の航海中に嵐によって無人島辿りついて、ようやく誰もが知って...続きを読む
  • ペストの記憶
    「ペスト流行の都市の記録
    1665年の最後の大いなる厄災に襲われたロンドンにおける
    公的及び私的な最も驚くべき出来事の報告あるいは覚書
    その間ずっとロンドンに留まっていた一市民による未公開の著作」
     ↑ この長いのがフルの題名かな?

    同じ著者のデフォーの「ロビンソン・クルーソー」も、正式な題名は「...続きを読む
  • 完訳 ロビンソン・クルーソー
    めちゃくちゃ好き。
    自らの身を持って、中庸が大事なんだなと学ぶ体験。
    無人島でのたくましいサバイバル生活には、少しだけ憧れる。

    自分も何かをめんどくさいと思ったり、辛い時があったときに、ロビンソン・クルーソーを思い出して奮起しよう。
  • ロビンソン・クルーソー
    ロビンソン・クルーソーのサバイバル物語

    親に内緒で航海に出たロビンソン・クルーソー。
    海賊が来て奴隷にされてしまうがなんとか逃げ出した。
    しかし逃げたのちまだ懲りずに船の旅をして船が難破してしまい、無人島に流れ着いた!
    人もいないし助けも来るかわからない。
    残ったのは船に積んであった食料と犬と猫と...続きを読む
  • ペストの記憶
    デフォーの伯父をモデルとした架空の書き手が1665年のペスト流行時のロンドンの状況を語る。
    読む前は資料的な作品かと思っていたので、退屈な本だろうなと覚悟をして読み出しましたが、その臨場感あふれる語り口につられて一気に読み終わりました。
    約350年前の話ですが、ニュースを見ているような臨場感。病に対...続きを読む
  • ロビンソン・クルーソー
    おすすめポイントは、ふねから落ちて無人島でくらすところです。とくにいいところは、考えて、無人島じゃなくなって、むらにしたところです。
  • 完訳 ロビンソン・クルーソー
    聖書の御言葉が要所、要所に散りばめられてをり、「放蕩息子」であつたロビンソンが悔ひ改める姿に「然り、然り」と頷きながら読みました。
  • 完訳 ロビンソン・クルーソー
    いつものように、なにげなく書店の文庫新刊棚を眺めていたら、ロビンソン・クルーソーという文字が目に飛び込んできました、

    わあなつかしいと思わず手に取って、ふと訳者の名前をみてとても驚きました。
    増田義郎・・その人は私にとっては特別の意味を持つ、いってみれば神のような存在でした。

    というのはちょっと...続きを読む
  • 完訳 ロビンソン・クルーソー
    子供向けのダイジェスト版ではなく、大人のための完訳版。
    この本をよむと、ダイジェスト版がいかに「お子様向き」に単純化されているかが、よくわかります。
    「増田先生がなぜこの本の翻訳を?」とも思いましたが、丁寧な解説を読んで納得。翻訳文も読みやすいものでした。
  • ロビンソン漂流記
    もし自分が無人島に流されたら、この小説での知識をそのまま活用できそうなくらいリアルだった。とにかく面白い。
  • ロビンソン漂流記
    秘密基地を作っていた時分の子供心にかえります。訳者の吉田健一によると続編は面白くないらしいので未読。本書だけで充分。
  • ペストの記憶
    1665年にロンドンを襲ったペストの被害について、H.F.という架空の人物の視点による記録。
    H.F.はペストから逃れるため疎開する者も多い中、ロンドンにとどまり、混乱する市民の様子を語る。

    時代は違えど、今のコロナ禍と通ずるものが多かった。
    感染を恐れて田舎に逃げ出す者、周囲の目を気にして疑わし...続きを読む
  • ペスト
    (01)
    筆者は,感染と蔓延とその結果としてもたらされる市民の死を克明に(*02)綴っていく.デフォーは幼児にこの1665年のロンドンでのペストの流行と惨事を経験しているが,彼が本書を上梓したのは1722年頃とされ,半世紀以上前の出来事を叔父の遺した記録を通じて生々しく再現しており,その文筆家として...続きを読む
  • ペスト
    フィクションなんだけれど、ドキュメンタリータッチ。カミュのペストがペストそのものというよりペストを巡る人間の思索や行動を昇華させたものとすれば、こちらはペストを巡る庶民の行動や世の中の変化そのものを克明に刻む。今読むとどちらも迫ってくる。
  • ペスト
    17世紀、350年前のペスト・パンデミックのドキュメンタリー風の小説。しかもあの『ロビンソン・クルーソーの冒険』を書いたディフォーという作家の作品ですよ。ディフォーが生まれたのがその頃、新親や親戚の話を聞いたり、調べたりして、書いたはそれから50年後(初版発行は18世紀初め)と。それにしても古い、な...続きを読む
  • ペスト
    17世紀と21世紀で社会はそれほど変わっていないが、過去に学べる点で少しは進歩できていると感じる。デマに惑わされない、健康であるからといって保菌者であるかもしれないのでうつす危険性を考えずに行動してはいけない、貧困者は寄付をしてでも助けなければならない、地方に移動した人を差別しない、といったことは大...続きを読む
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)
    幼いころ、息を飲むように読んだ無人島の漂流記。
    息子用に買ったので、30年ぶりくらいに再読。
    「フライデー」とか、懐かしい名前があり興奮しながら、
    人種差別のことなど、幼い頃は気づけなかった着眼点がありました。
    いちばん、ドロッと残っているのはお金のこと。

    無人島時代は、あんなに「お金なんてなんの...続きを読む
  • ロビンソン・クルーソー(新潮文庫)
     言わずと知れたダニエル・デフォーの名作。本書は第一作『ロビンソン漂流記』の新訳となる。南米大陸の無人島へと流れ着き、二十八年間の漂流生活を過ごしたロビンソンの姿が描かれる。西欧文学史における無人島物語の先駆けであり、『ガリヴァー旅行記』や『十五少年漂流記』など後世に絶大な影響を与えた本作。現在でも...続きを読む
  • ペスト

    リアリティーはカミュよりある

    同名の小説ではカミュの方が有名で新しいのであるが,カミュの作は,フィクションの印象と彼一流の哲学的思考の反映が強い.これに対し本作は17世紀ロンドンを舞台にしているがカミュに比べて極めて現実感が大きい.デフォーの体験記ではないらしいが,まるでルポのような迫力ある描写が印象的でいかにもと感じられる.こ...続きを読む
  • ペスト
    いやいやこれはなかなか凄かった。パンデミックの事態における人間や社会の様子が、17世紀と21世紀と大して変わらない事にまず驚かされます。