ダニエル・デフォーのレビュー一覧
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ネタバレ筆者の体験談でもないのにサバイバル描写が異常に詳しいのは、底本があったからのようです。
私が読んだ文庫本(原作は1719年発表)は、1951年日本語版初版、2009年74刷という冒険小説の世界的ベストセラーです。
内容は28年間に及ぶ無人島でのサバイバル生活が基本で、正気を保つ為の神との対話、野蛮人(人食い人種)との攻防などが描かれますが、一部人食い描写などグロもあり、人間の尊厳などという概念が存在しなかった時代(奴隷が当たり前)の産物でもあります。そんな中でも、困った時に親切で生涯約束を守る誠実な人間も多く登場し、人間の良心を信じさせる作品ともなっています。
ちなみに、孤独なサバイバル生活の -
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1665年のペストについて書かれたデフォーの本。
デフォーといえば、ロビンソン・クローソーだが、コロナ体験をした今の我々にはこっちの方が名作に映るかもしれない。
ペストが蔓延したロンドンのドキュメンタリーで、1660年生まれのデフォーは彼の叔父の日記や当時の記録をもとに書いたそうだ。
驚くべきことに、私たちがコロナで体験したことと瓜二つのことが書かれている。
例えば、「変な呪いが流行った」とかはアマビエを想起するし、「コロナに効く薬がある」とかはイベルメクチンの騒動を思い出すであろう。
疾病者の隔離政策も我々に馴染みのある話だし、その効果に疑問が投げられかけているところも我々と同じで -
Posted by ブクログ
架空の語り手H・Fが記録した、ペストに襲われた1665年のロンドンの様子。著者自身の直接の経験ではなく事実との相違もあるようだが、その内容は2019〜2022年の新型コロナウィルス感染症のパンデミック時の日本及び世界と酷似。
感染確認初期の市民の楽観的な態度、被害が拡大し始めた頃に登場する自称“専門家”ども、真偽不明で未検証の感染や予防/治療法の情報の流布、都市住民の地方避難と地方住民による拒絶遮断、行政府による市民の保護と抑圧、一部感染者の無分別な行動による感染拡大、災厄下の人々の自省と互助、感染が小康状態になった際の緊張緩和による行動が齎す感染再拡大……。厖大な記録はいずれも実際に見ら -
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無人島に漂着したロビンソンは、持ち前の才覚と粘り強さを武器に島の生活を切り開いていく。原文の息遣いを伝える新訳とともに、文化史研究の第一人者が不朽の名作を世界史的経済から読み解く、大人のための翻訳・解説決定版。訳者解説「大西洋世界のロビンソン・クルーソー」
1719年ダニエル・デフォーによって書かれた冒険小説。日本においても多数の翻訳書が出版されたのは周知の通り。翻訳者の気分や匙加減ひとつで原文にあるはずの文章が削除されたり、大げさに膨らませたりされているそうだ。この本は原文になるべく忠実に翻訳された本とある。本書の翻訳をされた増田氏は、子供用に書き直された本だけで原文に触れてない人がほとん