森達也のレビュー一覧

  • クォン・デ もう一人のラストエンペラー

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    森達也独特の冗長な、情緒的な、文章で、もってかれて、もってかれて。日本人て、何なのだろうなぁ、てことを考えながら読んでいた。忘れてしまうことは、なんとも、悲しいなぁ。。。僕は、正直、歴史を知らなすぎるなぁ。(12/1/29)

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    2012年08月08日
  • 悪役レスラーは笑う

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    ネタバレ

    ≪目次≫
    プロローグ
    第1章  虚と実の伝説
    第2章  伝説に隠された<謎>
    第3章  笑う悪役レスラー
    あとがき

    ≪内容≫
    日本のプロレスの創生期に活動していた「日系レスラー」グレート東郷の
    ノンフィクション。何かしっくりこない結論(出自は結局わからない)だが、
    プロレス界の様子や戦後すぐの時期の社会の様子などが垣間見えて意外と面白かった。

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    2012年06月09日
  • 「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔

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    オウムの話。
    と書くと語弊があるけど、オウム報道がピークの時期、オウム側から世間を見るという手法で、結局映画になったドキュメンタリーの制作記録。
    面白いとか面白くないとかそういう事ではなく、ふむふむ。
    という事。

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    2012年05月05日
  • 視点をずらす思考術

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     テレビ・新聞等、特に大手メディアは物事の一面に光を当てているに過ぎない。ということは多少賢い人間なら誰でも了解する事実だろう。しかし、世の中にはそれが絶対正しいと思っている頭の固い人が想像上に多いようだ。正しい正しくないという2元論がよくないとはいわないが、(そもそも、いい悪いというのも2元論だ)その方法だと、とんでもなく間違った方向にみんなで突っ走ってしまう可能性がある。それは過去の歴史を鑑みれば、火を見るより明らかだ。(明らかに誰が考えても了解できるような場合を除いて)それより、70%正しそうだとか、これは保留しておこうといった態度を取っておいたほうが懸命だろうと個人的には思う。視点をずらすというのは、テレビばかり見てると不可能だろう。読書を通してこそ、参照項が増えているために、複眼的な思考ができるようになるのだ。

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    2011年12月20日
  • 職業欄はエスパー

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    ネタバレ

    内容はというと、タイトルまんま、エスパーという職業で生活している人の日常を追ったドキュメント。“放送禁止歌”のドキュメンタリー監督+作家の森達也さんが著者。

    この本はエスパーの嘘本当の白黒をつける!というより、エスパーと著者の人間同士の関わり合い、その中での心を動きが描かれていて、取材の中で自身が色んな壁に邪魔されながら、いつも「どっちだろう?どっちだろう?」悩みながら取材を続ける著者の心の動きが自分とリンクして、一緒に色んなことを考えながら悩みながら、本を読んでいくかんじ。森さんの本はこういった身近なテーマと、森さん自身の葛藤などを軸に、社会のしくみとか、自分自身の意識とかそういったことを、考えるきっかけを与えてくれる。しかも読み物としても面白い!ブラボー!

    ちなみに私は、『UFOは(インチキ写真はたくさんあると思うけど)、こんだけ宇宙が広いんだからそりゃあるだろう』『霊や超能力は全く信じない(見たことがないから)』派だったんですが、『怪しいには怪しいけど、霊とか超能力ってもしかしたらあるのかも??』派に。そしたら、世の中がすごく広がった感じがする。別にこれから超能力とか霊の世界について詳しく調べてみよーとか、興味を持った!とかは、あまり思わないのだけれど、でもあったらステキだな☆なんて今は思ったりして。

    …そんな『信じるけど信じない』という誰もが持つグレイゾーンが全然アリで本当だということ!そして世の中のグレイゾーンだらけ。一人一人が認めることで、色んなことがもっとよくなるということ。それもこの本の大きなポイント。

    ちなみに、子供の時以来、はじめてスプーン曲げにも再チャレンジしてみましたw。もちろん曲がりませんでしたが。ポイントはイメージすることととスプーンに謝ることだそうでw。

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    2011年10月07日
  • 視点をずらす思考術

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    ネタバレ

    体験談、実例には面白いものがあるが、何か読者を説得しようとした時に結論ありきになるので上滑りしている。
    力を抜いてますよ、と主張している姿に力が入っている、とでも言おうか。

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    2011年09月10日
  • それでもドキュメンタリーは嘘をつく

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    もりたつは、私のメディア的なものへの視点に大きな影響をくれた人です。
    「真実」を語るジャーナリストと「現実」を語るドキュメンタリーが何よりもうさんくさいと思う私には、好きなメディア論。

    ・ドキュメンタリーが描くのは、異物が関与することによって変質したメタ状況なのだ。作り手が問われるべきは、その事実に対して、どれだけ自覚的になり、主体的に仕掛けられるかだろう。
    ・その仕事は、客観的な事実を事象から切り取ることではなく、主観的な真実を事象から抽出することだ。
    ・わかりやすさばかりが優先された情報のパッケージ化をマスメディアが一様に目指す状況だからこそ、あいまいな領域に焦点をあてるドキュメンタリーの補完作用は重要な意味をもつ。
    ・自らのパーソナルな主観・世界観を表出することが最優先順位にあるドキュメンタリーと、可能な限りは客観性や中立性をつねに意識におかなければいけないジャーナリストとは、本来は水と油の関係のはずだ。
    ・内面的な矛盾や葛藤が過剰であればあるほど、被写体としての魅力は増大する。
    ・撮る側の主体と意識が問われる・・・その覚悟がなければ、現実に負ける。
    ・アメリカの病理の本質は、高揚した正義であり、徹底した善意でもある。
    ・言葉の最大の機能は規定だ。そして僕の考えるドキュメンタリーは、その規定からつねにはみだす領域にある。だからこそ、ドキュメンタリーそのもを規定できない。

    ・・・読みながら、「THE COVE」を見た時感じた強烈な違和感がはっきりしました。なるほどね。

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    2011年08月21日
  • 首都圏生きもの記

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    都会には多くの生きものたちが、人間とともに日々の営みを続けている。
    そんな彼らに焦点を当て、著者自ら撮影した写真とともに綴った、ユニークな一冊。

    [ 目次 ]
    アニメのキャラ萌えプラナリア
    カッターでプラナリアを三等分!
    昆虫の王者ノコギリクワガタ
    身を挺して水を浄化するイトミミズ
    がんばれ皇居の外来種
    これだけはダメ!ハリガネムシ
    蛾はそのまま縫いぐるみ
    黒い羽毛の下にいる高等生物カラス
    無意味なゆらゆらナナフシ
    冬の畑の生きものたちと相転移〔ほか〕

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年06月08日
  • 職業欄はエスパー

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    スプーン曲げの清田益章など3名の「超能力者」を被写体として撮られたテレビドキュメンタリーのディレクターによる1998年の記録。

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    2011年01月16日
  • 視点をずらす思考術

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    [ 内容 ]
    空気を読むのをやめてみないか!
    メディアの常識に従わずに世界を見つめる試み。

    [ 目次 ]
    第1章 社会の多数派からずれる
    第2章 国家を懐疑するまなざし
    第3章 多面的矛盾に満ちた「現代の不安」
    第4章 あえてメディアをずらして見る
    第5章 脱線をおそれないアウトサイダーたち
    第6章 日々の暮らしのなかのモノの見方

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年11月20日
  • それでもドキュメンタリーは嘘をつく

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    一般に、ドキュメンタリーは「客観的」で「公正中立」であるはず
    とする価値観が定着している。
    けど著者はあり得ないと論破する。

    私も強く肯定する。情報に公正中立などあり得ない。
    そこには、何らかの、誰かの恣意性が必ず入っている。
    たとえ、あなたが一次情報に触れたとしても、そこには既に作為が介在している。

    でもそれで構わないのだと思う。

    作為、恣意、煽動、色々なことばがあるが、
    情報にそれらが介在することを自覚すること、想像することが大切なのだと著者は説く。

    ビルに激突する旅客機の映像を提示するのがメディア報道なら、
    ハイジャック犯たちのその瞬間の心情を想像する作業がドキュメンタリー

    作中のことば。名文と思う。

    ルポライターだと思うときがたまにあるけど、
    やっぱりこの人は映像表現者なんだぁと思える一冊。
    ドキュメンタリー映画の解説がたくさん出てくるのでお好きな人にはオススメ。
    私はちょっと途中で飽きた。

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    2010年08月02日
  • 首都圏生きもの記

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    森達也、まさかの生きもの本。

    本人曰く、前々から生きもの作品は手がけてみたかったとのこと。
    そう言及しているだけあって生き物分析の切り口は多様。

    「そういえば、いつも見ている鳥をこういう角度で見たことはなかったな」
    と、少し考えれば気づけるハズのことをパッと見せてくる。

    ただ、本書のようしょようしょに「森達也が本当に言いたいこと」が垣間見える。
    イラク派遣だったり、オウムの話だったり、大衆社会の話だったり。
    書きたいのなら、書いて欲しい。生きもの本に紛れ込ませるのではなくて、堂々と、1冊出して欲しい。少なくとも私はキチンと目を通す。

    紛らわさなければいけないほど、日本の言論の自由が奪われているわけではないでしょう。多分。そうだと信じたい。

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    2010年07月31日
  • 視点をずらす思考術

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    僕のリスペクトする森さんの作品です。
    取り立てて目新しいことは書いてないけど、だからこそ森達也、鈍い僕には勇気が湧きます。

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    2010年07月23日
  • 悪役レスラーは笑う

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    [ 内容 ]
    第2次大戦直後のアメリカ・プロレス界にて、「卑劣なジャップ」を演じて巨万の富を稼いだ伝説の悪役レスラー、グレート東郷。
    さまざまな資料や証言から浮かび上がるその男の素顔は、現代に何を問いかけるのか。

    [ 目次 ]
    プロローグ――ある<記憶>をめぐって
    第1章 虚と実の伝説
    第2章 伝説に隠された<謎>
    第3章 笑う悪役レスラー

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年06月30日
  • 職業欄はエスパー

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    評価は★3つと4つの間くらい。

    題材になっている超能力者たちがメディアに登場する際、
    ほぼ100%といって論証は、「真か偽か」「信じるか信じないか」。

    モリタツは、そこに一定の興味を認めながらも、
    時にトリックと論破され、狂人と揶揄されたりする、
    そういう論調を伴って生きてきた超能力者たちの日常にカメラを向ける。

    つくづく、変わったところに興味を持つ人だと思う。
    作品は相変わらず、揺れながら、揺れた世界を描き出している。

    読み終わって、魔女狩りの集団心理を思い出した。
    異端の存在は自己否定につながるという、妄想に近い憎悪。
    面白い作品でした。

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    2010年06月28日
  • 悪役レスラーは笑う

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    岡村という人はグレート東郷というキャラに消されてしまったのか
    「悪い日本人」のステレオタイプだけが残った

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    2010年04月20日
  • 視点をずらす思考術

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    一番最初の「日本の死刑はどの方法で執行されますか?」とかの部分
    はすごいよかったけど…あとは、どうなんだろう。


    個人的には、新書で出されると昨今の「新書ブーム」にのっているみたいに思えてしょうがないから、文庫とか他の形態で出してほしかったなぁ。

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    2009年11月01日
  • それでもドキュメンタリーは嘘をつく

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    軽く影響を受けてドキュメンタリーを見まくったな〜。ゆきゆきて、神軍 と 職業欄はエスパー は面白かった。
    ビルに激突する旅客機の映像を提示するのがメディア報道なら、ハイジャック犯たちのその瞬間の心情を想像する作業がドキュメンタリーの仕事なのだ
    全ての映像はドキュメンタリーだ。(ゴダール)

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    2009年10月04日
  • 視点をずらす思考術

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    新書の類って、ほんとに内容的には薄い。でも時々こういうのを箸休めで読みたくなる。論旨は毎回の如くの森さん節。それにしても映画「靖国」を巡るいろいろな動きを見ていると、この国には見えない言論統制があるよなぁ、と思わざるをえない。何でいろんな考えを許容できないんだろうか、みんな。ああゆう考えもあって、こうゆう考えもあって、その中で自分の考えはどうである、というものを根っこの張った形で、揺らぎのないものとして、築いていくほうがずっとずっと健全であると思うんだけども。選ぶこと、考えることはこちらの自由。さてさて、いらっしゃい。という大っぴらな門戸にしてから文化がどうのとか言えよな、と思う。きっと、文化を消費して消費して、日本はこの先、駄目になっていく、このままじゃ。(08/4/12)

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    2009年10月04日
  • それでもドキュメンタリーは嘘をつく

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    「わかりやすさ」に潜む嘘、ドキュメンタリーの加害性と鬼畜性、無邪気で善意に満ちた人々によるファシズム・・・善悪二元論の二項対立に簡略化されがちな現代メディア社会の危うさを、映像制作者の視点で綴った出色

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    2009年10月07日