森達也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
森達也、まさかの生きもの本。
本人曰く、前々から生きもの作品は手がけてみたかったとのこと。
そう言及しているだけあって生き物分析の切り口は多様。
「そういえば、いつも見ている鳥をこういう角度で見たことはなかったな」
と、少し考えれば気づけるハズのことをパッと見せてくる。
ただ、本書のようしょようしょに「森達也が本当に言いたいこと」が垣間見える。
イラク派遣だったり、オウムの話だったり、大衆社会の話だったり。
書きたいのなら、書いて欲しい。生きもの本に紛れ込ませるのではなくて、堂々と、1冊出して欲しい。少なくとも私はキチンと目を通す。
紛らわさなければいけないほど、日本の言論の自由が奪わ -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
第2次大戦直後のアメリカ・プロレス界にて、「卑劣なジャップ」を演じて巨万の富を稼いだ伝説の悪役レスラー、グレート東郷。
さまざまな資料や証言から浮かび上がるその男の素顔は、現代に何を問いかけるのか。
[ 目次 ]
プロローグ――ある<記憶>をめぐって
第1章 虚と実の伝説
第2章 伝説に隠された<謎>
第3章 笑う悪役レスラー
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読 -
Posted by ブクログ
評価は★3つと4つの間くらい。
題材になっている超能力者たちがメディアに登場する際、
ほぼ100%といって論証は、「真か偽か」「信じるか信じないか」。
モリタツは、そこに一定の興味を認めながらも、
時にトリックと論破され、狂人と揶揄されたりする、
そういう論調を伴って生きてきた超能力者たちの日常にカメラを向ける。
つくづく、変わったところに興味を持つ人だと思う。
作品は相変わらず、揺れながら、揺れた世界を描き出している。
読み終わって、魔女狩りの集団心理を思い出した。
異端の存在は自己否定につながるという、妄想に近い憎悪。
面白い作品でした。 -
Posted by ブクログ
新書の類って、ほんとに内容的には薄い。でも時々こういうのを箸休めで読みたくなる。論旨は毎回の如くの森さん節。それにしても映画「靖国」を巡るいろいろな動きを見ていると、この国には見えない言論統制があるよなぁ、と思わざるをえない。何でいろんな考えを許容できないんだろうか、みんな。ああゆう考えもあって、こうゆう考えもあって、その中で自分の考えはどうである、というものを根っこの張った形で、揺らぎのないものとして、築いていくほうがずっとずっと健全であると思うんだけども。選ぶこと、考えることはこちらの自由。さてさて、いらっしゃい。という大っぴらな門戸にしてから文化がどうのとか言えよな、と思う。きっと、文化
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Posted by ブクログ
視点をずらす思考術というよりは、アウトサイダーはメディアに黙殺されると言う事に重点を置かれているように感じた。タイトルのようなHowto本ではない。森達也が今まで色んなところで書いてきた記事のアンソロジー。
印象に残ったのは愛国心の件。愛国心ってなんだかあやふやで、現在のように国から強制されるのに対して反発心も感じているが、どこか大切なところもあるんじゃないかと曖昧な矛盾を抱えモヤモヤした感じに思っていた。
でも、そのモヤモヤが晴れた。大切なところもあるのではと思っていた部分は、生まれた郷土や人々に対して大切にしたいと思う心。これを愛国心とは呼ばず、愛郷心と言うらしい。愛国心と愛郷心は