横山信義のレビュー一覧
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八八艦隊を撃滅して戦争継続能力を奪わんと来襲する米艦隊vs待ちかまえる八八艦隊
サウスダコタ級に一艦隊が大苦戦するも、剣型巡洋戦艦擁する第二艦隊の「94式40サンチ砲」の威力で戦局を挽回。しかし、サウスダコタ級二隻を取り逃がし、禍根を残す。
そして、英国東洋艦隊に最強の戦闘艦4隻を含む大増援が・・・
(決戦を前に戦闘機搭乗員の疲労を気にする嶋田GF長官や、生き生きと第二艦隊を率いる古賀長官、戦闘意欲過剰な南雲南雲四戦隊司令官の描写は珍しい)次巻は第三艦隊vs英国東洋艦隊だが、八八艦隊には損傷艦多数。八八艦隊の代償として、陸攻無し、空母艦載機は戦闘機のみ、重巡にも魚雷無し。どうする?どうする? -
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Posted by ブクログ
戦艦同士の戦いを軸に据えたこのシリーズもいよいよ最終巻。目次を眺めると「終局の光」、巻頭イラストは双発の爆撃機と大きな火球。否が応でも原子爆弾を想像してしまう。どこに落ちてしまうのかとハラハラしながら読み進めていったが、いざ艦隊決戦が始まるとそんなことは忘れて一気に読みきってしまった。
お互いにこれが最後の戦いになるとわかった上での決戦は、まさに最終巻にふさわしい内容だった。アウトレンジからの砲撃でいきなり「霧島」が轟沈した時にはもはやこれまでかと思ったが、米軍の猛攻に耐え、傷つきながらも同航戦に持ち込み、「大和」「武蔵」そして劔型四隻が四六センチ砲を叩き込む展開は熱いものがあった。さら -
強烈な表紙
もしも1945年装備のソ連軍と、米国から支援を受け充分な余力を残した大日本帝国軍が満州で、全力全開で戦争をしたらどうなるか?
容赦のない考察と描写は、一巻のカバー絵から全てが凝縮されているように思えます。
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Posted by ブクログ
紆余曲折を経て「人類統合軍」が結成されいよいよ反攻に打って出ることになる。統合軍結成に至るまでのプロセスにおいて、やはり自国の利害から抜けだせずに反目しあう様子は緊張感があった。これは第1巻冒頭の言にある見知らぬ明日を意識した展開ではないかと思う。日米英はともかく、独ソ仏などは完全に協調したとは言い切れない点もあり、再び反目し合う展開も予想される。
緊張感が高まるのはやはり戦闘場面。火星人と人類の科学技術の差は埋め難く、一撃食らえば撃墜、轟沈という状況の中での戦いは全滅を予感させるだけに普通の仮想戦記にはない独特の緊張感があった。しかし、得られた戦訓の積み重ねと各国の最新技術の組み合わせに -
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