横山信義のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本の屈服を目論むアメリカが仕掛けるマリアナ諸島攻略作戦と、それを阻止しようとする日本軍による最終決戦が描かれる巻。
読んでて手に汗握る最終決戦だった。
鳴り物入りで登場した陸奥と信濃が集中攻撃食らって沈んでしまうのは残念ではあるが、仕方ない。
あと、長門の活躍ぶりが熱い。大和を完全に食ってしまった。
講和条件もまた、要求されてた無条件降伏から考えると納得いく内容。
それにしても、この世界の米海軍、日本海軍との大きな海戦に一度として勝てないんだよなぁ。
そこを思うと、反発する連中の気持ちもわからなくはないが、しかし史実と比すれば無茶苦茶マシな状況なのには違いない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレマーシャル諸島を占領し、次なる攻勢を仕掛けようとする米軍と、その目論見を頓挫させようとする日本軍の戦いを描いた巻。
とんでもない大勝利である。読んでて気持ちよかったなぁ。
ポウノール提督率いる任務部隊が見事に振り回されるのは、やはり序盤からの航空戦に長けた人材が戦死しまくった影響だろうか。しかも今巻ではスタンプ少将が戦死(トーマス・スプレーグ少将も怪しい)するという、米軍、とことん消耗するなぁ。
武蔵も対艦戦で無双といっていいほどの活躍をするのが素晴らしい。
阿賀野の活躍があまりなかったのはちと残念ではあったが、些事と言える。
あと、いよいよ空母陸奥と零戦の後継機陣風が登場。出番は最終巻のみだが、その活躍に期待である。
戦時下で山本五十六が海相ではなく首相になるってのはこれまたそうそうない。
この戦争、どういう終わり方をするのか、楽しみである。 -
ネタバレ 購入済み
リアリティはある方かな
日本が有利に戦いを進める展開の架空戦記には、日本が独自にスーパー兵器を開発しちゃうとかのトンデモな設定がありがちだが、この話はそれがかなり抑えられている。
戦う相手はアメリカだけ。
ドイツ、ロシアではヒトラー、スターリンがそれぞれクーデターで失脚。強国とはなっていない。
日英同盟はまだ続いており、他の欧州国とも友好な関係を維持、英国から優秀な電子機器やエンジンを輸入したり、東南アジアの欧州植民地から資源も供給されたりして、工業の発展も途上で資源に乏しい日本が戦争を続けられることにある程度の根拠を与えている。
それなりのリアリティを持った架空戦記として楽しめる作品だと思う。
蒼龍型、翔鶴型空母の姉妹艦が増えているのも嬉しい。
************************* 2025/06/19 追記 *************************
何度か読んでストーリーが分かってくると、ちょっと都合良すぎな部分も見えてくるけど、そこは架空戦記を成り立たせるために仕方ない部分だと思う。
最後まで読破し、他の横山氏の作品もいくつか読んだが、いちばんストーリー的にまとまっていてリアリティと架空部分のバランスがいいと思う。
架空戦記の傑作じゃないかと思う。