横山信義のレビュー一覧

  • 宇宙戦争1945
    火星人や接近中の人工天体の謎が解け、ヨーロッパや西海岸を放り出してボルネオを奪還しないと人類敗北という状況で、トライポッドとの戦闘やらルーデルやリトヴァクといった有名エースのシーンが楽しかった。

    けど、もう少しSFっぽい結末が欲しかったと思うのは贅沢かな?
  • 八八艦隊海戦譜 勇進篇2
    大きな損害を被りながらも英東洋艦隊をシンガポール沖で撃破し、シンガポールの攻略完了をもって南方作戦完了。今回も砲撃戦の描写がメイン

    さて、日米英ともに動かせる主力艦が無い状態で、米軍による通商破壊戦が始まるのかな。

    連戦連勝にもかかわらず敗色が濃く感じるんだけど、リメイクだから?
  • 八八艦隊海戦譜 勇進篇2
     勝っているはずなのに勝っているように思えない雰囲気漂う、実に横山らしい内容だった。勝ちが続いたことによる楽観と慢心、八八艦隊とそれ以外の者との間の微妙な確執が見え隠れするなかでの決戦。かろうじて撃退するものの徐々に追い詰められていく様子が見て取れる。
  • 八八艦隊海戦譜 勇進篇1
     早くも八八艦隊全艦と太平洋艦隊による総力戦。戦艦同士の激しい殴り合いは読んでいてワクワクするものがある。日本側は2回の海戦で共に勝利を収めたものの決して無傷とはいえず、むしろ満身創痍。一方の米国側も大きな損害を受けているが、その工業力は侮れない。何より四六センチ砲の威力という戦訓を持ち帰ることに成...続きを読む
  • 八八艦隊海戦譜 開戦篇
     「開戦篇」と銘打ってあるとおり、開戦に至るまでの経緯を中心に最初の戦いでシリーズが開幕した。ともすれば「日米開戦ならず」となりそうな雰囲気も漂わせつつも日米開戦へと軸を切ってしまう様子が緊張感を持って描かれていた。日本の八八艦隊と米国のダニエルズ・プラン艦の配備が一通り完了している、つまり日米双方...続きを読む
  • 宇宙戦争1943
    架空戦記はこのぐらいのが面白いよね。それかできる限りリアル。タイムスリップはもういいよ。もう少し情報収集がうまくいって日本が無条件じゃない降伏をするとかそういうのでいいのだよ。
    んで、本書。文字通り宇宙戦争。火星人を倒すべく統合軍ができたりソビエトがうざかったりアメリカが\及び腰だったりする。突然な...続きを読む
  • 宇宙戦争1943
    タコ型の火星人に反撃開始。やっぱり楽しいわ。
    マニラ奪還に成功し、火星人の謎が少しずつ判明しつつある所、正体不明の人工天体が地球に接近中であることが判明。
    で次巻につづく。これは楽しみ。
  • 巡洋戦艦「浅間」 閃光のパナマ
    なんか途中を飛ばしすぎな感じが否めないが十分面白い。とりあえず日英同盟が続いていてドイツが共和制でうまいことやってるっていうあり得ないけどタイムスリップする話を読むよりはよっぽど現実味があって面白い。
    とりあえずシリーズを集めようと思う。あと、綾瀬艦長がかっこいい。
  • 宇宙戦争1941
    表紙はともかく内容は完全にネタだと思って購入したもののきちんと宇宙戦争をしている。ちょっと日本がいいやつすぎる気もするが内容は良い。登場で不思議がりなんとかして既存の兵器でたたかう。実によい。
    続刊に期待。単純に楽しめる。面白い。
  • 宇宙戦争1941
    H・G・ウェルズの「宇宙戦争」が、1941年に再び起こる!対するは第二次世界大戦時の各国艦船・戦闘機・戦車!
    ……という、一歩間違えればトンデモ架空戦記になってしまいそうなところ、それ以外の部分を忠実に描くことで、かなり出来のいい「宇宙戦争」のパスティーシュになっていると思う。トライポッドや三角エイ...続きを読む
  • 碧海の玉座10 マリアナ決戦
     最終巻。因縁の海マリアナでの大和型・ライオン級がモンタナ級・ケンタッキー級との最終決戦に挑む。全てのお膳立てが整い、戦艦同士の一騎打ちがついに実現したのだが、これまでに何度も打ち合いをしていたため、戦闘描写が似通ってしまっていていまいち盛り上がりに欠ける展開になってしまったのが残念だった。
  • 碧海の玉座9 トラック邀撃戦
    ついに英太平洋艦隊根拠地トラックが米軍に占領され、英軍はパラオに後退。
    グアムにはB29が配備され日本本土への戦略爆撃が開始される。

    日英軍の巻き返しはどうなるのかな
  • 碧海の玉座9 トラック邀撃戦
     モンタナに続いて戦艦ケンタッキー登場。日本側も信濃が戦艦として登場予定など計画に終わった艦が次々と登場するのは仮想戦記ならでは。このままいけば超大和型戦艦として紀伊や尾張も登場しそうだが戦況はそうも言ってはいられない状況となってしまった。アメリカはモンタナ級を量産し日英軍を圧倒。そしてついにB29...続きを読む
  • 宇宙戦争1941
    1941年12月8日、日本軍は真珠湾奇襲を謎の3本足メカに先を越され、第一次攻撃隊は大損害を受ける。
    のみならず、フィリピン、マレー半島も先を越され、実はサンフランシスコ、モスクワ、ベルリン、ロンドンも謎の侵略者から攻撃を受け壊滅状態。
    実はイギリス人だけは41年前の奴らが帰ってきたと知っている。そ...続きを読む
  • 碧海の玉座7 グアム攻防
    ネタバレあり。
    期待通り金属製モスキートにマーリン飛燕登場。だけど米軍重爆の頑丈さと、それ以上にラスボス的頑強さを誇るモンタナ級は横山世界では相変わらずでした。
  • 八八艦隊物語1 栄光
    自分が読んだ初めての架空戦記小説です。もし八八艦隊計画が実現していたら、というよくあるifモノですが、奇想天外な架空戦記とは一味違った作品でお気に入りです。

    *八八艦隊計画
    日露戦争後に行われたアメリカ海軍を仮想敵国選定とした旧日本海軍の国防指針と第一次世界大戦の戦争景気による経済成長を背景に計画...続きを読む
  • 修羅の波濤1 真珠湾の陥穽
    連合艦隊の真珠湾攻撃は事前に察知されていた……とはよく指摘される事柄なわけですが、ではもしアメリカ側が迎撃する気マンマンだったら、ひいては攻撃が失敗に終わっていたら日本はどうなるのか?というifをシミュレートする小説。横山氏はどの作品も設定がストイックで好きです。なにしろ冒頭から大和と武蔵の一騎打ち...続きを読む
  • 宇宙戦争1941
    冒頭からグイグイと掴んでくる。
    史実へ荒唐無稽なストーリーを放り込む構成力はなかなか大したもの。風呂敷の広げ方が巧い。
    読後感としては星4といったところ。
    映画化されていたらヒットしたんじゃない?
  • 連合艦隊西進す3 スエズの彼方

    割と地味?

    相変わらず、横山節は健在で、艦隊決戦でも勝つには勝つものの日本海軍が苦戦する、と言うパターンはおなじみ。ただ、もっとドイツ海軍って強いんじゃないかなぁ(本巻ではイタリア海軍が主役だけど)とは思います。他の横山作品の、太平洋を縦横に舞台とする活劇に比べるとちょっとこじんまりとして地味かなあ、と言うこと...続きを読む
  • 烈火の太洋6 消えゆく烈火
    ドイツに決定的打撃を与えられず欧州戦線は膠着状態に。ドイツを孤立化させソ連を参戦させる為に日本を打倒しようとマリアナに攻勢を開始した米国。満を持して決戦をする日本に勝機はあるのか?
    まあまあ面白かった。