横山信義のレビュー一覧

  • 碧海の玉座8 中部太平洋海戦

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    グアム祭攻略に失敗した日英軍は満を持してグアム・トラック進軍の根拠地であるエニウェトク攻略作戦へ モンタナ級と大和、武蔵が激突。そして英軍に待望の増援(戦艦×2、巡洋戦艦×2)が!

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    2018年10月14日
  • 碧海の玉座7 グアム攻防

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    サモアを囮にグアムを攻略された帝国海軍、主力艦隊及び英太平洋艦隊の協力を得られないまま、加賀、長門、陸奥の三隻の戦艦を主力にグアムを奪回した米海軍に挑むが・・・
    手段と目的を取り違えない/個人の利益を優先しないリー提督カコイイ

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    2018年10月14日
  • 不屈の海1 「大和」撃沈指令

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    外交、戦闘ともにテンポ良く進行。米(軽)巡洋艦の無双が危惧される局面があったが納得の出来る範囲で収束。

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    2018年06月24日
  • 南海蒼空戦記4 太平洋艦隊強襲

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     いよいよ末期感が出てきた。遂に最も恐れていたB29が出現。圧倒的な力を見せつける。一方の海戦も果たして勝利したと言えるのか。撃ち合いでは勝つことができ、日本側が想定している米国の作戦を阻止したかのように見える。しかし米国側の作戦は全く異なるものであり、その作戦も成功している。双方で作戦成功という形になったが、戦略レベルで見れば明らかに米国側の勝利である。そしてB29。もはや後がなく、最後の大勝負といったところか。

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    2015年12月05日
  • 南海蒼空戦記3 マリアナ奪回指令

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     日米双方が攻めあぐねている感じ。それでも米軍のほうが実は余裕があるところが横山らしい展開。そして双方ともに空母を損失し、いよいよB29との対決というところか。日本は夜間戦闘機を投入、そして迎撃用ジェット戦闘機の開発に着手するところまで技術を上げてきたが配備が間に合わない可能性が高い。どちらにせよB29による空襲を阻止できるか否かにかぎらずB29が投入されたところが物語の到達点であることに変わりはなく、空襲を受けたとしたら最後の反撃で結末を迎えることになるぐらいか。ただ、否定されたとはいえZ機が話題に出たことが気になる。空襲に対して空襲で報復することもありえるのだろうか。

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    2015年07月31日
  • 絶海戦線2 第二次ミッドウェー海戦

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     横山の作風としては珍しく日本側が優位な状態を維持している。撃沈された艦が全くないわけではないが、いつものパターンであれば数隻は失ったり、失われずとも戦闘不能となるはずなの場面でことごとく危機を脱している。そして気になるのは次回への引き。もしかすると「絶海」というのは南太平洋ではなく、実はもっと別の場所だったりするのかもしれないと思えてきた。

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    2015年05月06日
  • 南海蒼空戦記2 ルソン攻囲戦

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     本シリーズが航空戦にこだわったものであることがはっきりと分かる内容だった。当然描かれるのは空戦であるし、雲龍型、大鳳型が史実よりも早いタイミングで建造され、さらに空母の数が足りなくなったようで、史実には存在しない三番艦、四番艦を登場させている。加えて、打撃部隊の活躍の様子が全くといいほど描かれていない。描かれるのは、「フィリピンへの補給を阻止するため戦艦が投入され、米補給船団は壊滅した」というような結果だけである。航空主兵に切り替え、戦艦の建造を取りやめたという同じような設定の『群龍の海』では戦艦同士の戦いが描かれていたことを考えると、本シリーズが航空戦を描くことに徹底していることが分かる。

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    2015年03月18日
  • 八八艦隊海戦譜 終戦篇

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    パラオに侵攻する米艦隊。トラック、ラバウルから航空機搭乗員を引き上げ、46cm砲搭載戦艦6隻を揃えて迎え撃つ連合艦隊。多くの損害を出しながらも米軍を撃退。
    欧州ではフランス侵攻を開始した米英軍とドイツと戦端を開いたソ連軍。どうやってまとめるのかと思ったら、ドイツによる東西両戦線への原爆投下と日独同盟の破棄、ソ連崩壊とアメリカの原爆開発成功で終戦でした。前作よりも綺麗にまとめた感じでしょうか

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    2015年03月07日
  • 八八艦隊海戦譜 死闘篇1

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    米豪分断作戦の中止。守りに回るも多くの艦や将兵を失い、ついにブーゲンビルから撤退。
    初陣の大和が大活躍の巻だったけれど、これはフラグなのかな?(ホント前作を覚えてないなぁ。しかも一年積んでるし)

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    2015年01月13日
  • 南海蒼空戦記1 極東封鎖海域

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     いかにして重爆撃機の脅威に立ち向かうかがコンセプトの本作。過去作の『群龍の海』と同様に航空主兵に舵を切っているが、『群龍の海』では積極的に航空主兵へと移行したのに対し、本作では仕方なくそうしたという設定である。そのため航空機の開発が遅れている中での開戦となった。重爆撃機との対決だけでなく、僅かな資源と時間で航空機開発の遅れを取り戻すかも見どころの一つなのだが、航空機開発の場に亡命ドイツ人技術者が多数在籍していることから一風変わった航空機の登場が期待できるかもしれない。もっとも、いかにもな奇想兵器は作中において資源と時間がないだけでなく、横山の作風に合わないこともあり登場しないだろうが、ちょっ

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    2015年01月06日
  • 八八艦隊海戦譜 死闘篇2

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     米国の底なしの工業力の恐ろしさ、そして戦術と戦略の違いが如実に現れている。確かに戦闘では勝ったが、戦略的には負けと言ってよく、しかも勝ってしまったがゆえに戻れなくなってしまった。そして大和と武蔵の二艦がいくら強固といえどもダメージは避けられず、どうしても戦線に空白が生じてしまう。一方の米国は次々と新たな艦を投入し、しかも修理も早いため帝国海軍に休息の暇を与えない。さて、おそらく次の『終戦篇』が最終巻となるのであろうが、対米戦略の落とし所が見いだせなかった『死闘編』の展開を見るとかなり凄惨な結末になりそうな気がする。

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    2014年07月12日
  • 八八艦隊海戦譜 死闘篇1

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     ついに「大和」投入。この著者にしては珍しく大活躍したが、かえってそれが不安を煽る。ブーゲンビルが陥落し、トラックも危うい状況。そのような中での「大和」の活躍。不安でしかない。

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    2014年03月28日
  • 八八艦隊海戦譜 攻防篇2

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     米豪分断を狙ってソロモン海に突入するものの米国の新型巡洋艦と戦艦の逆襲に合い追い込まれてしまう。帝国海軍も高速雷撃艇で戦果をあげてはいるが限定的なものであり、新鋭艦を次々と送り込んでくる米国に敵うはずもない。連勝が続いたことによる自信と油断もあるだろうが、やはり地力の違いは大きい。

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    2013年10月30日
  • 八八艦隊海戦譜 攻防篇1

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     米軍がレーダー搭載艦を投入。これを迎え撃つ劔型。いよいよ米国の逆襲が始まった。定石通りの戦い方をする日本海軍とレーダーを活かした作戦を採る米海軍が対照的であったが、お互いの砲戦距離に入ってしまえば四六センチ砲を持つ日本が有利であるものの、米海軍がアウトレンジからの奇襲に成功したという事実はこれから訪れるであろう破局を予感させた。

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    2013年08月31日
  • 宇宙戦争1945

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    1941年のハワイ奇襲から太平洋戦争が勃発するはずが、なぜか火星人が地球に攻めてきていて……というところから始まる宇宙戦争もついに完結。当時の地球の科学力と軍備で、いかに星の世界を渡ってきた超兵器と戦うかという架空戦記SF。最終刊は世界の総力をあげてのスーパー大戦。

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    2013年05月12日
  • 宇宙戦争1945

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    火星人や接近中の人工天体の謎が解け、ヨーロッパや西海岸を放り出してボルネオを奪還しないと人類敗北という状況で、トライポッドとの戦闘やらルーデルやリトヴァクといった有名エースのシーンが楽しかった。

    けど、もう少しSFっぽい結末が欲しかったと思うのは贅沢かな?

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    2013年04月18日
  • 八八艦隊海戦譜 勇進篇2

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    大きな損害を被りながらも英東洋艦隊をシンガポール沖で撃破し、シンガポールの攻略完了をもって南方作戦完了。今回も砲撃戦の描写がメイン

    さて、日米英ともに動かせる主力艦が無い状態で、米軍による通商破壊戦が始まるのかな。

    連戦連勝にもかかわらず敗色が濃く感じるんだけど、リメイクだから?

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    2013年03月20日
  • 八八艦隊海戦譜 勇進篇2

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     勝っているはずなのに勝っているように思えない雰囲気漂う、実に横山らしい内容だった。勝ちが続いたことによる楽観と慢心、八八艦隊とそれ以外の者との間の微妙な確執が見え隠れするなかでの決戦。かろうじて撃退するものの徐々に追い詰められていく様子が見て取れる。

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    2013年02月26日
  • 八八艦隊海戦譜 勇進篇1

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     早くも八八艦隊全艦と太平洋艦隊による総力戦。戦艦同士の激しい殴り合いは読んでいてワクワクするものがある。日本側は2回の海戦で共に勝利を収めたものの決して無傷とはいえず、むしろ満身創痍。一方の米国側も大きな損害を受けているが、その工業力は侮れない。何より四六センチ砲の威力という戦訓を持ち帰ることに成功していることから八八艦隊が苦戦を強いられるのは必須だろう。さらに西方より英国艦隊が来寇の兆しを見せ、日本が徐々に追い詰められていっている様子が伺える。

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    2012年10月28日
  • 八八艦隊海戦譜 開戦篇

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     「開戦篇」と銘打ってあるとおり、開戦に至るまでの経緯を中心に最初の戦いでシリーズが開幕した。ともすれば「日米開戦ならず」となりそうな雰囲気も漂わせつつも日米開戦へと軸を切ってしまう様子が緊張感を持って描かれていた。日本の八八艦隊と米国のダニエルズ・プラン艦の配備が一通り完了している、つまり日米双方が一通りの戦力を保持した状態で開戦を迎えたこともあり緒戦から激しい戦いが描かれていた。日本側はほぼ全力を出し切ったといってもよい状態に対し米国側はまだ主力を残しているという状況で次の戦いを迎えなければならない中、八八艦隊がいかに戦い抜くかが見もの。本作では、日独伊の軍事同盟が成立したことが戦端のきっ

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    2012年08月31日