高星麻子のレビュー一覧

  • 天外遊戯3 ~愛が二人を別つまで~

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    意外にもラブラブな二人がかわいい。大好きなんだな、恋愛ってこんな感じだったな、という気持ちを思い出させてくれます。温かい気持ちになれる素敵なお話でした。
    翆簾じゃなく崋山が記憶をなくすところもまたよし。

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    2012年12月16日
  • 夜を統べる王

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    ネタバレ

    杉原さんの超絶ファンタジー『薔薇と接吻』の続編。ヴァンパイア氏族の長となった櫂と櫂と共に永遠を生きる決意を固め伴侶となった律也の“新婚篇”
    どんなラブラブ甘々が繰り出されるのかと思いきや、意外とシリアスなトーンだった。
    でも前作よりもエロの頻度と濃さは五割増しな気も! 新婚さんなだけにww
    ファンタジーは物語の世界観を説明する必要があるから冗長になるのはやむを得ないけど、結構ページ数くったなぁと思う。
    正直、ファンタジーは得意じゃないので、夜の種族、浄化者、狩人、狼男とか、ふぅーん…(・、・)?って感じで、長の代替わり、氏族同士の争いとか言われてもどっぷり入り込めないんだけど、ヴァンパイアの

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    2012年12月12日
  • お婿さんにしてあげる

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    ネタバレ

     大貫幸哉は、資産家の家に生まれた。
     大貫家は代々、資産のある家の娘と結婚して家を維持してきた家系で、幸哉の母親もまた、資産のある家の娘だった。
     ところが、実家が保証人になったことで資産を失ってしまうと、あっさりと放り出されてしまう。

     跡継ぎであった幸哉は、家に残ったけれど、その父もまもなく、資産家の令嬢と再婚する前に亡くなってしまう。
     そこで、幸哉の伯父が出張ってきた。

     幸哉の母親は幸哉を取り戻そうと必死に頑張ったけれど、伯父による誹謗中傷の嵐を前に、幸哉は一度は離れ離れになることを選択する。
     いつか、自分が立派に社会人になったら、一緒に暮らそうと母に伝えて。

     それから数

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    2012年12月06日
  • お嫁さんになりたい

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    ネタバレ

     未希は、幼い頃から女の子として育てられてきた。
     それというのも、未希の母親借金のカタにはあるお金持ちの愛人として無理やりさせられて、その男が亡くなった後、その男との間の子供である未希をつれ、その男の正妻から逃げるために、金で戸籍を買い、たまたま買った戸籍が母娘のものだったため、未希を女装させて育てたのだった。

     ところが、その母親が亡くなった直後、未希は正妻に見つかり、以来、取り引き相手への『賄賂』とするために、未希を育ててきたのだった。

     未希は「育ててやってるんだから自分の言うとおりにしろ」という正妻の言葉に、少しも逆らうことなく、大きくなり、ある日突然、ある人間への『愛人』となる

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    2012年11月21日
  • ありえないキス

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    ネタバレ

     篠原智哉は、清潔感のある美貌で近隣の女子高生にも人気。
     今はある事情から、誰かと親しく付き合うことを止めているが、智哉に対する手紙や贈り物は後を絶たず。
     智哉自身が直接受け取らないためか、友人である滝沢征司の手を介して持ってこられる。

     その中の一つ。
     滝沢が「男からのものだ」と言っていた手紙の差出人の名前が「神代有紀」であるとわかった瞬間、珍しく智哉が「返事を書く」と言いだした。
     今までそんなことを言い出したことのない、智哉の思いもしない行動に、滝沢も驚くが、智哉自身が一番驚いていた。
     早速、手紙に書いてあった連絡先にメールを送り、会う段取りをつけた智哉が待ち合わせ場所に赴くと

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    2012年11月12日
  • 夜を統べる王

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    ネタバレ

    薔薇と接吻の続編。
    夜の種族、櫂と結ばれた律也。
    序盤あまりにも自己中な行動が多くて疲れました。
    櫂の伴侶になったのにどうして敵対する種族に相談をもちかけるかな?どうして櫂本人に向かっていかないのかな?敵対する種族に係わることで大切な櫂に迷惑が及ぶことも想像できないかな?
    誰からも大切にされ必要とされている律也の傲慢さが残念。
    後半、フォローしてくれる「語り部の石」アニーが出てきて、フランの悲しい最期を目の当たりにしてやっと覚悟が決まったみたいで安心しました。
    今後は櫂の伴侶としての自覚をもって行動してくれるよね。

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    2012年10月22日
  • 不器用な策略

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    ネタバレ

    幼なじみに不毛な片想いをしている一基は犬猿の仲の年下の同僚ハルカに気持ちを見破られ、その事を脅しのネタに恋人のふりをする羽目になる。
    大嫌い同士スタートって妙に萌えるww
    大嫌いと言いつつも、ハルカが実は一基を気に入ってるのは序盤から透けて見えてて、腹黒そうなきれい系の生意気な年下くんが、常に敬語の華麗な言葉攻めを駆使して、兄貴肌でいわゆる男前受の一基をどうやって丸め込んで籠絡するのか楽しみにしながら読んでました。
    でもハルカが予想してたタイプと全然違ったww 一基に怒られてしゅんっとなったり、拗ねたり、超子供。ちょっとダメわんこ。めんどくさくて、わかりづらくて、一基も鈍いから、思いこみや勘

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    2012年10月07日
  • 不器用なテレパシー

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    ネタバレ

    幼なじみモノ大好き。月村さんも好き。高星さんのイラストも好き。攻がストイックで受を溺愛してるきれいな王子様なのも、受もかわいいだけじゃないがんばり屋さんでナイーブなのも好感が持てて、まあ色々バランスよく予定調和な感じ。
    決して悪いわけじゃない。別に普通に楽しめたんだけど、何だろう…このデジャブ感。
    どっかで、こういうの、読んだことあるな~的な。

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    2012年09月30日
  • 夜を統べる王

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    前作の方がとっても好みでした。
    律也がもう少し精神的に育ってもらえるといいな。
    アニーの出番ももっと増やしてほしい気がします。あのテンポいいですね。
    そしてレイが悲しかった。ヴァンパイア的には悲しいことではないのでしょうが、やっぱり悲しかったです。

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    2012年09月20日
  • Over The Rain

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    ネタバレ

    あぁ、判定するのが難しい。万人受けする話じゃないと思う。でも私はこの作家さんが好きなので、どうしてもひいき目…。
    “この人”って誰?“彼”って誰?“眼鏡の男”って…?すべてはラストで明かされる。
    相変わらず時間軸と相関図がわかりづらくて、橘さんらしい“あえての言葉足らず”。橘紅緒スキーじゃないと、この世界に入り込むのは難しいのかもしれない。
    夢なのか現実なのか境界線が曖昧で、
    まるで眠りに落ちた誰かが見ている夢を横から傍観しているような不思議な感覚。どこか観念的な描写に、土屋政雄さん訳の『イングリッシュペイシェント』を思い出した。
    誰もが欲しがるきれいな結は、人知れず学校の先輩で義兄でもある穂

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    2012年08月28日
  • 女神と棺の手帳

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    イラストにひかれて購入。男性キャラがちょっと多すぎ。もう少し登場人物少ない方が良かった。せっかく名前がついてるのに、登場回数が少ないキャラもいて、ちょっともったいない

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    2012年08月20日
  • 薔薇と接吻

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    吸血鬼の話。
    杉原さんには珍しいファンタジー。

    箱庭のような雰囲気に酔えたら勝ちでしょうか。
    ページ数もかなり分厚いですが、個人的には上下巻くらいに分けて、もっと背景を書き込んだ方が話に入りやすかった。
    趣味をたくさん詰め込んだような話で、好きな人にはたまらないと思います。

    シリーズ1作目。

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    2012年08月14日
  • 伯爵と妖精 愛の輝石を忘れないで

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    どんどんコメディ要素が減っていくなか、ニコとレイヴンは大切な要員になってきましたね。
    まあきっと最後はみんなハッピーになるんだろうな。ユリシスあたりも、改心して仲間になるか、悲劇的な最期を迎えて万々歳の終わり方なんだろうな。
    なんてことは感じるわけですが、現時点ではどうやってその着地点に向かっているのか分からないわけで。そういう意味ではどきどきしました。
    ただ、このシリーズの読者としては言ってはいけないことなのかもしれないのですが、エドガーとリディアが夫婦になってから、少し物足りなく感じてしまいます。
    プレイボーイなエドガーの本気の口説きに落ちないリディアが好きだったのかもしれません。
    なので

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    2012年08月13日
  • Over The Rain

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    主人公の名前がなかなか分からなくて読みにくかった。穂積?遊佐?みたいな。実は遊佐穂積って名前だったんですが…。

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    2012年08月04日
  • レディ・マリアーヌの恋人2

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    前回に引き続き気楽に読める話だったけど、
    前回の月の欠片とそれを狙ってたディアボリ教のボスは…?
    と思いながら読み進めていたら特に何も無いまま、これで完結、らしい。

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    2012年07月16日
  • レディ・マリアーヌの秘密

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    色々突っ込みどころありすぎて、もうどうでもいいやってなるんですが(笑)
    著者の言葉通り、何も考えずに気楽に楽しめる本でした。

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    2012年07月16日
  • 伯爵と妖精 真実の樹下で約束を

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    ネタバレ

    アダムとイブのモチーフが生かされているのかな?
    いよいよ妖精国に上陸して、シリーズも大詰めですね。

    エドガーは記憶を失ってなお、リディアを愛せるのかな?
    きっとうまくいくのでしょうけど、もう一つ二つ試練がありそうですね。

    ユリシスの役割については、なんとなく展開が読めたのだけど
    なんとか助けてあげたくなるような、純粋な最期でした。

    ラブシーン、私はポールとロタの船上の場面がイチオシです。

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    2012年07月11日
  • 伯爵と妖精 あなたへ導く海の鎖

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    ネタバレ

    このシリーズで、今までで一番難しい内容になってるんじゃないかと思う
    もう読んでて頭が混乱しそう

    今回は甘いシーンももちろんないし
    ちょっとほっとしたのはレイブン、ケリー、そしてニコのやりとりくらいだわ

    もう思わずアーミンと一緒にエドガーがどこまで自分を保っているのか疑いたくなるし
    リディアと一緒にどこまでやっていけるのか、リディアがエドガーの一番の重荷になっているんじゃないかって思ってるところは心苦しくなるし
    ケルピーもプリンスの力にやられちゃうしで、もう

    エドガーがプリンスからリディアを守るために、必死に彼女に対する気持ちを隠してるって分かるまでどれだけやきもきしたか

    二人とも抱える

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    2012年07月09日
  • 伯爵と妖精 月なき夜は鏡の国でつかまえて

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    ネタバレ

    ハネムーンから帰ってきて、新婚生活がスタートしたエドリディ
    さっそく一緒に居る時間が少なくて、生活がズレてるってどういうこと!? 結局気持ちもズレちゃって・・・エドガーは何をしているのでしょうか??

    リディアが初心で、本編にもあるように、二人で穏やかに語り合うだけで幸せを感じられるという段階なのに、エドガーってば・・・
    まぁリディアも彼女が感じてる通り、もっと素直になれればいいのにね でも、単なるわがままじゃないかって思うのも分かるんだよね

    鏡像の皆が可愛かったな
    ポール(やリディア)にじゃれつくロタと、ニコに頬ずりするレイブン
    鏡の中のレイブンが羨ましがってるのもまた可愛かったな
    最後の

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    2012年07月04日
  • 恋はおとぎ話みたいに

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    レイモンが貴族然と自分の好きなものを集めてしまう物語に感じました。
    マイフェアレディもの。焦るところや落ち込むところもみたかった。
    雪奈は振り回されましたね。心身ともに。素直にハッピーエンド。

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    2012年06月30日