鳴海ゆきのレビュー一覧
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購入済み
電子で購入済みの文庫化でした…
気づかず購入した自分が悪いんですが、書下ろしが最後にほんの少しだけあっただけで、ほぼ電子で数冊に分かれて出されていたものの文庫化でした。
電子書籍で購入済みだったので数ページにこのお値段を払ったことになり、薄い本よりお高くついてしまった…。
中身は安定のメス花です! -
ネタバレ 購入済み
物語は面白かった。
ストーリーは好きだったのだけど色々と消化不良というかモヤモヤというか。
まずディルのキャラ設定がブレブレなのかギャップ狙いなのか分からないんですが恋愛モノとするならば無理があるかなぁと思います。彼の背景から考えると間違ってはいないですが正直なところ幼稚園児です。そこからアデルと触れ合い急成長となるならいいのですが悩んだりはしますがほぼ成長が見られません。言動も子供です。なのに気持ちだけが成熟していて色々アンバランスです。
アデルは幼い頃から苦労してきた事もありしっかりしていて面倒見も良く現実的です。可愛いです。
ただ恋愛面に関しては残念な感じなのでディルとの恋愛自体に無理がありました。
子 -
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ネタバレ 購入済み
ある意味タイトル通り
最初は流行りの婚約破棄から始まるのかもと思って読み進むと、王子は何か微妙な態度を取ってるしでどうなるんだと夢中で読みました。ロザは大好きな竜と故郷を一番に考えないと思って、王子の事を諦めるかけてた時にカルロが同じ竜好き仲間として信頼関係が気付いて、このままカルロを選ぶのかと思ったら結局元の鞘に収まって、カルロはただの当て馬という落ちに面白味がなかった。
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ネタバレ 購入済み
王道のお花畑ヒロイン
ヒロインを悪役令嬢物としてみると、何か違う感じがするが、王道の乙女ゲーや、それに因んだ少女漫画の、ヒロインとしてみるとしっくりきた。顔だけ悪役令嬢なお花畑ヒロインと、自分勝手な王子様が頑張る、よくある話。そういう観点で見ると違和感もなく読めた。
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ネタバレ 購入済み
根っからの悪人はいない
という本です。安心して下さい(笑)。
しかし、家賃を滞納している辺りで、普通に考えたら相続一択でしょうが。
おかしな意地を発揮する意味が解らない。
払えないのにどうするの?
仕事がない→生活費が払えない→当然家賃も払えない。
じゃあもう死ぬしかないじゃん。
その時点で現実味がないんだよな、この話。
この作者、実際の困窮者の立場が解ってないんじゃないの?
それを抜きにすれば、可愛らしいお話でしたよ。
父の後妻さんは自分なりに子供達を幸せにしたかっただけだし(後に反省して方法を変えてます)、祖母様は睨んでいたからどんな嫌がらせをしてくるのかと思えば結局「孫可愛い」の人。ツ -
Posted by ブクログ
気が付いたら異世界で、美獣がいて。
目が覚めたら、暴君のイケメンがいた。
主人公がすごいヘタレ…というか、上がり下がりが
ものすごく激しい主人公です。
豚もおだてりゃ…ではなく、自力で上がっていくというw
見てる分には愉快な人、かと思われますが。
全一人称、なので、それが苦手な人は辛いかも?
面白くはありましたけど、ものすごく主人公に
突っ込みを入れたい部分が多数ありましたけど。
男尊女卑の世界だからこそ、したたかに生きていく女達。
とはいえ、これは怖い…いや、女が二名だけですけど
片方が怖い怖い!!
人間、よい思いをすると、そこから動けませんし…。 -
Posted by ブクログ
両親を亡くし、結婚をさせられそうになっていた主人公は
憧れていた『乙女』になる事に。
心細くて、支えが欲しい、という気持ちは分かりますが
うっかりそこにすがると大変な相手です。
よくも説得してくれました、という感じです。
そして分かりやすく、俗物にまみれていますが
経営するうえでは、仕方がない事、ではあります。
相手が相手なので、恋愛があるわけではなく
頑張る乙女の葛藤と決断と行動力がメイン?w
とりあえず、あの男と結婚する羽目にならなくて
本当に良かったです。
確実に不幸な道一直線☆ な男でしたし。
人間生きるのに必死です、というのは誰しも同じですが
最低限の誇りと矜持は持ちたいものです -
Posted by ブクログ
己を知るため、飛び乗った馬車。
それは、とてもじりじりとした生活。
違う生活に飛び込んだわけなので、登場人物も
婚約者以外はいつも、ではないメンバー。
紫の彼は一体どういう人種なのか、という謎も
一応解けますが…更なる謎が。
全員そうだった、というのは、どういう事なのか。
王妃の言葉は何だったのか。
力を使わせようというけれど、どんな力が使えるのか。
シリアスな感じになっていますし、あっちが飛び込めば
こっちは追いかけて飛び込んでますし。
人も増えたので、もうちょっと危機感大丈夫?
しかしコバルト文庫なのに、お城側はシビアです。
もちろんな事なのですが、きっぱりはっきり言われると
もうち -
Posted by ブクログ
久しぶりに、嫁いだ姉が帰ってくる。
弟王子登場、姉登場、そして彼らの母親登場。
当然(?)姉の夫も付いてきたりで、その従者もいたりで
人が倍に増えていたり。
キャラが濃い…というか、被ってないので憶えやすいです。
昔の記憶合わせをしてみたり、別の場所では
明かしてはいけないロマンスが繰り広げられたり。
のんびり呑気なような世界でしたが
やはり制約はつきものだな、と。
どこもかしこもハッピーエンドだったりしたら
それはそれで怖いですが。
『隣』が一体どういう心理なのかも謎ですが
彼らの母親の行動も、謎。
ひたすらに謎が増えていきます。
はたして、最後に約束してくれた事は
次巻で果たされるの -
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Posted by ブクログ
ヒロインが抱える愉快な体質に惹かれて手を出しました。
世界観がなかなか凝っていて楽しかったです。
読んでみたら、悩殺体質のヒロインよりもヒーローの方がさらに厄介で面白い状況でした。鉄面皮で感情が出ない人なので、最初は何を考えてるのかわからず戸惑うばかりだったのですが、話が進むにつれてじわじわ感情が滲み出るようになってました。良い感じです。
しかし、ヒロインの目的が途中から自分のことそっちのけでシャムスの祝福を解くことになってしまっていたのが、不可解でした…。
ラージャは実はあまり自分の体質のことを気にしていないのか、シャムスに出会って本来の目的を忘れたのか。
ちょっと消化不良です。