あらすじ
【特典ミニ小説も収録!!】砂漠の小国バジの王女ラージャは、未婚男性が我を忘れて求婚してくるという悩殺体質。呪いのような体質に悩むラージャは、お伽噺に自分と同じ体質をもつ王女の話を見つけ、くわしく調べようと大国ロールーリを目指し旅立つことになった。その旅の途中、ラージャたち一行が出会ったシャムスと名乗る無愛想な青年には、悩殺が効かないようで? 新鋭が贈る、アラビアン悩殺ロマンス!
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Posted by ブクログ
ヒロインが抱える愉快な体質に惹かれて手を出しました。
世界観がなかなか凝っていて楽しかったです。
読んでみたら、悩殺体質のヒロインよりもヒーローの方がさらに厄介で面白い状況でした。鉄面皮で感情が出ない人なので、最初は何を考えてるのかわからず戸惑うばかりだったのですが、話が進むにつれてじわじわ感情が滲み出るようになってました。良い感じです。
しかし、ヒロインの目的が途中から自分のことそっちのけでシャムスの祝福を解くことになってしまっていたのが、不可解でした…。
ラージャは実はあまり自分の体質のことを気にしていないのか、シャムスに出会って本来の目的を忘れたのか。
ちょっと消化不良です。
Posted by ブクログ
買ったけど、表紙のシャムスが無表情でしばらく積読になってましたけど、
読んでみたら意外と面白くて一気に読んじゃいました。
魔精のルキスも予想はシャムスが好きでくっついていて、ラージャにヤキモチを妬くのかと思ったら、そうでもなくて、それとなくラージャとシャムスをくっつけてましたね。(放り投げですけど)
途中、ルキスの力の半分がラージャの近くにあるんだろうなっては思ってましたけど、あんな展開になるとは予想がついてなくて、シャムスが急に別人のように変わってしまった態度を取ったら、ラージャはかなり凹んだと思います。シャムスはラージャが犯人じゃないって知ってたのに、あれはないんじゃないかなぁ。
今月末には次巻も出るみたいだし、そっちは早めに読もうと思います。
ラージャに祝福を与えている魔精がでてくるのかなって思いますし、ラージャに群がる独身男性たちに心を乱されるシャムスをもっと見たいです。