婚約者の王太子セシリオに、避けられるようになった侯爵家令嬢ロザリンデ。彼の側には、聖女のようにもてはやされる令嬢の姿が。これって、事実上の婚約破棄ですよね? その顔立ちのせいで高慢令嬢に誤解されやすいロザリンデは、王都を去り愛する竜たちの待つ故郷に向かうことに。もう政略結婚相手に恋なんてしない。私には竜を溺愛する自由な日々が待っている!――はずが、竜の略奪事件が発生して!? 竜好き令嬢のドラゴンラブ! ※電子版はショートストーリー『僕と竜の内緒の話』付。
出だしの婚約者に冷遇されたヒロインのストーリーから最後はカルロとくっつくんだろうなと予想。読み進めるうちに王太子の一途な想いがひしひしと伝わってきて元サヤに戻ってくれてホッとしました。 ただあんなにカルロもヒロインのロザを想っていた風のに身を引いた切なストーリーは省かれててそこが少し残念でした。
ヒロインを悪役令嬢物としてみると、何か違う感じがするが、王道の乙女ゲーや、それに因んだ少女漫画の、ヒロインとしてみるとしっくりきた。顔だけ悪役令嬢なお花畑ヒロインと、自分勝手な王子様が頑張る、よくある話。そういう観点で見ると違和感もなく読めた。