賀東招二のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
300万人動員という非現実的な状況に対応しようとした西也に無情な現実が付きつけられた、そんな過酷な8巻である。
あの自信過剰な彼をして「地獄を見てきた」と言わしめたリアリズムに基づく物語は、前回の苦悩に勝る展開だった。解決策は提示されず、不安を覚えながらも決断して進む彼の姿は非常に眩しいものがある。
いすずとの関係、ラティファとの関係などもリアリズム的な微妙さを孕んでいて、少しそうした匂いが漏れた文化祭の一幕などは秀逸な描写であった。ライトノベルというより、ジュブナイル的な若さがそこにはある。
文句なしに星五つである。
ただ、あまりにシリアスが続いているので、もう少しまったりできる -
-
-
-
-
-
-
-
-