賀東招二のレビュー一覧
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順調に来場者数を伸ばす甘ブリ。しかし300万人という数字には到底届かないと知る西也は、EXODUSを検討する。
しかし候補地で見た未来の「さなブリ」の果てには老人となってもその土地から離れられずにいる西也の姿があった。
一方、高校の文化祭で西也のクラスは喫茶店をやることになりいったんはマネージャを引き受けた西也だが、甘ブリに専念するため結局断ることに、文化祭の当日、ギスギスした雰囲気にラティファは心を痛め謝罪する。
300万人という目標に対し西也は、甘ブリ本体で260万人、渋谷の劇場跡地に甘ブリ出張所をつくり40万人という、さらに無茶な計画をぶち上げる。 -
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いよいよ最終章となるフルメタル・パニック!シリーズ長編第十巻。下巻、つまり最終決戦の準備をするような巻なので、激しい部分はほとんど無い。その分、丁寧に最終決戦前の各キャラを描写している。SF的な要素が出てきたとしてもファンタジー一辺倒ではこの作品らしくない。「ファンタジーがかった事実」を各キャラが受け入れていく様がしっかり描かれることで、しっかりと最終決戦で争われるテーマについてこの作品に「なじませる」過程を描くことは何よりも重要ではないだろうか。主人公らしく、宗介も今までにないくらい悩んでいる。そこもまた、「最終章」らしい所なのだろう。
こちらが求めている準備をしっかりしてくれているこの作品 -
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「ささやかれた者(ウィスパード)」の核心にせまる長編第十巻。ここまでしっかり説明されてきたオムニ・スフィアの設定をうまく活用し、レナードたちの狙いが明らかになるというクライマックス手前として申し分ない話だった。未来的な技術を知る理由としてもわかりやすく、またかなめの変化がクライマックスにふさわしい形にすることにも繋がり、その設定のうまさにうなる。
宗介達があまりAS戦が出来ない状況で、派手な戦いにできないことを緊迫感のある狙撃戦という形で盛り上げている点も好印象だ。狙撃の描写として「読み合い」がどうなるか、という辺りは(現実はどうか知らないが少なくとも作中における)リアリティの高い描写で興奮 -
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ネタバレ鋼鉄の巨人、あるいは棺桶を駆る傭兵達の戦場―
ロボットに乗って戦う物語、戦場を描いた作品は多々ありますが、戦争というものはたった1機のスーパーロボットが敵を倒して終わるものではありません。ガ○ダムばかりで戦うわけではありません。多くの兵士はス○ープ○ッグに閉じ込められながら血反吐を吐いて戦っているのです。
というわけで、TRPGフルメタルパニック!のリプレイ新シリーズ。
今回はプレイヤー達は皆傭兵として熾烈極まりないデスマーチに赴きます。選ばれた特殊傭兵部隊でもなく、秘密試験部隊でもない。与えられた物資でたくましく戦場を生き抜くヤツラが主人公。
それを表現するため、あえて最新型の第三世代A -
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ネタバレ懐かしくなるリプレイだなぁw 世界設定的な意味でw
原作に触れてないのですが、普通にSFロボットものTRPGのリプレイとして楽しめました。
というか、世界設定が20世紀末なもんでその当時の世情やら生活、果てはデータのやり取りに使われていたメディアがなんだったか、みたいなネタまで飛び交い、懐かしくなりつつ笑っちゃう。
そこをさて置いても、学園生活という日常と、戦場という非日常が交錯する異様な状況を本当に楽しくプレイングされています。
クライマックスの盛り上がりもあり、これは続編が楽しみな1本です。
というか、ヒロイン多すぎやなぁ、このリプレイw -
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