山本康正のレビュー一覧
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冒頭から自身の想像が及ばない、Back to the future 2さながらの未来模様に度肝を抜かれた。今まであまり社会に関心がない世間知らずの身としては眉唾物に感じだが、改めて考えてみると、近年の情勢や技術革新を見ると十分にあり得ると思えて、少し怖くなった。ボーッと生きていると近い将来化石になると思い、もう少し世の中に目を向けて、時代においていかれないようにしようと思わされた一冊。投資のヒントや、淘汰される、また台頭する職業など幅広く学ぶことができ、自身のワークスタイルの見直しややスキルアップについてもじっくり考えてみようと思った。
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テクノロジーで世界は変わっていく。AI+5G+クラウドがこれからの世界を劇的に変える。それぞれのテクノロジーの基本的なところをわかりやすく解説している。ただ、既に概要を知っている人には、やや物足りない内容かもしれない。
ガラパゴスに始まり、海外で起きているテクノロジーの進化から目を背けているかのようにさえみえる最近の日本。ニュースを見ても、ほとんどは内向きの議論であり、村社会の中での悪者探しに多くの貴重な時間を割いているように見える。情報への感度を高め、もっと海外で起きていることに好奇心を持つことが、何としても必要だ。
本書前半の著者の半生の紹介は、まさにそういう人として著者が生きてきたこ -
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良書。たしかにそうだよなー。と思うことが多い,
・海外の企業の多くは自社でITエンジニアを抱えるが、日本はほとんどアウトソーシングであり、DX化が進まない。上手く活用できない。
・時価総額とは未来の利益を合計したもの
・RAAS b8taなど、販売のサブスクを提供し、メーカーはリアル店舗での客の行動を把握してデータ収集などに役立てる(新宿マルイに出店)
・テクノロジーとビジネスは両輪と見なして、一緒に回すことが大事。大学と企業の関係に改善を!
・(感想)ジョブローテーションが時代に即していない。専門性が何も身に付かず社内スキルや社内向けの仕事ばかりを習得し、転職などできない。(会社 -
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まず、筆者の経歴に驚かされる。
院卒後、銀行のアメリカ現地法人に就職。
その後、ハーヴァードで公衆衛生を学び、修了後グーグルに入社。
在学中には医学系の研究所だけでなく、ベンチャーキャピタルやか感染症対策のグローバルファンドにもかかわる。
こうした経験から、テクノロジーとビジネスを繋ぐ仕事が必要と感じ、現在は投資家として活躍。
なんとまあ、輝かしく、刺激的な。
要旨は、5GとAI、クラウド・ビッグデータがつながる2020年代前半に、大きくビジネスの地図が変わるということ。
ビッグデータを持ち、それを解析できる企業が覇権を握る。
製造業も、金融業も、IT企業の一部門となる時代がやってくるとい -
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【考えるは無限大】
凄まじい勢いで成長しているのがテクノロジーの世界です。
他の分野でこのように成長著しい分野はありません。
統計的なものは劇的変わるでしょう。
データもサンプルから判断するのではなく、母数はすべてになります。
つまり、現実(すべての事象)を見て様々な切り口でデータを並べるだけになります。
存在する空間すべてをデータに変えてしまうのです。
プライバシーはないと考えるのが正しいかもしれません。
すべてをさらけ出し本当に望むものをレコメンドしてもらう。これがいいのでしょう。
人はデジタルという無限に広がる宇宙空間を創り上げました。データとして無限大に入れ込むことができます -
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<目次>
はじめに 2年後のビジネスは三角形を中心に進む
序章近未来に必ず起こる7つの大変化
第1章テクノロジーとビジネスの交差点
第2章基幹テクノロジ-の進化史
第3章近未来を創るテクノロジー①AI
第4章近未来を創るテクノロジー②5G,クラウド,ブロックチェーン
終章テクノロジーの進化を見定める
おわりに
P56 パブリックヘルス
社会の健康、個人の健康→健康的なXX
P56 情報の非対称性
片方のみが知っている情報
P72 エコシステム
複数の企業が協業し、参加企業それぞれがもつ技術を
効果的に生かしながら、共存共栄を狙う仕組み
P76 マテリアルワー -
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現実多くの成果(仕事)は生成AIによって社会が変わりつつある。その条件は人間がインプットする条件・内容によることだ。本文では「プロンプトエンジニアリング」という新たな職種が重要視されるとしている。生成AI/エージェントにより自動的に生成されることで、最も恐れることは「考える・思考する」という人間の思考回路が失われていくことかもしれない。便利で、楽な生活環境を実現している世界は、逆に多くの職種が生成AI(ソフト)と自動生成化(ハード)に置き換わることだ。実際、小説家、イラストレーター、新規企画者・アイデア創生などは生成AIでいくらでも創出でき、人はそれを選ぶだけの世界がすぐそこにあることだ。いわ
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スタートアップでは、アメリカと中国が世界の中心で、アメリカではほとんどがIT技術を活用した事業で、特にビジネス展開の結果入手するデータを活用してさらにプロダクトの価値を高め螺旋状に企業と事業の価値を高めていく戦略にのっているように感じた。
中国はアメリカの真似をし、アメリカ帰りの起業家人材、通称「ウミガメ」をうまく活用し、巨大な国内市場を強みに閉鎖的に国内企業を優遇してスタートアップを次々と育成し、スタートアップ側も、政府に禁止されていないことは何でもトライして禁止されればさっさと撤退するというしたたかさで新たな事業領域を貪欲に開発している。
日本は出遅れ。SVFが群戦略でどこまで世界の台風の -
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テックジャイアントの経営が曲がり角だという。しかしながら次のステップがどうなるのかは正直読めない。
生成AIについては、様々な考察がなされているが、その情報も日々変化しているため、本当の意味で未来を見据えた意見なのかどうなのか、一般の我々では判断がつかないだろう。
書籍で読んだ場合、情報だけで捉えると何テンポも遅いかもしれない。
しかし、最新情報に拘らず、基本を押さえたり、歴史の流れを見たり、全体を網羅的に把握するためには良いと思う。
実際にテックジャイアント(日本では「GAFAM」の方が伝わりやすい)は、今後も継続的に成長し続けられるのかどうか。
Facebook(現Meta)については、メ