山本康正のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【読書目的】
・企業について知りたい。その動機がこの本をクリックまで持ち込んだ。
広告でJALとANAの違いという本が出てきたから、「確かに、名前だけ知ってる企業で実はその企業がどういう特徴かをわかっていない」と思った。
そして今後はどのような企業が求められるのかが気になる。そこに営業に行きたい。そこを見極められる人間になりたい。
だから、この本をきっかけに営業ルートの開拓、社内で「なぜこの会社に営業に行くかの根拠づけにしたい」
【感想】
んー、微妙である。具体例が少ないのか、もっと深掘りして欲しかったのか、何かが物足りない。
顧客情報をたくさんかき集めてそれを活用してプラットフォーマーになれば2030年も生き残るよ。各業界の参考例を出していただきましたが、あまり集中して聞けなかった!
記憶に残ったエピソードは[トンネル工事]での下請け探しです。プラットフォームがあれば下請け探しの時にトンネルが得意な会社や人を見つけることができる!というような趣旨でした。そりゃそうだ。
ただ現状はそんなに広い業界じゃないから口コミで広まることの方が多い。
そして結局は価格競争になっているところもある。
Netflixの話はよく聞く話で視聴した人の情報を掴んでその人へのおすすめをすぐに流せるようにするアルゴリズムを組んでいる。
-
Posted by ブクログ
Web1.0=企業などが発信した情報を、一方的に閲覧するだけ
Web2.0=企業などが提供するサービスを使って、誰もが情報を発信でき、双方向のアクションができる
Web3.0=ブロックチェーン技術を使った、分散化されたオンラインエコシステム
GAFAMのような一部のテック企業などのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)などを活用し、消費者も情報の発信者となるのがWeb2.0の世界です。
これに対して、一部の企業に頼らずに、ブロックチェーンをAPIのように組み込み、認証や決済、各種手続きなどを実装した状態への移行を目指しているのがWeb3の世界といえるでしょう。
Web1.0からWeb3の枠組みを極端に簡略化して、「地図サービス」に置き換えて捉えてみましょう。
Web1.0は、単に地図の画像をそのまま載せたものでした。続くWeb2.0は、グーグルマップのように、全地球測位システム(GPS)や消費者の口コミ、様々な予約サービスなどが使える地図サービスです。
Web3では、それらに加えてブロックチェーンを活用することで、決済や土地の登記までも管理者不在でできるようになった地図サービス、とイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。
多くのDAOはブロックチェーンのスマートコントラクトと呼ばれる機能を使っています。参加者には、目的達成への貢献度に応じて、対価としてトークンが発行されます。トークンは法定通貨に換金して引き出すことも可能です。
■新しい組織形態であるDAOの5つのメリット
①フラットな組織運営
「ガバナンストークン」という権利が付与されたトークンを保有すれば、投票システムなどを通じて誰であっても平等に意思決定に参加できます。また、オーナーシップと報酬が分散される工夫をすれば、特定の上位層のみに権力や意思決定が偏る事態を少なくできます。かたよ
②オープンアクセス
制限なくインターネットに接続できる環境であれば、誰でもDAOのガバナンストークンを保有して意思決定に関わることができます。試験や面接の必要もなく、世界中の人々が参加できます。物理的な場所に縛られないため、世界中から人を集めることもできます。自分の専門性を生かして活動できることもメリットでしょう。
③透明性
DAOの取引はブロックチェーン上に設定された「スマートコントラクト」という機能によって自動的に実行されます。また、意思決定や投票はすべてオープンな場で行われ、履歴が記録されます。そのため、運営における透明性の高さ、それによる不正が起こりづらい仕組みは、DAOの大きな特色です。
④匿名性
一見すると「透明性」と矛盾するようですが、DAOでは匿名性も認められているため、実名、性別、年齢、国籍を明かさずとも、匿名のまま参加することができます。身元を明らかにすることが大前提である株式会社ではありえないでしょう。外から見えるのは「ウォレット」(トークンを取引するための仮想の財布だけです。
⑤ スピーディーで身軽に活動できる
会社やプロジェクトを立ち上げようと思ったら、様々な手続きとコストが発生します。しかし、DAOであれば部署間の根回しなどは考える必要がありません。思い立ったらスピーディーに新規事業を立ち上げることができ、設立コストも非常に低く抑えられます。資金調達もスピーディーに行えるため、スタートアップ企業が外部も巻き込んだプロジェクトを立ち上げる際にも活用できます。また、一つのDAOだけではなく、様々なDAOプロジェクトやコミュニティに複数参加するほうが多数派です。
もう一つ、私の同僚で、日本でも『侵食される民主主義』(勁草書房)という本が翻訳されたラリー・ダイアモンドという政治学者がいます。彼のグループが行った研究によると、支持政党の違う人々であっても、10~15人ほどの規模で同じ部屋でじっくり話し合えば、お互いの意見をある程度理解し合えるし、相手の背景や立場も見えて落としどころが見つかるそうなんですね。ところが、ネット空間だと、顔も知らない同士が極端な主張をして攻撃し合うだけ、ということがわかったんです。 -
Posted by ブクログ
自身の仕事や生活がテクノロジーの影響を受けるだろうと感じていても、具体的な対策は考えられないものだ。
つまり本当の意味で「世界はどう変わるのか」について、理解出来ているだろうかという話である。
実際、技術的な小難しい話をしたい訳ではない。
「もし〇〇が起きた場合、社会はどうなるだろうか」という想像力を働かせるだけでいい。
「自分の仕事にどういう影響があるだろうか」と考えるだけでいい。
これだけでも今後の世界を生き抜くヒントに十分なるはずなのだ。
違いは「考えたのかどうか」だけなのである。
つまりそれだけ「考えてない人が多い」という裏返し。
今の世の中「思考停止」に陥っている人がどれだけ多いのかと感じてしまう。
これは自分自身の反省も込めている。
どこか面倒なことから目を逸らしていないだろうか。
そんなことも考えてしまう。
著者は優しく「こう考えるといいよ」とアドバイスをくれている。
この辺はテック系を追いかけている人や「そんなことは知っている」という人にとっては物足りかもしれない。
自分自身は復習の意味も含めて、改めて本書を読んだ感じだ。
ついつい日常生活を送っていて、しかも自分もそれなりに年齢を重ねていると「今が永遠に続く」と勝手に錯覚してしまいがちだ。
そんなことは根拠がないし、そもそもあり得ない。
歳を取ると変化に疎くなっていくのは世の常なのだろうか。
だからこそ既に知っていることであっても、定期的に脳を刺激してあげないと、ついつい変化を拒んで楽な方向に向かうということではないだろうか。
これは筋トレと似ているかもしれない。
筋肉を増やしたいなら、効果的な筋トレをする以外の方法はあり得ない。
ついつい、食べ物とか他の方法で筋肉が付く気になるが、それはただの幻だ。
他の方法とはあくまでも筋肉増大を補完することに必要であって、それ単体で筋肉が増加する訳ではない。
必ず必要なことは、自分の筋肉へ適切で効果的な負荷をかけ続けることである。
多少話が飛躍しているが、これらのことは未来を想像することと実は全く同じことなのではないだろうか。
常に冷静に広い視点で考え続けることを放棄してはいけない。
今の状態が永遠に続くと決して思ってはいけない。
根拠なき願望は「お金が天から降ってくればいいな」と願うことと同じくらいバカげたことだ。
確かに本書に書かれたことは、他の本でももっと詳しく書かれているし、更にいうと「〇〇の視点が抜けている」と指摘することもできるかもしれない。
しかし本質はそれではない。
テクノロジーは確実に我々の生活を変えていく。
そのことにどれだけ真摯に向き合って、自分自身がどうやって対応していくかを考えることだと思う。
本書は今の進化を網羅的に解説している。
全体の状況を知って、まずは思考実験から開始するならば、十分に読みやすい本だと思う。
未来に夢を持てるように。
その時に自分がどんな生活を送れているか、そのことにワクワクできるように。
そんな想像をしながら本書を読むことが大切と思う。
(2022/4/12)