山本康正のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今までは、何となく聞いたことあるな程度だったESGやテクノロジーなどの理解を深めることが出来た。
特に、社会問題を解決するために、テクノロジーをどのように活用できるのかという点を実際の企業の例も踏まえて知ることが出来たので、イメージしやすかった。
日本だけでなく、海外に視野を向け、情報を
収集していくこと、実際に新たなテクノロジーを知り、使用してみることなどが大切だと理解した。
企業を見る視点としてESGやテクノロジーの視点を持つこと、また、企業側として自分達に何ができるの考え続けていくことが必要だと感じた。
今後も、ESGとテクノロジーに注目していきたい。 -
Posted by ブクログ
刊行から1年もたっているので、動きが速いスタートアップ界隈の状況はだいぶ変わっているかもしれない。が、さらっと米国・中国の状況を理解するのに役立った。
意外に面白かったのが、欧州の状況で、海外送金のスタートアップ「Transfer Wise」(英)は、かなりいけそうな感じ。なんで爆発しないのかはちょっと不思議。企業の経理がかなり保守的なのもあるか…。貿易金融みたいに、相互に信用できない(かもしれない)相手との取引には使いづらいのかも。
もう一つ、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)に関する記述も参考になった。あれだけ巨額のベンチャーファンドともなると、「投資先が探しにくくなるという壁 -
Posted by ブクログ
ESG、SDGsの必要性については十分に理解しているが、そこに至った背景やグローバル視点で遅れをとっている日本社会への問題提起について参考になった。ESGはこれまでのCSRやCSVのような一種の企業のブランディングのレベルでなく、推進しないと沈んでしまう、社会から排除されるほどのテーマであるとの意識のもと取り組んでいく必要がある。
タイトルにある5つのテクノロジーについてはサラッと概要が解説されているのみ。
○メモ
・ESG投資の拡大の要因は、金融機関が先駆け(国連が機関投資家にESGを評価に反映させるよう規定したこと)
・短期的な利益の追求でなく、長期的で持続的な視点の重要性(リーマン -
Posted by ブクログ
SDGsやESGのことを扱った本であるが、とても勉強になった。日本人はあまり真正面から扱おうとしないので、ますます置いていかれることになるのだろう。
なにしろもうEVの勝利が確定しているのに日本だけ(トヨタだけ)が水素エンジンの普及を中途半端に目指している。ガラケー全盛時代に「スマートフォンなんて普及するはずない」って言っていたのを思い出す。
日本は「間違いが叩かれる社会」なので、「沈黙は金」なのだが、世界では「沈黙は賛同」とみなされるのだ。自分たちが行動しないということは、他人の利己的な行動を許すことに繋がってしまう。
自分たちと違う存在に「レッテルを貼って分断を作り出している -
Posted by ブクログ
山本さんのことは以前から知っていたけれど、単に投資家でエリートな人なんだなくらいにしか思っていなかった。
が、今回この本を読んでグローバルな視点で環境問題や人権問題など現代社会での課題に対してなんとかしたいという熱い思いを感じた。
この本では、最近流行りの「脱成長」を進めると、世界中が資本主義経済が進んでいる中で日本だけ取り残されるリスクが高く、むしろテクノロジーや科学を駆使して課題解決に向かっていくべきだという視点で話をされていた。
実際に環境問題に取り組んでいる数多くの例を紹介してくれており、私たちがどう向き合っていけばいいかのヒントを得られたような気がした。
個人的には日本というロ -
Posted by ブクログ
昨年11月に出版された本なのですが、ある書店で平積みされていたので今日新刊と感違いして購入しました。まあこの手の本は新しくないと価値がないのですが、この本の情報はまだ陳腐化していませんでした。
ただ少なくとも2025年までには陳腐化するし、この数ヶ月で新しい注目すべき企業もあまた誕生しているのだろうけれど、この本で取り上げられている11社は「最先端」を走り続けています。
2025年なんてあっという間に到来しますが、実際に見える景色は今とかなり異なっているだろうなと思います。一つは自動車がどうなっているのだろうか?もはや現在の日本にとって唯一の経済の柱といってもいい自動車が、どうなって -
Posted by ブクログ
ネタバレ挙げられた11社の中でも特に巨大なGAFAは、既に持っているデータを活かし他サービスでも優位性を持つ。そのような企業は走るためのパワーもスピードも圧倒的で他企業を淘汰していく。ベンチャーの勢いすらもたもたしていると席巻されてしまう。
そんな世界で生き残る術はなにか。
日本もアメリカのように、次々と新しいビジネスを生み出す土壌や文化が必要ではないか。
総務省はGAFAなどに対しプライバシーの規制を強める方針を発表した。
法律はGAFAを脅かす存在までにはならないだろう。
zoomやインポッシブルフーズなどニッチ分野で急速に事業を拡大しない限り、インスタグラムやyoutubeのように淘汰される世