勅使川原真衣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ最近人生の成功とはなんぞやとモンモンとしていたところにこの本に出会いました。
読んだ結果、成功だのエリートだのと悩んでいたのはつまり、自分がいまやっていることが正解なのかわからず不安だったからなのでした。
世の中にはコンプレックス産業というものや、正解のわからない企業に正解的なものを教えるコンサル事業というものがあり、人々はいまのまま行けば正解ですよと言ってくれる安心感を求めているそうです。
この本に書かれていること大体に頷けて、いい企業、安定した仕事に就くことだけが成功ではないことはわかりましたが、だからと言って「成功と幸せは違う、幸せはお金じゃない」と安易に理解するのはうーん。お金がないと生きられないし。
結局自分がやりたいこととお金と家庭と、、と人生のバランスを上手にとることが幸せで成功なのかな。心の平穏。 -
Posted by ブクログ
よくある自己啓発本のように「成功とはこういうものだ」という答えを教えてくれる本ではなく「成功とは何だろう?」と問いを投げかけてくる一冊。成功者の言葉を鵜呑みにする前に「本当に私が欲しい成功とは何なのか」を考えさせられた。私は社会的地位や肩書きよりも、自己実現や充実したライフスタイルを大切にしたいと思った。また、自分なりの成功を追い求めたいと思いながらも「失敗はしたくない」「報われない努力はできるだけ避けたい」という気持ちがあるため、自己啓発本を読んでは効率の良い成功ルートを探して自分も変われるかもしれないという希望を持って満足してしまうことが少なくなかった。成功する方法ばかりを探し続けてどれだけ成功者の考え方を知っても、実践しなければ現実は何も変わらないという当たり前だけれど大切なことを改めて実感した。自己啓発を読むこと自体が目的になってしまうと、成長ではなく自己満足で終わってしまう。これからは自分が本当に目指したい人生に必要なことを一つずつ実践していきたいと思う。
-
Posted by ブクログ
題名にある通り,リーダーの役割についてケースごとに解説してくる一冊.会社で働く以上,組織に属することは避けることができず,自分と合わない人たちと頑張ってすり合わせていく必要がある.特にリーダーは様々な人を巻き込みながら,前に引っ張っていく必要があり,衝突や交渉を重ねなが戦っていく.リーダーに求めらえれるのは自分の当たり前を見直す能力であり,ありきたりだが,当事者の目線で物事を考えることで考え方の違いを受け入れることだと本書は述べている.
自分とは異なる何かしらのインセンティブやモチベーションで動いていることを理解して対話をすると,無駄な衝突などを避けて仕事を順調に進めることができるかも?? -
Posted by ブクログ
頭がいい、って一体何?
ChatGPTに尋ねてみたら、10個くらい出してくるそうです。
人によって定義が全然違う!ってこと。
それほど曖昧なのに、皆の中で大事に扱われる“頭がいい”
僕は18歳までの思春期の時間の多くを、勉強で評価するから、だと思っている。
日本の全員がこれで評価されるレースに参加してきた。
そんな共通言語は他には一切ない。
18年かけて、皆の頭に刷り込まれている。
バカの壁に始まる “頭がいい”ブームの起こりを紐解きながら
曖昧なのに評価に使われ、社会を息苦しくしている
とこの本では論じられている。
学生時代に勉強の評価が高かった人は
「頭がいいことはいいことだ。これは自分が勝ち取ったものだ」と主張する。
学生時代に勉強の評価が悪かった人は
「頭がよくても仕事ができなきゃ意味がない」と主張する。
これはポジショントークであり、どの立場の人も自分自身を肯定したいだけだ。
本屋に行けば、頭がいい、という本が山積み。
頭がよい、が世の中に求められていることがよく分かる。
結局は、この“頭がいい”を評価に使用している人は
それをアイデンティティーの1つとして誇りに思っているし
何ならそれで得をしてきた人たちである。
猫も杓子も頭がいい必要などなくて
それぞれが自分の持って生まれた能力を上手く発揮すれば、それで十分だと思う。
だからこそ、“頭がいい”に惑わされないための1冊 -
Posted by ブクログ
個々の能力を追い求めるでなく、共創を心がける。
頭が良いという言葉はよく使われるが、果たして何を指すのか、本書はまずベストセラーなどを通してそれを解きほぐそうとする。結局、環境や時代により求められる頭の良さも変わる、というのは、ある意味身も蓋も無いが個人的には納得感がある。
この実態の知れないものを追い求めていくのは、息苦しさに繋がるということ、そこから距離を置く対策が、個々の悪いところを認め合い協力していくということも、分かるなと感じた。
一方、本書のコラム部分を読んでいて、某紙を長らく読みときに寄稿もされているというのを知れたのは、ある種収穫。
この著者の本を何冊か読む中で、概ね同意できるが一定の距離は置きたくなる要因が、今回で納得できたように思う。 -
Posted by ブクログ
・ジャッジする手前の「違和感」の状態で、相手にボールを投げるというトレーサブルなスキル。そうすることで、違和感が積もる前に、「私の問題」から「私たちの問題」へと提起できます。そこから「じゃあ、どうしようか?」と現実的な方策に話が進むのです。
・「言わなくてもわかるでしょ」「察してよ」というのはマネジメントの怠慢。そもそも、自分の「当たり前」と相手の「当たり前」は違う
・期待値を変えたほうがやりやすいかもしれない
・誰と誰。誰と何を組み合わせると、見たことのない景色をみんなで見ることができそうか?
・この人がこのチームの中で発揮しやすい「機能」はなんだろう
・面談:部下の成長を牽引する
相談:部下の行動を引き出す
雑談:心理的安全性を構築する
対話:部下の内省を促す
・すんなり伝わらないことを受け止め、相手に伝わるように振る舞いを変えるほうが。よっぽど職場は良くなります。思い通りの反応が返ってこないからと言って「あいつはコミュ力が低い」と即断するのは、関係性の問題を、相手のコミュ力の問題にすり替えているだけです
・すごいすごくないでなくて。「自分にはできなかったな、ありがとうございます」と思いあえるか
・Playfulnessの4つの次元
1.他社指向性(緊張を和らげ、職場の雰囲気を明るくする)
2.軽快さ(計画通りにこだわらず、その場のアドリブを楽しむ)
3.知的探求(困難な問題をパズルのように楽しむ)
4.異質への開放性(今までにないパターンと遭遇しても拒絶 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者のいう「能力主義」は、一元軸で人を評価し選んでいるという考えと理解した。概ねその通りだと思う。
そこに、これとは違う考え方(価値観)があってもいいということを、(実話を混ぜてつくった)対話を挟みつつ述べていく。今までに読んだことのない視点で、興味深い。
確かに仕事は1人の能力、努力で完遂できるものではなく、そこに例え難しい技能を必要としないものがあったとしてもそれをやらないとできないわけで、特許数とか多数の契約をとってくるとか、成果で評価され続けるというのは違うな、と自分の仕事を振り返って考えるなどした。
今まで成果って不平等だよな、と思いつつ深掘りして考えたことがなかったので、モヤモヤが腑に落ちた感じ。
ただ、この考え方を実践する、あるいは普及させるとなると難易度は高いと言わざるを得ない。著者もそこは察してる様子。資本主義で、目に見える儲けが重要視されてしまいう以上、能力というか成果主義になるのは仕方ないのか。
また少しして著作がでたら、読んでみたい。このまま、難易度高い考えを広めるべく動き続けるのか、何か新たな考えをもたれるのか。
もしあれば現場の声を聞き続けた、続編も読みたいと思った。 -
Posted by ブクログ
能力の優劣によって選び選ばれて分配の量が決まる社会は間違っているのでは?という内容。
働くということは個人で成り立つものではなく、複数人で協力して成しうる行為であるから、優秀な人を1パターンと捉えるのではなく、様々な人を受け入れるべき。成功パターンを押し付けるのではなく、その人にあった仕事を割り当て、働きやすくなるようサポートすることが大事。
内容は理解できたものの、能力主義から脱するのは難しいんだろうなと。
様々な個性の人を受け入れようといっても、
例えば採用の場合は採用人数に対して、多くの応募者がいた場合にはより能力がある人を選ぶしかないだろうし。
ただ、能力って何だよ!とは本当に思う。結局は面接でしか判断できないものなので、どんな能力よりも話力がある人が有利なのかなと。