学術的ではない構成でビジネス書の体裁を取りつつメッセージを伝えようとしているのはわかるし、趣旨としては仕事の場を「強い自己責任」をベースにした孤立した個人同士の集団から、繋がりの中で弱さも含めた互いの個性をうまく繋ぎ合わせるエコロジー的な場の形成へ向かわせるといったものだとなんとなくわかるのだが、展開が非常に読みづらい。あるいは、橋本治みたいなスタイルを試みようとして力およばずうまくいってないような感じ。どっちかというと「生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ 」(講談社現代新書)などのほうを薦めたい。